AD4160年の地殻変動    11月3日

 地殻変動のリスクの存在は、大陸に刻まれた構造線と海底に残されている川の痕跡に現れています。構造線は大地の裂け目、割れ目のたぐいです。
 現在の地球科学の理論はプレートテクトニクスに代表されていますが、この理論では説明が出来ない物が現実にはたくさんあるのです。

 現代科学に都合の悪い情報は本になりにくいのでその存在を知らなかったのですが、こういった事にも誠実に対応する科学者が少数ながら存在していました。
 彼らの残した情報がギュヨーと呼ばれる海山の情報です。直径数キロの島が海に沈んでいるのですが、その先端が波に洗われて平らに削れている物です。
 このギュヨーの高さが問題を提起しています。海山の生まれた場所から離れるに従って沈んでゆくというのが現代科学の説明ですが、これに当てはまらない物がたくさん存在するのです。ギュヨーは海底面の高さが理論以上に変動するという現実を表しているのです。

 これに似た話が海底に残る川の痕跡です。これはグーグルアースで探すと誰にも分かる簡単な物であり、米国の西海岸とヨーロッパの西側の物は分かりやすい物になっています。
 日本にも影響のある話です。日本海の約3kmの深さの所に富山湾から佐渡島の西側を通って長い川の痕跡が北に向かって残されています。川岸の斜面も川底の平らな部分もきれいに残されており、普通に見れば川以外の何物にも見えないでしょう。

 地殻変動に関連してこの部分に川が出来た時、同時にマリアナトラフの西側にも川が出来ています。こちらは深さ4kmの位置になります。
 何故この様な場所に川が出来るのか今の科学では説明出来ないので、証拠その物から無視されているのです。これは誰が見ても分かる情けない姿です。
 ギュヨーという海山は専門家にしか分からない話ですが、川の痕跡は一般の人がグーグルアースを見ると分かる物になります。今までは説明出来ないので無視されてきた物になりますがこの意味が伝わる時、はたして隠しきれる物かマフィアの科学が問われるのです。

 論文に添付のイラストを日本語にしました。一部英語が残っていますがご容赦下さい。ハワイの南側にマントルが蓄積されている話をしました。これをグーグルアースで見ると2000kmx3000kmもの広さがピークで700mほど盛り上がっています。
 科学としては海底で最も高い部分は中央海嶺というプレートの生まれる部分になっています。このハワイの南側のマントル蓄積部分はここから離れた場所にあるのです。

 ここにプレートの山が出来る理由はトンガ・ケルマディック海溝によりプレートの成長が阻害されている事です。本来は日本に向かってプレートが延びるはずなのですが、延びたくてもここの沈み込みに捕まるので、沈み込みの北側が日本に向けて延びられないのです。沈み込み速度より早い成長部分が、たわみを生み出してマントルを蓄積しているのです。

 これは現在の様子ですが、約500万年前にも同様のことが起きており、この時はフィジー海盆が約500万年分のプレートの成長を阻害していました。
 当時はこのプレートが裂ける形で太平洋プレートに激変と呼べる変化が起きて、プレートの下に蓄積されたマントルが解放されたのです。
 プレートの切断部分は、添付イラストからその状況が分かると思います。これだけのプレートを引きちぎるだけの力が、盛り上がったマントルの生み出す重力に存在しているのです。

 解放されたマントルは水平方向に広がります。当然プレートの伸びる方向が動きやすいので、当時は東アジア、マリアナ、日本と反対側の南アメリカに届きました。この時に押し寄せるマントルはプレートの沈み込み帯に止められる形になります。深さ700kmもあるプレートの壁にマントルが衝突して、その壁ごと全てを押し進むのです。
 マリアナや日本はこの押しの影響で3~4kmも万年単位で押し上げられているのです。信じられないという方も多くなると思いますが、川の痕跡は今もそこにあるのであり、科学者が説明出来なくて避けて通る現実です。

