科学としてみるあの世の関与と因果律・イエスのADと2つの預言 11月29日

 光速度側の多くの遺跡が2012年と4160年を西暦で伝えており、この理由の説明のためにあの世と霊の関与を指摘しています。
 ファティマの聖母は1917年に奇跡を起こして人々に情報を伝えています。ここに見られるのは情報を伝えるという関与ですが、遺跡に見るADの組み込みはその仕組みを表す部分を持っています。

 ADの使用は、この世界の仕組みを伝えファティマの聖母と聖マラキの預言に注意を促すだけでなく、イエス・キリストが光速度の側である事を伝える重要な目的も持っていました。この事に気づいたので補足記事を書いています。
 あの世と霊の存在を認めた上で未来がどの様に作られるのか、私達はまだ何も知らないのです。大切な事だったのに気づくのが遅くなりすみません。
 科学の立場として状況を見る時、ここには因果律が存在しています。未来が可能性として複数存在しその利用が想定されている事も明らかでした。神が万能と描かれるのは、私達の無知が原因で作られる幻でしょう。

 判明したこの世界の仕組みをなるべく分かりやすく説明したいと思います。この部分の科学の進歩は未来の作られ方を私達に教えることになり、将来人々は仕組みを知った上で、より良き未来を求めるようになるでしょう。あの世と霊が存在する中で、らせんの力を通じて科学する道具が手に入る時、進歩の起きる部分です。詳細は本文と科学の関連の別記事を参照下さい。

 ギザに組み込まれている4160年は複数存在しています。イラストに載せた104度の参道以外にもエジプトの記事で説明した第一ピラミッドの以下の数値があります。
4320000=2147.1173x2012    縮尺
921x7/6x2=2149            周長
(2147+2149)/2+2012=4160

 この数字を見る時、2012年はリゲルと第一ピラミッドの重なりで示される時期であり、2012年でなくても伝わる時期です。この時代表記が日本の皇紀2672年でも時期の特定には困らないのです。
 現在4160を伝える為に2012+2148も使われており、2148が数値として伝われば、2012年がなくてもこの時を特定出来るのです。その為に周長からの2149が出されている様です。この遺跡において1ずれることは普通であり、エジプト関連の別記事を参照頂ければ明らかです。(2147+2149)/2は必須ではありません。

 2012年が2672年だったとすると、4320000の数値は利用出来なくなり、気づかれることはないでしょう。これに対して104度の参道は104x40=4160年の計算は出来なくなるのですが、地殻変動の起きる位置を指し示す方向である事はそのまま使えるのです。バビロンにも同様の表現があり、偶然でない事も明確です。

 イエスの誕生は光速度の魂として未来の計画に決められていたのでしょう。これであれば光速度側の遺跡にADの時期を組み込むことが可能です。命をかけて愛を教える偉大な魂として、光速度の代表として、その使命に相応しい素晴らしい魂の「人」がADのタイミングに合わせて生まれたのです。そしてあの時代を生き愛を伝えました。
 残念なことにその教えはペトロとパウロとローマ帝国に作り替えられてしまいましたが、隣人愛という重要な教えを残し当時の人々の心を大きく動かしたのです。
 彼の誕生をADの始まりに選ぶことが出来るかどうかは、敵に知られていない前提でもバチカン内部の仕事です。100%達成出来る自信はなかったと思われます。

 この点から考えると遺跡へADを組み込んだ人々は、ADが予定した時期に組み込めなくても良いように準備していたのです。彼らの残した手法の持つ意味を考えると、複数の未来への備えがあり未来は決まっていないのです。特に敵がいる以上彼らとの闘争の結果で未来が決まるのであり、原因が結果を作る因果律の範囲にあるでしょう。
 複数の選択肢を準備しその範疇にある物を選ばせて、心の中の選択を当ててみせる手品と同じ仕掛けです。トランプのカード当てに似たその範囲にあるのです。
 もちろん彼らは上手く出来たことをアピールしていますが、これは私達にこの世界の仕組みを考えることを促している部分の方が大きいでしょう。個人的にはそう思います。

