遺跡に現れている2つの対立  11月12日

 2つに分かれて争う遺跡群は、お互いの立場を明確にするために工夫を凝らしています。
 遺跡を地図上で直線に並ぶ様に配置したり、240度丁度や100km丁度など切りの良い距離に配置するなどしています。遺跡の計測中心における現実なので、この中心を知る必要があります。意図して選ばれた場所における距離や角度の一致になるのです。
 14カ所の遺跡側は数が少ないので、実現出来ている直線は多くありません。それでも存在する直線は、偶然の配置ではあり得ないことを明確にすることになっています。当時の文明にとって、都市の配置を緯度経度を加味して行う事が簡単に出来ていたのでした。
 63カ所の遺跡のリストは改めて載せます。

 2の12乗根の直線はこれで全てです。
Teotihuacan, Stonehenge, Baalbeck
Chichen Itza, Roman Forum and Vatican City, Parthenon, Dome of the rock
Stonehenge, Parthenon, Kaaba
Stonehenge, Anundshog, Forbidden City
Carnac stones, Roman Forum and Vatican City, Kaaba
Carnac stones, Ulaan Baatar, Forbidden City(ウランバートルは光速度側です)
Carnac stones, Anundshog, Pyongyang

 彼らはハドソン湾極をプレアデス星団のアルシオーネに見立てて、自分達の都市の配置をプレアデスの形にしています。地球儀を上から見るレベルになりますが、テオティワカン、チェチェン・イツァ、ローマ・バチカン、クトゥブ・ミナール、紫禁城、平壌です。
 宇宙に対するこだわりであり、彼らの遺跡にも2075年のアルシオーネの角度が残されています。ここまでこだわるほどの理由は、まだ明確にはなりません。

 光速度の遺跡の直線は数が多いので、こちらの選んだ物のみここに載せています。
Saqsaywaman, Abu Simbel temples, Dwarkadhish temple, Jamnagar, Nagpur, Jagannath Temple, Sun Temple of Konarak
Great Zimbabwe, Potala Palace, Beihai Park
Kremlin, Potala Palace, Angkor ruins
屋久島のための直線
Giza, Amir Temur Square, Yakushima megaliths
Borobudur, Quezon City Circle Fountain, Yakushima megaliths
イースター島のための直線
Easter Island, Machu Picchu, Saqsaywaman, Giza
Easter Island, Mt Conner, Uluru, Borobudur, Nagpur

 ギザとボロブドールはそれぞれ遺跡に数値を組み込んでおり、その数値の組み合わせで屋久島とイースター島への緯度と経度のオフセットを4桁表現しています。
 この二つの遺跡が特別の意味を持つ場所であることを告げるために、この直線に関連する遺跡が位置の調整をしてくれている様です。

 交差する高精度直線
Abu Simbel temples, Dome of the rock, Baalbeck
Saqsaywaman, Abu Simbel temples, Jamnagar, Nagpur, Jagannath Temple
 この2つの直線は0.02度の精度です。不思議に思える2つの遺跡群の混合直線ですが、グリーンランド海極時代の最後に2つの闘争が始まったことを表しているのかも知れません。エルサレムの岩のドームとバールベックが、エジプトのアブ・シンベル神殿から宗教的対立を演出して離れた事を表している様に見えています。
 バールベック遺跡の0.01度精度の位置には、使われなくなった2000トンの巨石が放置されています。意図して残して置かれている様でもあり、当時の対立から2つに分かれて行った事を表現しているのかも知れません。

 当時の測量技術の高さは他にも表れており、この中でもインドのナグプール遺跡はエジプトのスフィンクスの向きであるギザから真東の90度の延長線上に存在します。0.02度の精度の直線との交点がこの場所なのです。ギザのスフィンクスへの注目と、この高精度直線の存在を高度な技術として目立たせる目的で作られている様でした。

 遺跡の配置を1度程度で直線に載せるには、360度の自由度の中での組み合わせが2回分必要になり129600通りの中の1つです。これを最大7カ所にすると天文学的数字ですので、0.02度での5カ所も含めて偶然ではあり得ないのです。現代文明でも緯度と経度の計測は機械時計の精度が上がってやっと達成出来たレベルです。当時の技術がこのレベルに高かったことに疑いはないでしょう。