 押し寄せるマントルはkm単位にプレートをも動かします。この動きで大地も割れてしまう部分がたくさん出るのです。この割れ方もマントルの動きと、インド側から押されている東アジアの状況を反映した物になっており、マントルの移動が大きく影響した証拠になるのです。構造線の発生がチベットの上昇のきっかけになるなど他の地質上の証拠にも合致しています。
 これらは当時起きたと思われる、今の私たちには考えられないレベルの天変地異だったのです。

 私たちの問題は再びこの大きな変化が起きるべくマントルの蓄積が進むだけでなく、次の裂け目の候補の部分に、裂け目の発生を予告する地震が起き始めていることになります。添付のデーターは気象庁の物(1990~2000年)であり、普通に信頼出来る物です。
 遺跡はこの事実を指摘しており、AD4160年という期限まで提示しています。さすがに単純には受け入れられない話になると思いますが、彼らの進んだ科学にとってはこのレベルは簡単に理解出来る物だったのでしょう。

 こちらは地震予知をするために地球科学の本も読んで理解しています。その関連で太平洋プレートにこの問題が起きており、ここに説明したことを理解していましたが、発生時期を予想することはまだ出来ないのです。
 天文学と地球科学が電磁気的影響を無視しているので、地球のマントルとプレートのシミュレーションが正しい物にならないのです。ここを直すと時期が予想出来るように進歩出来る部分なのです。もちろん川を刻んだ3~4kmの上昇変動も明らかになります。
 そして、上昇変動が数万年遅れて起きる事も明らかになりますが、裂け目の発生後は地球全体の地殻変動が加速し、地震と噴火の影響が考えられないレベルに大きくなるのです。

 遺跡は色々な方法でAD4160年を伝えています。通常通りに歳差運動の星の動きで教えてくれていますが、AD2012年とAD4160年は数値でそのまま指定されている部分があり、この状況がこちらを困らせていました。地殻変動は長い時間の流れの中にあるので歳差運動の示す星の位置については、角度が同じになる伴星の半周期先と区別する為に必要な事ではあるのです。

 ADは6世紀ごろに作られた物です。遺跡の制作者はこの情報をあらかじめ予想して遺跡に組み込んでいるのです。因果律を破る話は否定したい側の強い批判を生むはずです。
 これに対処するにはあの世にADを使う計画を残したという話と、あの世がこの世に影響出来るという話になり、結局ファティマの聖母の例に登場願うことになるのです。

 こういった物は科学にならない事にされているのでここでもマイナスなのですが、遺跡は現実に向き合うことを促しているのです。先史文明を否定する側の都合だけではこの世界の現実を説明出来ないことに気づかせようとしているのです。
 ギザのピラミッドはこの点を考慮して、本当に良く考えて作られていると思います。

 太陽の伴星の本に書いた物ですが、ギザの第一ピラミッドには地球の大きさの43200分の1という数値が残されています。そのピラミッドの底辺の周長は921mです。
 この数値を書き換えると、 
4320000=2147.1173x2012
921x7/6x2=2149
(2147+2149)/2+2012=4160
(7/6という数値は第一ピラミッドと第2ピラミッドの体積比です。)

 となるのです。2148年は地殻変動の年として2012年からのオフセットなので因果律に矛盾しないのですが、AD2012年とAD4160年の直接表現は問題でありそれぞれが存在しているのです。
 第2ピラミッドの参道は北から104度になります。この方向に目を向けるとその場所には次回の地殻変動で裂け目を生じる場所があるのです。おまけに104x40=AD4160年ですから、位置と時期を同時に分かりやすく伝える大きな工夫がここになされているのです。

 この遺跡だけを見ると信じられないという思いになると思います。それでもスフィンクスが参道の傍らに座し、祭壇の太陽の光と共に向き合いたい物がこの地殻変動のリスクなのです。沖縄の比嘉さんの伝える地殻変動のリスクがここまでの物であるとは当初思っていなかったのですが、これが他の遺跡も含めて彼らの語る現実なのです。
 同時にスフィンクスは遺跡の14カ所の敵の存在を伝える物であり、敵の作った敵対する物に対応する存在でもあるのです。この部分は次回以降でお伝えしたいと思います。