 ファティマの聖母は第三の預言でバチカンに圧力をかけていると思われます。第一次大戦の終了とその後の大戦の勃発を当てていますが、第一次大戦の終結は予想されていましたし、その当時敗戦するドイツを苦しめる戦後処理が既に準備されていたのを知っていたのでしょう。近未来として予想出来ていたのだと思われます。

 第三のメッセージはそれを見た法王が卒倒したり人事不省になったと伝えられながらも、聖母に公表を指定された1960年から40年過ぎるまで公表されませんでした。
 バチカンはその内容を1981年5月13日の教皇暗殺未遂事件としていますが、当時予言を受け取ったルシア氏に嘘とされ、彼女はこれを否定することなくそのまま亡くなっています。バチカンはルシア氏の寿命を待てなかっただけでなく、予言の公表が出来ない理由があり、ファティマの聖母を恐れているでしょう。

 遺跡の解析から見ると、もう一つバチカンに圧力をかけている予言があります。聖マラキの預言として知られる法王の名前を当てているリストです。
 1595年に現れたリストには1143年以降の法王の名前に関わる簡単な言葉が添えられていました。解釈により法王との関係が明らかになっています。
 このリストは一般に112番目まであるとされており、112番目は以下の内容です。

「ローマ聖教会への極限の迫害の中で着座するだろう」
「ローマびとペトロ、彼は様々な苦難の中で羊たちを司牧するだろう。そして、7つの丘の町は崩壊し、恐るべき審判が人々に下る。終わり。」

 予言の解釈にはこの部分を2つに分ける物があります。そちらによれば一行目は当たっている事になる状況です。先代の生前退位が異例の状況である事が明らかにしています。
 この予言を現在のフランシスコ法王に当てはめると後述する理由により、114番目の法王までバチカンが続けば予言は外れたとされることになるでしょう。
 解釈としてはあと一人の法王でバチカンの終焉が起きるか、今のままに終焉を迎えるかという2種類の可能性がある事になります。

 聖マラキの地アーマーの教会(54度21分9.79秒N、6度39分32.27秒W)からバチカンを見る時、2016年のレグルスの角度の8/3がバチカン大聖堂の角度(126.79度)です。こじつけていると思われるかも知れませんが、2つの星の角度を加えたり3.2倍(32/10)したりする事のある遺跡の角度の指定方法です。バチカンに向けられているこの数字には一定の意味があるでしょう。
 遺跡の作り手がこの種の数値を重要な物として残す時、通常複数の組み込みが確認出来るのです。この意味で調べるとファティマの数値を使って2010年が存在するなどある程度の確度はあるのですが、これが必ず正しいと言いきる強調レベルではない状況です。

 その代わり、ここには4320000に見られる様な複雑な計算が残されています。
112.2x113=12678.6
113  x113=12769
 これらはお遊び的な物に感じられますが、エジプトの遺跡には60進数で表す数値に意味を持たせるなど数字を変換する手法が残されています。ギザの第一ピラミッドの緯度を60進数表記すると光速度を表す29.979度になるのです。
 上記数字の意味は112番目を2行で解釈するか113番目にするか迷う事を表し、四捨五入で正しいバチカンへの数値です。113番目にすると、6と7の入れ替えで正しい数値です。人の手の介入が必要ですが、どちらが正解でも良いと言っている様です。

 ここで言いたい事はこの予言を伝え残した存在は、この予言が必ずしも現実化するのではないと知っていたという事です。遺跡の数値の組み合わせは様々に選べるので、2015や2017を表現するなどより強く強調する事が可能な中でこの表現です。
 113の数字遊びを見ると、光速度の側の特徴が分かるという程度に証拠を残したかったのでしょう。4320000同様に外れても良い準備であり、同時にこの世界の仕組みを伝える仕事だったと思います。