 遺跡にイナンナ定数とイシス定数が組み込まれている事を説明しました。これらがどの様に使われているかを説明したいと思います。
 測量の精度の高さはご理解頂けたと思います。この技術を利用して14カ所の遺跡はギザを呪っています。彼らの中には今につながるキリスト教とイスラム教、ユダヤ教の対立の芽を残した遺跡もあるのです。当時から現実的に対立していた可能性もありますが、当時から予定した対立である事は間違いなさそうでした。

 テオティワカンは約3.3kmの渦を描いて、溜め池の用水を使って一部を水没させています。この中にハドソン湾極時代を表すイナンナ定数22.68kmの2倍を組み込んでギザに向けています。大きな目立つ呪いのサークルです。2075年の角度も組み込まれており、ハドソン湾極への極移動による大津波などの天変地異を望んでいるようです。
 ローマ・バチカンも同様です。こちらはギザに向ける部分には公園程度の遺跡ですが、2075年の角度の6倍約240度の位置にイナンナ定数を重ねる部分には直径400mのサークルが海辺に描かれて一部が水没しているのです。

 こちらの物はサークルは小さいのですが、近くに海岸へ砂を供給する川と、砂の流出を制限する海底の護岸ブロックが配置されており、多少の海面の高さ変動が起きてもサークルが崩れない高度な技術が使われています。海辺にサークルを維持する為に全体では海辺の4kmを越える大きさなのです。
 バチカンからの物がこのサークルですが、ローマのコロッセオからの物には記念碑が建てられています。その時期を知らせる部分には6角形の池が作られており、目立つ工夫がなされているのでした。

 ローマ・バチカンはテオティワカンと、チェチェン・イツァを特別視しており、計測中心であるコロッセオ中心からバチカン大聖堂を見るとチェチェン・イツァの角度に重なります。0.17度ほどずれていますが、0.13度分の補正が出来る様に配慮されており実質的には重ねられます。
 テオティワカンには3カ所の重要な場所が500m刻みで丁度の距離に設定され、それぞれが計画して遺跡を残した事をうかがわせています。ローマは極移動の呪いのサークル、テオティワカンはギザの情報公開を止める呪いとして役割の分担まで行っている様です。

 フランスのカルナック・ストーンは、ギザに向けた22.68km位置を遺跡から少しずらして分かりにくくした上で残しています。その場所にはプレアデスを模したと思われる島の浮かぶ大きな池が作られています。8.64kmの位置は2075年を意味する場所になり、こちらにも池が作られています。

 イギリスのストーンヘンジは、ギザへの1と3倍の位置に公園が、4倍の位置にはなんと墓地が作られています。2倍はテオティワカンに遠慮して使わなかった様でした。
 紫禁城は少し工夫されており、正殿から22.68kmの位置に山頂の建物が存在しています。この建物からギザへの角度が紫禁城の北側で間接的に分かる様に表現されています。

 岩のドームはギザとローマに向けて1倍に山頂にスペースを持ち、近くに建物を残しています。カーバはローマに向けて5倍の位置に塩田の様な場所があり、意識して作り出された場所であることを伺わせていました。こちらにはギザに向けたスペースが22.68kmにあるのですが、ローマに向けた物の方に力が注がれている様でした。

 これらに対処する光速度側の遺跡ですが、主にテオティワカン、ローマに向けた物と、アジア地区での紫禁城に向けた物が残されており、13.2072kmの位置に池が多く残されていました。遺跡によっては29952年や2075年を意味する場所にスペースを設けて敵の22.68kmの呪いに対抗しています。目立つ物はバビロンのトラペジウムを模した建物であり、あとは池の組み合わせが数多く残っています。

 エジプトのスフィンクスが何に対応しているか、これでご理解頂けたと思います。スフィンクスは神聖像として彼らの呪いに対応しているのです。12660年前を伝え4160年の地殻変動に対処するのみならず、彼らの呪いの構造物に情報公開の光を当てることが目的で作られているのです。

