自然の力と意図の存在を教える大規模地震の仕組み2

2)月と太陽の影響の実例
10万人以上の死者を出した世界の地震の例における月と太陽の位置

 以下の7例が10万人以上の死者を記録した地震です。順番に説明します。

中国華県地震     83万人 1556年  1月23日 朝の発生  M8
ハイチ地震      32万人 2010年  1月12日 16:53 M7.3
中国唐山地震     24万人 1976年  7月28日  3:42 M7.8
中国海原地震     24万人 1920年 12月16日 19:05 M8.5
アゼルバイジャン地震 23万人 1139年  9月25日 新月    M6.8
スマトラ沖地震    23万人 2004年 12月26日  7:58 M9.1
関東大震災      11万人 1923年  9月 1日 11:58 M7.9

中国華県地震     83万人 1556年  1月23日 朝の発生  M8
 この地震は構造線型の地震です。時期が古いので朝としか分かりませんが、太陽の月の位置から推定すると、月例10.5で月の出は15時41分です。構造線型の地震は月と太陽の合成力が地平線の方向が効果的ですが、角度の開きが90度を超えると片方に合わせる方が効率が良いかも知れません。その場合日の出の時刻になります。
 10時過ぎだと地平線に向かう角度ですが、どちらかは不明瞭でした。歴史の記録は丹念に調べると早朝かお昼近くかは調べられる可能性もあるでしょう。死者が多いのでもう少し調べたい地震です。
 この地震を起こした構造線は、一方が今動きを心配している広東から伸びる構造線です。他方は遠くインド洋中央海嶺からであり、ヒマラヤを経由してチベット高原に数多くの構造線を残している種類の物です。中央海嶺は広いので北京を今回動かすタイプと平行に走る物になります。それぞれが強い力を持ち、広東の物は広東に平野を作るほどです。
 この地震にはもう一つの特徴があり、3本目の主要構造線が走っています。マリアナの南側から届く構造線でありチベットからの土砂のはみ出しを遮るほどの構造線です。3つも複雑に絡んで動かしたので、被害地域を広げたのでしょう。
 地震としては複数の構造線が走っているので、広域に揺れを広げるタイプの地震が起きた場合に、ここまでの広い範囲での大きな人的被害であった可能性があります。月と太陽としてはその場合太陽を昼に選ぶか月を南中に選ぶでしょう。これは明確に否定できるので、広域に揺らせる10時前後に感じられる状況です。

ハイチ地震      32万人 2010年  1月12日 16:53 M7.3
 この地震は海溝型の地震であり、月齢が26.6で月と太陽の中間が水平方向に向く地震です。この場合、被害域を狭くするためにこの配置を選んでいると思われます。マグマ溜まり型の地震なので、大きく揺らす場合は3~9時間前が相応しく、これ以上の広域地震と被害者数も多くなったでしょう。
 この種の説明は今は信じにくいかも知れませんが、地震科学としては死者の数を減らす努力がこの条件には現れています。

中国唐山地震     24万人 1976年  7月28日  3:42 M7.8
 月齢は1.1で、地震発生は日の出の約1時間前です。月はこれに遅れて1時間後の月の出です。力の方向としては地平線よりも少し低いですが、前後1時間を考えると水平方向の破壊を意識した配置でしょう。あと1時間遅いと、さらに震源地での被害が大きくなる揺れになるエネルギーを発生できたでしょう。
 この地震は北京を通り、海を渡って大連、ソウル、大阪を通る主要構造線です。各地に平野を生み出すほどであり、大きな力を持っています。2018618で偽善の側が起こしたかった大規模地震に出来る構造線です。大阪でこの地震クラスを起こしたかったのでした。準備の地震も含めて発震時間を善の側に狂わされたために、大阪では少数の被害でした。別途項目を設けて詳細を説明します。
 他方の構造線は、ヒマラヤから北京にいたる物と平行に走る目視できる構造線です。主要構造線の重なりなので、その結果でこれだけの被害になった物と思われます。