 この予言は1590年頃の偽作とされていますが、それ以降をここまで当てるのは見事です。名前を特定しないことで、法王の候補者を幅広く取る事が出来るのでしょう。未来の可能性を幅広く見る事が出来るのかも知れないと感じさせられます。未来の計画の存在の一端です。計画はあれども何が実現するかは2つの闘争の結果次第と思います。

 イエスの誕生に見る限り、人の誕生時期とその使命を計画出来る様です。先史文明の技術を残した旧約聖書の暗号の中には、多くの人々の名前と誕生日が残されており数学的に自然発生でない事が論文で証明されています。計画の存在の一端を伺わせているのです。
 別記事に先史文明の情報である伴星の情報や過去の出来事をマヤ暦で特定出来る状況を書いています。解析には高い情報処理能力が必要であり、まだその一端が垣間見えているだけです。近い将来より多くの先史文明の情報が分かるでしょう。

 ファティマの第三の予言が、バチカンにイエス本来の教えを取り戻すことを願った物であると仮定すると、1917年以降のマラキの預言はバチカンの変化により外れても良かったのではないかと思います。その場合マラキの預言は忘れられていたでしょう。
 現状は2016年という時期も113番目の法王の誕生の可能性も、そしてバチカンの終焉も予想の範囲に入って来ています。どちらに振れるか分からなかった未来の予想が、悪い方に振れたと見るべき現状でしょう。

 バチカンには昔から問題がありました。バチカン銀行の不正やヨハネ・パウロ1世 の不自然死など宗教独裁国なので司法が機能しにくいのです。犯罪が起きやすい事は明らかです。サンピエトロ寺院は聖ペトロの名前を冠する場所なのですが、イエス本来の愛の教えをエジプトの復活した神の教えに変えたペトロのお墓と言われる場所です。イエス本来の愛の教えを彼らが主旨替えして行うには、多くの人々の抵抗が生まれる場所でしょう。

 バチカンはこの次の法王が必要になった時も、ローマびとペトロと呼ばれる可能性のない人を選ぶでしょう。
 先史文明の存在が明らかになった後、イエス本来の愛の教えを行うには相応しくない場所としてバチカンが終焉を迎える時が来るとします。その時が現在の112番目か次の113番目かどちらの時になるかは分かりませんが、法王は誰であろうとも後にローマびとペトロと呼ばれる事になるでしょう。出身ではなく終焉が彼にこの名前を与えるのです。

 これらはまだ決まっていない未来だと思います。そして預言はこの決まっていない部分を曖昧にして、うまく表現しているように見えるのです。未来の計画が複数存在している様なのです。2つの闘争の結果で決まるのでしょう。この世界の未来はこの世界の人々の行動により作られるのです。結果が準備した計画の中に入る様に努力しているのです。
 この世界の人々の行動を彼らの望む方向に導くために、この預言を利用し私達への行動を促しているのです。ここに取り上げたADの使用と2つの預言は因果律の守られているあの世の関与でしょう。遺跡への情報の組み込みは未来の計画を加味して残されており、深い意味まで本当に良く考えて準備されていると思います。

 未来は決まっていませんので、聖マラキの預言は可能性の中の一つです。光速度の側はこの預言をバチカンへの圧力として利用しているのであって、当てる事が目的ではないのです。2つの闘争の道具としてイエス本来の姿と未来のあり様を人々に伝えることで、その心を通して偽善や支配のない世界へ未来を動かそうとしているのです。
 2015年末から明らかになる先史文明の存在が、2016年には大きく影響するように時の流れを計画していたのでしょう。光速度のイエスの愛の教えが重要である事を伝えるだけでなく、2つの予言が促したこの部分の闘争に、決着を望んでいる様子です。

稲生雅之
イオン・アルゲイン