日本のピラミッド状の遺跡が伝える物 1月7日

 これまで日本の大型の前方後円墳と、広い森を持つ神社が協力して先史文明の情報を伝えていることを説明してきました。遺跡と神社は、太陽に存在する伴星の存在とその接近時期である2049~75年、地殻変動の予想される時期である4160年と、先史文明が2つに分かれて争ってきた地球の過去の歴史を伝えています。
 日本にとっては富士山の噴火とその後の地殻変動の発生は、無視出来ない大きな問題です。この関連する情報を伝えるイースター島と屋久島は、世界の70カ所以上の先史文明の遺跡の中でも特別な役割でした。この組み合わせで富士山の噴火から中央海嶺の誕生を通して、大規模な地殻変動のリスクを解消することが教えられていました。

 富士山の噴火はイメージのしやすい物ですが、その後に生まれてくる中央海嶺などは、具体的にイメージ出来る人も少ないのではないかと思います。避けるべき地殻変動を引き起こすハワイの南側にあるマントルの山も、これが日本の政治経済をおかしくするほどの天変地異を起こすとは思えないと思います。500万年ぶりに起きる事なので、前例に乏しく証拠を一つ一つ紹介して理解を求めている段階です。
 地殻変動は富士山の噴火に続いて起きる東京深度地震により、大規模な物を穏やかな物に変える事が出来ます。中央海嶺の誕生がこの鍵になるのですが、この関連の情報を調べた結果が今回の記事になります。ピラミッド状に見える山々はたくさんあると思いますが、ここに紹介した山々はオカルトではなく、重要な情報を伝える先史文明の遺跡です。

 地殻変動に関しては、自然の火山の火口と、人工の山の組み合わせで情報を伝えてくれていました。前方後円墳と神社の関係のように、ここでも人々の作る遺跡に存在達との協力が現れており、神社の代わりに自然の火山を利用していました。
 私達は神という物の定義を知らないので、ここでは存在という言葉にしています。こちらの意図している物は一般に言う所の八百万の神々です。科学出来るようになるまで存在として今後も表現するつもりです。
 人工の山としては黒又山、エンデ森(北上市の飯豊森)、葦嶽山となり、自然の火山は神鍋山と皆神山となりました。この中では黒又山と神鍋山がそれぞれの代表格として重視されている状況と思われます。黒又山は大湯環状列石との組み合わせで情報を伝えるだけでなく伴星近日点である2062年のリゲルの角度を41.6度に選ぶことで、遺跡としての目的が地殻変動にある事を明確にしていました。神鍋山は橿原神宮との組み合わせ情報が複数存在し、その立場が並ぶ物である事を示唆していました。

 これらの人工と自然の山々は、日本の火山の状況も教えてくれています。大雪山旭岳、十勝岳、樽前山、有珠山、北海道駒ヶ岳、富士山、伊豆諸島、阿蘇山、霧島山、桜島が重要な火山であり、桜島、伊豆諸島、樽前山、有珠山、北海道駒ヶ岳の大規模な噴火に注意することを促していました。詳細は前回の記事を参照下さい。
 地殻変動に関しては、富士山の噴火後に生まれてくる中央海嶺の誕生する場所を明確にしてくれていました。場所はこちらの推定する場所でもあるのですが、AD4160年にちなんで104,208,416の倍数になる物を選んで利用し教えてくれていました。
 詳細はイラストを参照下さい。1枚目の物に根拠を載せています。そしてこの指し示しが地殻変動の情報である事を明確にするために、イースター島のモアイ列や火口を利用していました。遠距離ほどXX.00度という丁度の距離にはなりにくいので、明確な強調です。遺跡の位置にも星の角度を含んだり、別の遺跡への角度を真似することで、情報の組み込みが意図した物である事を明確にしていました。

 2枚目のイラストには山々の画像を載せています。黒又山とエンデ森は人工の山・丘であり前方後円墳を作る技術ではないかと思います。葦嶽山は山稜を削って作り上げた物に見えています。エジプトのピラミッドは人工物である事を示してスフィンクスを始めとする情報を理解してもらうことが目的でした。
 日本のこれらの遺跡は自然に溶け込むことが前提にある様子で、自然との共存を大きく意識していると思います。自然の火口を利用するところは存在達への配慮であり、神鍋山は2万年前の誕生からこの種の利用が意識されていたのかも知れません。屋久島に見るように高度な技術があるにもかかわらず、これが自然の物に見えるような配慮を欠かさないのです。私達人の力だけでこの世界を動かせるわけではない事を明確にしているのだと思います。地殻変動に際しての重要な心構えなのでしょう。