中国海原地震     24万人 1920年 12月16日 19:05 M8.5
 月齢は5.7で月と太陽の位置を合成すると、地平線よりも少し高い程度です。これだと構造線の地震を大きくする位置です。こちらもあと1時間遅いと、もう少し揺れが大きくなって被害を広げたでしょう。
 この地震も華県地震と同じマリアナの南からの構造線の影響を受けているでしょう。もう一つは中国で最も目立つレベルの上海からインドの北西側に到る構造線です。さらに悪いことに、ここにインド亜大陸の押しの力が山脈の延長として届いているはずです。
 これらの動きの交点として、大きな被害につながる構造線の複数の複雑な動きを生み出した結果でしょう。

アゼルバイジャン地震 23万人 1139年  9月25日 新月    M6.8
 この地震で明確なのは、新月の日に起きたという程度です。主要構造線は、イギリス付近を経由する大西洋中央海嶺からの物であり、バクー付近でカスピ海を横断している目視できる強い物になります。他方はアンカラ付近を通りギリシャ付近の中央海嶺でしょう。マルタ島とギリシャの間に認識しにくい中央海嶺的に拡大している海域があるので、ここが起点と思われます。
 ギャンジャという古い都市が震源地付近と記録されており、調べてみると先史文明の遺跡まで存在していました。ギャンジャからバクーに組み込みが見られるのです。何かを訴えている物であり、今後の宿題です。構造線的にはアンカラの物がバクーにも届き、イギリスの物も幅が広いのでバクーに届きます。バクーにおける将来の同規模の大地震を被害を広げる津波付きで予想させています。
 新月なので日の出と日没のどちらかで地震を起こせば、大きな被害になったことでしょう。

スマトラ沖地震    23万人 2004年 12月26日  7:58 M9.1
 この地震は海溝型でマグマ溜まり型です。満月の条件で、マグマ溜まりを斜め45度に引っ張り上げる種類の条件で、広域性とマグマ溜まりの動き、加えて海溝での断層面のずれが起こりやすい角度に力のかかる向きが意識されていると感じられます。
 満月の条件で大きな引っ張りになる環境を選び、スマトラ島側にあるマグマ溜まりの潰れも利用しての発震でしょう。広い断層面を長くずらせた理由が、断層面を斜めに引っ張り上げる方向性を持つ力だと思います。6時間後だと力の向きが断層の割れを継続させないので、ここまでの広域地震になる程に長い断層を動かすことは出来なかったと力学的には推定できる所です。
 津波を大きくした理由はこの長い断層の発生であり、人間達に自然の恐ろしさを思い出させる役割と言える地震でした。

関東大震災      11万人 1923年  9月 1日 11:58 M7.9
 月齢19.7の月が沈んで2時間後の発生地震です。太陽はほぼ真上でしょう。組み合わせとしては90度以上離れているので、優先された物は上に持ち上げる太陽の側でしょう。
 この地震は構造線も大きく動かすのですが、発震にはマグマ溜まりが大きく関与しており、富士山も、伊豆東部火山群も、新島・神津島に加えて三宅島まで関与できるでしょう。関東南部のプレートを引き起こす役割です。その後に構造線で三重会合点から長野までを押し切るのでした。
 位置の選択は、真上に持ち上げることで構造線を破壊するという力よりも、広域に広げる側が優先されています。関東平野を広く刻むという意味です。局地的な地震でなく広域地震に出来たのでした。311地震にも似ているところです。
 月が西側に沈んでいる部分は、構造線の地震を長野まで引っ張るには都合が良いのかも知れません。ここは科学として難しい所ですが、月が南中で太陽が日の出前2時間だと、長野まで影響を及ぼせたかは何とも言えません。関東南部の被害を広げる結果になると思えます。