 ギザはスフィンクスを残すのみならず、敵が誰であるかを分かる様にして残していました。遺跡の重視して伝えたい2062年の伴星接近と4160年の地殻変動の時を利用しています。
 ギザはオリオン座を表現していますが、アンドロメダ銀河もピラミッドの角度に重ねられて強調されて残されています。トラペジウムはオリオン大星雲の中の星の名前です。
 ギザは以下の数値を呪いに返す破壊出来ない物として、情報公開のために私たちに残しています。

アンドロメダ銀河の中心 2062年 78.375度x4=313.50度
ギザからバチカン大聖堂の角度 313.50度
アンドロメダ銀河の中心 4155年 68.239度
トラペジウム 4155年 53.198度
シリウス 4155年 38.009度
アンドロメダ+トラペジウム+2xシリウス=カーバ+岩のドーム=197.45度
カーバの角度 135.56度
岩のドームの角度  61.89度

 ギザの遺跡が気をつけるべき時期と敵として伝えたい物は、ローマ・バチカン、岩のドーム、カーバであり、伴星接近の2062年と地殻変動の4160年になると思います。
 あの世や霊や宇宙人は存在しないことになっていますが、ここまでの労力をかけて作られ残されている呪いの構造物を見ると、呪いには意味がなくただ気持ち悪いからという理由でスフィンクスで対処するというレベルではないことが実感出来ると思います。

 あの世や霊の存在を信じ彼らの力を利用しようとするからこそ、ここまでの構造物を残し呪いを実行しているのでしょう。彼らの継承者達は表の顔ではあの世と霊を否定しながら裏の顔ではこれらを信じ自分達が有利になる様に利用しているのです。バチカンは宗教として奇跡を認定し、霊の存在を神の力としてアピールしているとも言えるのです。

 遺跡を残した人々にとってあの世と霊は実在であり、その力を利用することが普通であった事は間違いないでしょう。14カ所の彼らはこの情報公開を止める為に行っているのであり、その為の労力を惜しまず目立つ物が公開されることにつながるリスクをも恐れないのです。彼らにとってはそれ程の意義のある行為であるのです。

 公開されるリスクを恐れない部分は、宗教的狂信という前にあの世と霊の存在とその力を彼ら自身が証明している様な状況でしょう。彼らがゼウスを偽善に描くのは、悪ばかりでは民衆に追放される事を知っているからであり慈悲も見せる必要があるのです。彼らは偽善である現実を隠す必要がある民衆に、決して頼り切る事は出来ないのです。この為もあって彼らを導くこういった物に力を求めているのでしょう。
 ここまでしてでも先史文明を隠し、宗教的な支配を続けることを願っているのです。

 日本の例で見ると、諏訪の神を頂いた神軍が戦国時代の武将に破れる話が有名です。日本の歴史の中でも自軍がこの種の神軍を恐れる場合は、自軍も神軍に仕立て上げるなど実際には苦労もしています。神を恐れる兵士の心が問題であって現実的な力などなく、戦力としては当てにされる物になりませんでした。

 力のある様に見える彼らの現実は、この様に情けなく弱い一面を持っているのです。歴史においてこの種の物が絶対的な力になった事など皆無であり、現実的には示威的な程度にしかならないのです。
 民主主義の民衆の価値観と歴史の現実からはむしろ愚かしい物であり、2つの闘争において光速度の側の遺跡はこの弱点を引き出し明らかにすることを考えたのでしょう。文字を使わずに遺跡を残す条件が、情報を隠す彼らに自己の優位を確信させたのだと思います。

 先史文明の存在を否定するために、これだけの呪いを向けられているギザの遺跡です。ピラミッドのキャップストーンなど遺跡の情報としては重要な部分を彼らに破壊されています。この状況により必要な情報が読み取れなくされているのですが、もちろんギザはそれに備えていました。これらも彼らを油断させる仕掛けだったのでしょう。

 ギザの遺跡の状況は改めて説明します。他の遺跡の情報からの類推で元の情報が分かる様に工夫されているのです。光速度遺跡の協力関係がすぐには分からず、伴星パラメーターの解析に苦労した部分でした。
 彼らは少数であり現実の世界において頼れる物が少ないのです。当時の人々は私たちが彼らの嘘の現実を知る時、彼らの嘘に支えられた権力は根拠を失い消えてゆく事になると考えた様です。

稲生雅之
イオン・アルゲイン