円安と米国債(9/11追記)    9月9日

 円安が進んで現在106円台まで下落しています。ここまで落ちる理由は明確ではなく、FRBの連邦公開市場委員会(FOMC)までの模様眺めや、アメリカの長期金利の上昇が語られています。
 日本の4~6月のGDPの落ち込みが-7.1%に修正されたことで、ますます景気の落ち込みを気にする状況の中での変化です。政府も為替の動きが速すぎるとしていますが、変化を止めることなどは考えていないようです。

 グラフで予想してきた可能性の高い9月の変化の中に、日本円と米国債への数値の高まりがありました。それぞれに注目が必要であるとみていますが、日本円は大きく動いたことで、この先の変化に注意が必要になっていると思います。
 昨年末にも円安が進行したのですが、この時は安倍総理の靖国参拝もあって流れに変化が起きたように感じています。

 アメリカの長期金利の上昇は、景気の過熱に対する警告の意味でもあるのですが、米国債に注目を集めることに変わりないでしょう。来週のFOMCで動きがあるのかもしれません。金利の上昇につながるほどの動きであれば、円安はさらに進むと思います。
 実際の所は10日にオバマ大統領のISISに対する対策の演説があるので、これと合わせて動きが生まれてくると思います。今の時点では年単位の時間をかけてでもISISに立ち向かう必要があるという情報が国務省より流されています。

 このイスラム国を悪に仕立てる流れでどこまで進むつもりなのか分かりません。イスラムを悪にするとイランやイラク、シリアなどの各国にもその影響が及び、また戦争につながるテロと紛争が増える事態が予想されることになります。
 イラクの新しい首相が決まり、これに合わせたオバマ大統領の対処の公表だとみていましたが、イラクの国防相と内相が空席のままらしく予定の行動が出来ていないことを示唆しています。

 このHPもオバマ大統領の演説を待ってから更新しようかと思いましたが、この状況であるとすると、決断内容に何か問題が含まれてくる形になる気もします。それであれば必要に応じて調べたり解析したりする事になるので、今日は無理せず今見えている部分の解説です。

 イスラム国は軍事力で押さざるを得ないので、戦闘・紛争を望む軍産複合体の喜びが市場である円と金利に反映される流れに見えています。今の時点では大規模な軍事攻撃で一気にかたをつけるという状況ではない様です。これでは中間選挙にマイナスなので、何かを巻き返すと思います。
 マスコミも現政権に文句ばかり書いていますが、オバマ大統領は現職の大統領に出来る事で答えてくると思います。

 今の時点でISISに対する大規模空爆をさせないように、悪い人たちはがんばっているようです。この敵を倒すのは大統領が交代して共和党の新大統領にするという事なのかと思えてしまいます。この意味では中東で大きな戦争を起こすことは、それまで難しいと考えていることになると思います。
 イラクに次いでアフガニスタンからも米軍は撤退するので、その後の軍事セキュリティ産業の仕事を作り出す必要がある様子です。この方向性がすぐに見えてくるか、予想が難しいです。悪い人々との対立に現政権は翻弄されているのでしょう。

 悪い人たちは色んなやり方を並行して進めている様子で、某氏の情報の中に日本のデング熱への懸念がありました。ネットで調べてみると非常に不自然な発見と拡散の防止が行われています。以下の様な2つの偶然が重なっています。
・たまたま、デング熱を診断したことのある医師が一人目の患者を検診した。普通の医師にはこの情報はほとんどなく、デング熱であると言う診断も難しいそうです。感染拡大を止めた偶然の発生です。
・たまたま、一人目の十代の女性の患者を含む同級生3名がデング熱になり、全員が代々木公園に行っていた。

 この偶然がなければ、代々木公園がデング熱の蚊の発生源であると特定することはかなわず、今頃もっとたくさんの患者が日本にあふれていた物と思われます。
 個人的には偶然が二つ重なると信じられなくなってくるのですが、ここでの2つの偶然はちょっとおかしいと感じる医療関係者が出るほどです。

 彼らの目には今は問題を大きくする時ではなく、感染経路とその広がり方が確認出来れば良いと考えた実験に見えているのでしょう。
 厚生労働省の発表によると、デングウィルスを持った蚊が産んだ卵から孵化した蚊が、デングウィルスを持っていることはないということです。生きた蚊が媒介するのです。

 この情報が正しいとすると、ウイルス持ちの蚊の多さはその地における患者数に比例するはずなので、公園のホームレス約30人を媒介にした可能性が高くなります。海外でデング熱に感染し、その方がたまたま代々木公園で蚊に刺されてホームレスに移したという説明を聞かされるのかも知れません。
 ただ、渋谷区生活福祉課によると、現時点で代々木公園のホームレスの人たちにデング熱の症状は確認されていないという事です。

 ウイルスを蚊から受けても8割は無症状なので、8日現在80人の国内感染の患者が出ているとして、実際には400人が蚊に刺されたはずなのです。この人数に等しい蚊の数だと仮定しても、この数に蚊が増えるまでホームレスの人々に発症がないのは不自然でしょう。彼らはウイルス持ちで発症しない人ばかりなのだと考えることになります。
 統計的に無理して10人くらい発症せずウイルスを持っているとして、この10人から400匹レベルのウイルス持ちの蚊が生まれる物でしょうか。一人何十回も刺されないといけないし、時間もかかると思えます。

 この難しい偶然に、始めに説明した2つの偶然を重ねる必要があります。3つの偶然が重なったというのが現状のデング熱患者の発生状況に必要な説明になります。ここまで来ると、どなたにも少なからず不自然な話に感じると思います。不自然な発見に加えて、統計的にウイルス持ちの蚊が一時的に大量に発生する理由に乏しいのです。
 残念ですが将来のウイルステロのリスクが上昇した可能性が高いと見るべきでしょう。

 地震についてですが、こちらも本当に不思議なことに台風が日本の南海上で急速に発生・発達し、勢力を強めながら伊豆七島から小笠原に影響を及ぼしました。前回の台風での影響の及ばなかった部分に調整をした感じです。今関東では小さめの地震が実際に続いていますので、この調整になっていることは間違いありません。

 栃木県北部での地震は弱まって来ていると思いますが、焼岳の所の歪みとこの場所の歪みはまだ抜けきってはいない状況です。新潟から千葉の東と南まで、関東広域を含んで今週一杯はM6クラスへの注意が必要です。
 不自然に見える自然界の調整は、今回非常にありがたいタイミングで引き起こされた変化です。ご理解頂ける方には今後も祈り合わせへのご協力をお願い致します。

稲生雅之
9/10追記
 昨日の朝太陽フレアの発生があり、11~12日にかけてCMEが地球に届き電気の流れ易くなる環境が予想されています。
 調整が進みつつあるのでM6程度以上にはなりにくいと思いますが、この影響の残る分連休明けくらいまで注意の継続をお願い致します。

9/11追記
 本日深夜X1.6の大規模太陽フレアの発生があり、12日夜~13日にかけてCMEが地球に大量に届く予想がされています。地震の起きそうな場所以外でも、大きな地震が発生しやすくなりました。
 世界で見るとスマトラからニューギニアまでのプレート沿い、太平洋プレートの北側に可能性が高まっていると思います。こちらはM7クラスのリスクです。
 日本も上記エリアに加えて、東北から北海道までの太平洋プレート沿い、フィリピン海プレートの北側、北西側にも注意が必要になりました。
 関東では今雨が続き、このエリアには調整が進んでいるとみています。その結果周辺には調整の半端な状況が少し残る物なので、特に東南海エリアなどより広い範囲への少し大きめの地震に対して注意を喚起したいと思います。