 ここに上げた地震には、広域にしたい組み合わせの地震もあれば、局地的に被害を限定したい物まで明確でした。自然はこれらを選べているのです。
 構造線型の地震は、月と太陽に引かれて上に持ち上がって地殻が上に伸びる時よりも、地平線方向に縮められて、堅くなった時に固着点の岩盤を破壊して断層面を動かす選択が多いでしょう。
 海溝型は、沈み込み帯として火山を伴うことが多いので、付近の構造線も利用しますが、マグマ溜まりを広げて潰すために、斜め45度付近に力を向ける配置が多いと思います。合成力だけでなく、上に持ち上げる力と広げる力を組み合わせる時も多いのです。
 あと、月と太陽の角度が90度を超えると、合成力が元の単独の力よりも小さくなる時が来るので、こうなると月も太陽も単独の力の利用が大きな意味を持つでしょう。関東大震災がこの例ですし、満月になると合成力はゼロに近いですが、それぞれの力で押し広げるので効果は大きくなっています。これらが意識して使われていることは明確でしょう。
 月と太陽は反対側の見えない夜側にあっても、その180度の方向に存在するに等しい力が地球には働きます。月と地球は共通重心の周りを回っているので、海の潮と同様に、一日二回押し引きされます。この点への留意をお願いします。
 あとは、高緯度になると、月と太陽の影響は弱まります。これは地球が丸くて力の働く角度の問題で、地殻が上下できなくなるからです。ここに書いた説明も将来は力の方向とその緯度における効力の成分まで解析されるでしょう。現時点では、北極と南極では中央海嶺が成長できないと考えれば良いです。事実この現実が起きていますが、地球科学は無視でしょう。熱によるマントルの対流など嘘だと地球が答えています。

 意図の存在で重要な部分が、マグマ溜まりを意図的に自分で選んだ時間につぶす部分と、固着点の破壊において、断層面を動かす時が時間として選べる部分になります。月と太陽の位置を満足する条件を選ぶという意味には、発震時間をそれに合わせる技術の部分が必須です。
 私たちの今の科学では、あの世の干渉など計りようもないのですが、らせんの力が利用されている可能性が非常に高く、こちらは地震予知として断層面の電磁気計測を行いたいと思うほどです。昔の記事に書いている水平設置のループ磁場を通る垂直方向の地電流を計測する話と、磁場変動とらせんの力の計測には、地震と噴火の発生において大きな意味があると考えています。
 この中ではらせんの力の計測に、大きな期待があるのです。普通に存在できないほどのエネルギーが意図的な地震や噴火の発生時に計測にかかるかどうかです。あの世の介入を計測できる可能性です。
 少なくとも、自然は自分の望む条件下で、マグマ溜まりのつぶれと、断層面の固着点の破壊を現実化しています。これらは科学できるはずであり、仕組みとして理解すべきこの世界の現実の姿でしょう。らせんの力の利用の現実化が、非常に重要な科学の進歩になるのでした。

3)構造線の地震の日本の例
阪神淡路大震災と淡路島付近の地震の比較と濃尾地震

 1995年の兵庫県南部地震と2013年の淡路島付近の地震の共通点は、構造線型の地震であると言う事に加えて、事前準備の大きめの地震が、構造線上に起こされている部分です。月と太陽の条件もよく似ていました。1891年の濃尾地震は古くて参考情報がないのですが、構造線型の地震として比較をしておきたいと思います。
 1995年の兵庫県南部地震と2013年の淡路島付近の地震は、インド洋から神戸を通る構造線は共通ですが、前者は交差する構造線が恐らく三重会合点からの物、後者はマリアナ南部からの物になります。この差が準備の地震に現れているのでした。

兵庫県南部地震 6437人 1995年 1月17日5時46分 M7.3 満月
淡路島付近の地震   0人 2013年 4月13日5時33分 M6.3 月齢2.7
濃尾地震    7232人 1891年10月28日6時38分 M8.0 月齢25.1

 まずは本震の当日の配置です。淡路島付近の地震は、日の出が5時10分で月の出が6時41分ごろ、これに対して兵庫県南部地震は日の出が6時49分、月の入りが6時34分です。それぞれ地平線から1時間くらいのずれで合成できる力です。構造線型の地震に向けた発震時刻でしょう。兵庫県南部地震においては月がほぼ太陽と180度の方向にあるので、双方の引力の強い重なりを利用していることになります。その分揺れも大きかったと思われます。
 1ヶ月前までの準備の地震を確認すると、以下となります。