 地殻変動には関連して科学の隠す大きな物があり、米国東海岸の沈み込みの始まりです。この部分はこれから大きな地震の起きる場所になるのですが、伴星接近時と地殻変動時には大きな地震に襲われる部分になるのです。このエリアの原発は稼働がむずかしい状況である事は簡単に想像出来るのです。日本と同じでリスクに向き合うと経済が打撃を受けると判断しているのです。このままだと将来の放射能の拡散リスクにつながるでしょう。

 伴星接近に際しては、地殻変動もその電流により加速します。この時点でのリスクは大きな物になるのであり、電磁気と向き合う地球科学を進めないと私たちはまだその状況の予想さえ科学することが出来ないのです。個人的には地殻変動を起こしうる影響であり対策が必要と考えています。
 これが彼らのせいで問題に正面から向き合えない現時点の大きなマイナスです。この地殻変動には中央海嶺の誕生で遺跡の残した対策も出来るのに、検討さえ出来ないのです。

 49カ所の遺跡は地殻変動に向き合おうとしていますが、14カ所の遺跡はこの問題を隠そうとしており、今の一部の科学者と同じなのです。地殻変動の混乱時に恐怖で人々をこれまで以上に支配したいのでしょう。地球の総人口が大きく減るレベルです。そしてこの状況を伝えることが、彼らがその14カ所の流れを汲む存在である事を明確にする事になる様です。

 簡単に想像出来ることですが、地球の広範囲に大地震と大津波の地殻変動が起きる時、この影響で多くの原子炉が損傷し放射能を大量に放出することになるでしょう。地球に放射能が満ちる様になれば安全な暮らしなどなくなるのであり、厳しい生存競争が引き起こされるでしょう。
 寒冷化の影響も受けて人口は激減し放射能の影響で遺伝子の劣化が起きるところまでゆくでしょう。様々な差別も含めて恐怖で支配を望むごく少数の権力者にとって、その支配に適した環境になるでしょう。今のままではこの様な未来になりかねないのが現実であると知って欲しいのです。

 遺跡は地殻変動に対して解決策も伝えています。日本の富士山の噴火から生まれる中央海嶺をイースター島方面まで成長させて、マントルのエネルギーを中央海嶺に変える事です。彼らは5万年ほど富士の噴火を待っていたようです。
 1万年ほど前から富士山の噴火の様式が変化しており、東京直下において噴火に影響しているフィリピン海プレートが太平洋プレートに衝突し裂け目を生み出す準備が出来ている様です。この裂け目が中央海嶺となりハワイの方向に成長してゆく事が期待されています。人工地震の技術も利用して導く事になるでしょう。イラストを参照下さい。

 屋久島の遺跡は2015~49年の富士山の噴火のリスクを伝えています。この後2049~75年は伴星接近による地殻変動のリスクに重なります。恐らく2015~2075の中で噴火から中央海嶺の誕生にまで至ることになるのではないかと思います。
 富士山の噴火はマグマ流出型の穏やかな物になるよりも、火山灰型の大爆発になる可能性が高まっています。この点にも配慮することを遺跡は促しています。中央海嶺誕生時の被害対策が出来るまでの先延ばしと、出来るだけ被害が少なくてすむ様にマグマの中の火山ガスを抜くなどの対策が必要でしょう。

 AD4160年までにハワイの南側に中央海嶺を成長させてゆく必要があるので、富士山の噴火も含めてこれより先に延ばせるかはこの先の科学が考えることになると思います。
 イースター島のモアイ列の教える地殻変動のリスクは、中央海嶺の誕生により穏やかな変化に変える事が出来るのです。

 中央海嶺がハワイの南側まで届く時、太平洋プレートの回転による大地震も大津波も発生する事はないでしょう。溜まったエネルギーが中央海嶺に代わるので、放出の必要がほとんどなくなるのです。
 中央海嶺の誕生により新たな動きがプレートに生まれます。新しい変化ですので、これまで地震の起きなかった場所で地震が起きる様に変化する事もあると思います。この動きは海底面を動かし、これまでとは海面の高さの変わる場所が出てくるでしょう。ただ、この変化は穏やかな物であって私たちが対処しながら生活を変えて行けるレベルになるでしょう。

稲生雅之
イオン・アルゲイン