 3枚目のイラストは明らかになった富士山の噴火のメカニズムの説明です。前回の記事をまとめ直した物です。4枚目と合わせて864年の貞観型の穏やかなマグマ流出型の噴火と、1707年の宝永型の激しい火山灰噴出型の噴火が起きる仕組みを説明しています。
 現状はこのどちらにもなりうる動きをしています。311に続いて起きる地震が房総沖を動かす時に、その後に東海地震が誘発されて宝永型の激しい噴火になる可能性があります。この地震を大きな物にしなければ、現在進行中のフィリピン海プレートの北上運動により、伊豆諸島の火山の噴火が続いてから、富士山の貞観型の噴火に可能性があるでしょう。とにかく、どちらになるかは決まっていないです。

 5枚目が中央海嶺の生まれる位置がどこになるかを説明したイラストです。こちらの予想ではもう少し広い範囲になってしまうのですが、遺跡としてはこのレベルの予想範囲になる様です。イラスト中の地震の震源分布からは、関東の地下で大きな歪みのかかっている場所を特定することはむずかしい状況です。ここでは彼らの科学の方が明らかに進んでおり、今回明らかになった位置を説明出来る根拠を持っているのでしょう。
 埼玉から東京、千葉にかけての広い範囲がこちらの考える候補地でした。1枚目の赤い線はこちらの描いた物であり、それほどの根拠があるとは言えない物です。この線がずれるにしても、彼らに示された点を通って火口列の直線が出来る事になるでしょう。その後の中央海嶺の位置もおおよその方向であり、ハワイの南側のマントル溜まりへ到達出来れば良いというレベルがこちらの現状です。
 実際には太平洋プレートにかかる力を分散しながら中央海嶺は生まれ、東南東へと成長します。その際にトンガ、ケルマディック海溝に近づくと地殻変動の裂け目の発生を促す力を生み出しかねないので、科学として検討しながら進める作業になると思います。

 遺跡に位置を指定されてみると、この場所になる理由も何となく理解出来ます。少し北側にある沈み込みの先端を避けていることで、プレートの歪みを割れの発生に生かしやすい位置になっています。利根川にもある程度近く地下の構造を反映した物でもあるのだと思われます。自然に起きてくることなので多少の位置ずれは起きると思いますが、広範囲に心配をする必要性が低いと言うだけでもありがたい情報でした。
 一般の方にとっては、遺跡がこの場所を示す事は理解出来ても、ここに中央海嶺が誕生してくることは信じられないところでしょう。科学としての説明は関東深部のプレートの割れが引き起こすマグマの発生が火口列を生み出し、フィリピン海プレートに押される形で割れが裂け目に変わって中央海嶺になってゆくという事になります。
 海水が裂け目に大量に注入されるようになると、加水によりマントルからマグマが生まれる温度が下がってマグマが大量に生まれるだけでなく、マグマは水平に流れ出すので下からのマントルの上昇を招き続けることになるのです。

 この場所の水深は現在5~6km程あるのですが、ここに下からのマントルの押し上げの力が加わり、水深が3km程度になるまで海底面を押し上げるのが中央海嶺の下に生まれるマントルの力です。少し大きければアイスランドのような島を作りますし、千葉や茨城にも陸続きになるかも知れません。それほどの大きな力です。このエリアは大きく日本の環境を変化させることになるでしょう。ゆっくりと変動が進むことを願っています。
 高さの変動はマントルの動く速度なのでゆっくりとした物だと思います。海面の高さ変動に人々の移動はついて行けるでしょう。貞観型の噴火を彼らとの協力の上に導き、激しい地殻変動にしなければ大丈夫と思います。
 地殻変動について詳細な情報が明確になり助かりました。富士山の噴火のメカニズムだけでなく中央海嶺の生まれる位置を教えられたことは、私達にとって大きな意味のある事です。私達の祖先と私達を見守る存在達の伝えるこの種の情報を生かし、未来に備える事が出来るようになる事を願っています。

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稲生雅之
イオン・アルゲイン