兵庫県南部地震の準備地震
1994年12月28日21時19分 三陸沖  M7.6 月齢25.1
1995年 1月 7日 7時37分 岩手県沖 M7.2 月齢5.7

淡路島付近の地震の準備の地震
2013年 4月 2日 3時53分 三陸沖  M6.2 月齢21.3
2013年 4月 2日11時 8分 三陸沖  M5.7 月齢21.3
2013年 4月 5日22時 0分 ウラジオストック付近 M6.3深さ563.3km 月齢24.3
2013年 4月 6日 9時29分 ウラジオストック付近 M5.8深さ562.8km 月齢25.3

 順番に説明します。兵庫県南部地震における三陸沖地震は、45度方向の一方に月、他方に太陽の組み合わせで、合成では真下を向いています。この組み合わせは発震機構としての、十和田湖から岩手山のマグマ溜まりの影響を考えた物であると思います。広がることでマグマ溜まりを刺激し、合成が垂直軸になることで、地殻が膨らんで遠方まで影響力を届ける組み合わせです。現実としては神戸を通る構造線は少し南側にあり、東北地方全体を揺らして、神戸の手前までを動かして、それ以東の構造線を動きやすくしたのでした。
 この続きは工夫です。同じく十和田湖のマグマ溜まりの影響で発震させた物ですが、動かしている構造線はインド洋から来ている神戸の北側を通るとなりの構造線です。ここは構造線を狙い撃ちする目的があった様子で、月と太陽の合成力は地平線方向です。それなりに大きな揺れなので、こちらも東北地方から神戸の北側に届いたでしょう。ただし、この北側の構造線に選択的にエネルギーを渡す工夫が地平線方向の揺れです。動かしたい神戸を通る構造線への影響を、前の地震との比較で見て限定したのでした。
 その結果で、神戸とその北側の構造線で囲まれた帯状で東北に到るエリアは、帯として動きやすくなったのです。神戸の北側にある三重会合点からの構造線で区切りがあるので、このエリアを弱い力で動かせる様に細工をしたと言えるのです。イラストに描いて説明しますが、この周辺での動きの抵抗に弱い部分が淡路島から神戸にいたる構造線になる様に調整されたと言えるのでした。北側のインド洋からの構造線には明石海峡大橋がないので、断層域に弱体化はなく、ここだけが力の釣り合い的に最弱として動きやすくなっていたのでした。

 最後は本震での地殻の圧縮で、ここに意図をらせんの力を通じて乗せる事で、海水の注入で弱くなっていた明石海峡大橋付近の断層を破壊して、結果を出したのです。しばらく前から電離層に異常が出るほどに、このエリアで電子密度の上昇する程の地電流の増加が起きていたと思われます。
 これらも彼らの地震に向けた操作の一環であり、大地震に際して発光現象がたくさん見られて動画まで公開されているのは、この種の動きの結果です。断層の破壊に際して大量に地電流が流れているのでした。311地震でも同様であり、電磁気の効果は非常に重要です。岩を圧力で潰せば発光するのであり、同時に電気も流れて当たり前です。電気が流れてジュール熱で電気抵抗を下げてさらに破壊を進めるのであり、断層の個体的破壊しか見ない今の地震科学では、物理現象としての現実無視と言える部分が多いのでした。
 将来に電磁気とらせんの力の計測を行えば、今の地震科学が地震動だけに注目した固体振動論でしかない部分を明確にするでしょう。とにかく他の分野も含めて、自分達のやりたい部分だけで、様々な現象を語るのであり、知らない物理はないことにしてしまうのです。これで科学を進歩させるなど、客観性無視でありそのあり方が変わるべき時でしょう。

 続きは一つ目の比較の淡路島付近の地震です。前の地震は隣りにある構造線を使うことで、明石海峡大橋下部に生まれていた抵抗の弱い断層面を破壊に追い込んでいました。
 こちらはこの時とは異なります。続きは交差する構造線の選択と刺激でした。まずは淡路島から神戸を通り、東北に到る構造線の刺激です。4月2日にご丁寧に二回も地震を起こして淡路島以東の部分を振動で動かしています。阪神淡路ほどの規模ではないのですが、東北エリアが動かされていることは明確でしょう。これを二回繰り返したことで構造線の断層面ではより西側までを調整したのでしょう。
 3時53分の物は月が真上より少し東で、太陽は日の出前です。合成で45度としてマグマ溜まり優先の組み合わせです。三陸沖の地震は岩手山のマグマ溜まりの発震機構かと思います。そこそこ遠方を意識した組み合わせでもあります。
 続きは月が沈んで太陽が残る組み合わせで、左右を鏡で入れ替えた位置関係です。狙いは同じとみて良いでしょう。二度の刺激で淡路島の手前までを調整したこととします。実際にはどこまで淡路島に近いのかは判断の難しい所でしょう。

 2本目の構造線は、マリアナ南部からの物であり、淡路島に構造線を残し鳥取を経てウラジオストックの西に走る線です。恐らく鳥取地震1943年M7.2の原因の一部であったと思えます。平野を刻むほどに強い構造線です。
 ウラジオストック西部も二回の刺激です。この時は12時間後のミラーイメージであり、月と太陽が異なる位置の45度対処であり、真上と真下に合成力で、遠方への刺激を通す組み合わせでした。
 この地震に工夫があるのは、恐らくですが白頭山と十和田湖のマグマ溜まりが関係していることです。深さ560kmと大変深い場所での地震です。この沈み込み帯はこの西側で白頭山、東側では十和田湖のマグマ溜まりを持つので、その面を通じた影響力の干渉関係を持つ様子です。噴火のタイミングが重なることがあるのでした。
 発震機構は、この二つのマグマ溜まりが間接的に影響しているのでしょう。深い部分の地震は、表層と比較して得られる情報が少なく、こちらとしてもまだ、発震機構を理解しているとは言えないでしょう。今後の課題です。
 地震としてはM6.3とM5.8を深さ560kmから起こしたことで、広域に構造線を淡路島に向けて調整できたのでしょう。この地震には震度分布が計測できないレベルなので、影響があったはずと考えるレベルですが、深い地震がそれよりも浅いところにあるM5地震を1ヶ月ほど抑制する話は現実です。この意味で効果は大きかったはずなのでした。東北地方ではM4.5以上の発震に1ヶ月の抑制が見られ、6月はオホーツク海のM8.3深さ598kmの地震でさらに強い抑制が働いている現実がありました。日本海を通過する構造線にも影響できたでしょう。

 この地震は構造線の交点を、地平線方向への圧縮で破壊した物でしょう。明石海峡大橋は今も重量物として海水を注入し続けていますし、北風が吹いても台風が来ても、その揺れを地下深くまで届けてさらに海水を注入し続けているのでした。今回は20年とかからずに続きを破壊する活動を見せたと言えるでしょう。断層のずれが広がっていると言えるのです。この構造線側が弱くなっておりここを破壊しての発震機構でしょう。
 続きに神戸側の影響としてどこまで進むのか、京都も通過しますし琵琶湖もハイリスクでしょう。海水の注入が続く間は、これまでの歴史的統計とは異なる動きになるので、注意が重要な構造線になってしまっています。近い将来問題に向き合うべき場所だと思います。CO2貯留施設やリスクの高い場所のダムと同様です。長岡のCO2貯留施設同様に地震被害を拡散し続けるでしょう。

 この項目の最後の比較が濃尾地震です。これを載せたい理由が、構造線型の地震なのに、構造線型の発震機構ではない部分です。地震の準備としてはこれまでの説明同様に、日本の周辺で少し大きめの地震が構造線に絡んで起こされていると思えます。残念ですが時期が古く、こちらの知りたい情報を集めることは出来ないようです。
 動いた可能性の高い構造線は三重会合点のかなり南側から三宅島を通って美濃加茂を経由し敦賀の北側にいたる物と、小笠原から蒲郡を通って、福井市に到る物でしょう。この二つが主要な構造線です。
 これらの構造線は、双方が白山のマグマ溜まりと、御嶽山のマグマ溜まりを横切るのです。これが理由で発震機構をマグマ溜まり型に選んでいると思われます。
 地震の起き方は、岩手宮城内陸地震に似ていると思えるのです。マグマ溜まりを使って振動する弦の両端を決めるやり方です。今回は白山の軸と御嶽山の軸で、それぞれ地震の断層の進展が止められている部分がこれをにおわせています。
 どちらかが先に動いて断層を反対側に送ると、反対側ではそれを受け止めて止めるというあり方にも可能性があるでしょう、構造線の交点で地震を起こして両側で止めるのもありかも知れません。
 とにかく、マグマ溜まりの軸の存在は、この種の動きの自由度を高めて、目的に応じて使えるでしょう。月が真上より東寄りで、日の出の直後の地震です。斜め45度への調整であり、二つの火山のマグマ溜まりの動きを利用した機構である可能性が非常に高いでしょう。
 阪神淡路と淡路島付近では、使えるマグマ溜まりが遠いので、構造線型の発震機構なのでしょう。例えば敦賀など、構造線型ですが、近くに白山のマグマ溜まりがあるので、これを使う方法もあるのでしょう。日本の地震はこの意味で考えるべき事が多いでしょう。柏崎の地震も構造線型ですが、構造線上に釈迦岳の大型マグマ溜まりが存在します。敦賀の物も阿蘇山が大型マグマ溜まりです。複雑な手法でそれぞれを動かすことが出来るでしょう。柏崎は長岡にマグマ溜まりもどきがCO2貯留施設として生み出されているので、さらに自由度の高い発震機構の地震になるでしょう。

4)善と偽善の自然の関与する地震の比較
唐山地震と比較する2018618大阪府北部の地震と1994117ノースリッジ地震

 唐山地震は約24万人もの人々が亡くなった大型の構造線型地震です。同じ構造線の地震なのに、2018618の大阪府北部の地震は死者6人と大きな被害にならずにすんでいます。この違いがどこにあるのかを調べてみました。

大阪府北部地震 2018年 6月18日 7時58分 M6.1 月齢4.3

1ヶ月以内の構造線を刺激する地震
2018年5月22日 9時26分 グアム付近  M5.7 月齢6.6
2018年6月13日 7時 8分 インドネシア M5.9 月齢28.5

 まずは本震ですが、太陽は日の出から約3時間半で、月は1時間後に月の出でした。合成力は上に向いており、地平線方向に最適化している状態を崩されていると言えるでしょう。あと2時間早く起こせば、被害をさらに広げた状況と言えるはずです。準備の地震も同様なのです。
 直前のインドネシアの地震は、日の出から30分、月の出から1時間30分前後です。これだと構造線の地震を起こす組み合わせであり、インドネシアの周辺にあるマグマ溜まりを使うことなく発震させられているでしょう。構造線を遠方に動かすにしては非常にまずい状況でしょう。
 グアムの地震も同様です。月は13時前に出てきますので、合成力は地平線方向であり、構造線の地震を起こす組み合わせであり、遠方にはエネルギーを運べないのでした。
 準備の地震は6時間前後早める、遅らせる必要があったのであり、偽善の側の意図が大きく狂わされたと言える部分です。本震の狂いの2時間と比較して、やりたいことがさせてもらえていないに等しいでしょう。
 大阪府北部地震は偽善の側の起こした地震であり、地の声としての解析により明確な事実です。普段地震を起こす存在は偽善の側でもあり、善の側でもあるのです。双方が争う時には、どちらかの望む地震になる様子です。
 この地震は主要構造線を使っているのに大きくは出来なかったと言えるのです。準備の地震にM7クラスを遠方に影響出来る配置で起こせると、もう少し状況が悪くなって死者も100人単位で増えたと思えます。
 前出の日本の地震では、日本域での準備地震でM8に近い物まで利用しています。これと比較して見れば明らかな様に、日本の周辺、少し離れた場所であっても、偽善の側はその利用を自然に拒否されていたと言えるのでした。

 この時には特殊事情がさらに重なります。この年は5月以降にキラウエアが本格噴火して、1日おきにM5の地震を繰り返していました。その結果でM6クラス以上の地震が抑制される状況だったと思います。キラウエアの噴火が一段落した直後は、1ヶ月当たりのM6以上地震は世界で3倍近くにまで増えていました。微弱な揺れが続くので、固着点の成長が抑制されていたのでした。
 偽善の側も善の側も自分達の未来の計画があるので、外せない部分では正面からの勝負をしているのです。これが偽善の望んだ2018618であり、続きが善の望んだ2019618でした。

山形県沖地震 2019年 6月18日 22時22分 M6.7 月齢14.7

 こちらはほぼ満月であり、月も太陽も45度の関係であって、マグマ溜まりの地震その物です。月山と蔵王山のマグマ溜まりの協力での発震でしょう。地の声は2ヶ月くらい前から2019618を強調し、ここで何かやると伝えていました。場所を教えると偽善の側に邪魔されるので、慎重に日時のみとしている物でしょう。地震を予定通りに起こせる部分を実演して見せており、偽善の側は日本には取り憑くことも容易ではない状況を明確にしたのでした。

 未来の計画をここに書いてもピンとこないとは思いますが、この世界の現実ですので少し触れておきます。
 偽善の側の計画では、自然の半分近くが自分達の計画に協力する予定で物事を動かしてきました。繰り返し書く様に、メキシコとカーバ神殿のイスラム教の支配域全体が、彼らの望む支配域であり、これらを有効に使って地震でも善の側に対処することを計画していたはずです。
 インドネシアの準備の地震は、M5.9です。ここに本気で大きな地震を起こすならM9とまでは行かなくても、M8の強い方まで行けるでしょう。エネルギーが1000倍になるのです。単純には影響は月と太陽の配置の最適化まで含めるので、さらに影響は大きいでしょう。
 グアムがどこまで利用できるかは不明瞭です。こちらでも本質的にはM8が起こせる沈み込みです。大きければ影響は1000倍以上でしょう。
 残りはキラウエアが噴火したかどうかです。これがどこで決まるのか次第でしょう。
 偽善の側としては、日本にはうまく取り憑けない覚悟で、遠方から非常に大きな地震を起こし、最後は大阪の断層に直接エネルギーを送り込んで破壊する勝負をしたかったのでした。これらの条件をことごとく崩されて現在に到るのであり、自然の協力は非常に大きな物であったと明確なのでした。

 この項目の最後は1994年1月17日のノースリッジ地震です。死者57人です。

ノースリッジ地震 1994年 1月17日 4時30分 M6.7 月齢5.2

 この地震は、日の出2時間20分前、月の出4時間前です。構造線の地震ではなくマグマ溜まりの地震です。
 1ヶ月ほど遡ってみましたが、準備らしいと言える地震を見つけることは出来ませんでした。この地震を起こしたマグマ溜まりは、ピナケイト火口群のホットスポットマグマ溜まりであり、非常に強力です。ハワイとイエローストーンと同じ種類であり、この動きを止めることは難しいでしょう。M7越えなど容易だったはずです。
 メキシコは偽善の側のふりをしていたエリアです。ピナケイト火口群はこれに協力して、ロスアンゼルスの東にある火山のマグマ溜まりも協力して、サン・アンドレアス大断層を少し動かして被害の出る地震としたのでした。
 この地震の目的は、1995117の阪神淡路大震災との比較です。M7.3、死者6434人と比較して、自分達の人を殺さないやり方が優れているとしたいのでした。
 実際には大阪府北部地震など、彼らがやりたい様にやっていれば、唐山地震規模で被災し、死者は100万人レベルかも知れないと思うほどです。
 丁度1年というタイミングの地震の意味には、この種の争いの結果まで隠れているのでした。この記事を書くことで、構造線の地震の意味が理解出来る様になったことで、自然が人間達に協力してくれている姿が、より明確になりました。心よりありがとうございますを送ります。自然の批判に自然をたたり神光明大おくされ様と仮名で書いているのですが、争いの中身を何も知らないから書けていたとつくづく思います。続きは色々あるのですがこの点大きく反省でした。地球の過去の歴史を説明する二つの月の記事にて修正です。

3に続く