富士山のマグマ溜まりと熊本地震の影響11 6月9日 6月13日追記

 5月末の台湾地震後の変化は進んでいますが、九州は日向灘、東北の三陸沖にリスクを感じています。この動きの先に熊本地震への調整が起きる可能性を残しています。

稲生雅之
イオン・アルゲイン

6月9日追記
 5月末の台湾地震後の状況が、ここまで尾を引くとは思っていませんでした。12日の半月の前後の動きで変化が生まれる流れですが、半月へのこだわりはプレート運動が根底にあると言いたいのかも知れません。昨日から富士山と三宅島が次への準備を始めている様子です。
 昨日からの変化としては、1時前に茨城県南部にM3.2、11時半頃に茨城県沖にM3.3の地震が起きており、それぞれ富士山の分になります。あと、IRISによれば福島県東方沖にM4.4が三宅島と思われる地震を起こしています。口永良部島は今も活発に噴煙を上げており、群発地震の方も小さな物を起こし続けている様子です。
 登別温泉の近くにある倶多楽の付近でも少し深い地震があり、この火山の噴煙も強まっています。口永良部島と同じであり、近傍の深発地震が活動を活発化する例になっています。ここでも気象条件による部分が噴煙を大きく見せる状況ですが、十勝岳と樽前山の交点に群発地震が起きていることもあり、北海道の火山としても活性です。
 三陸沖の地震ですが、考えてみるとここでは富士山と三宅島の活動が重なる場所になります。近くにある火山として双方が同時に潰れを起こす可能性は低いのですが、この分もゼロではないので考えるべきだったと思います。福島県東方沖と三陸沖に群発地震が起きている状況は、三陸沖の大きめの地震の確率を少し上昇させるはずです。それでも現状の可能性はM6前後だと思います。
 阿蘇山の近傍には深発地震がまだ続いており、日向灘側にも小さな地震を起こし続けています。富士山と阿蘇山の交点が揺れると、南海や東南海への影響が大きいのでしょう。これを避けるために富士山は口永良部島、三宅島は奄美大島東方沖を利用してフィリピン海プレートの西側に調整をしている様に見えています。この続きで日向灘が揺れると、その影響が四国を経て紀伊半島に伝わり、新たに調整を促す可能性を持っていると思います。
 紀伊半島の東側から愛知にかけては小さな地震が続いており、少しずつ調整が進んでいると思います。そこそこに揺れてもおかしくないのですが、これまで3度大きな揺れを防ぎながら群馬から茨城県北部に地震を誘発しており、主に群馬の調整が取られてきていると思います。
 紀伊半島が大きく動く時に、ユーラシアプレートの大きな変化が群馬や茨城県北部のフィリピン海プレート北部にも届くことになります。この分をあらかじめ震度3程度で繰り返し動かしておくことで大きな地震にならないように調節している様子ですが、これだけ揺れるはずの部分が揺れなかったので言い訳に聞こえるだけでしょう。南海トラフの切り離しも執拗な調整でしたが、今から考えるとこちらも同様の調整になっていたと思います。311地震後に長野県北部の誘発地震M6.7がありましたが、この様な大きな誘発地震を小さくする調整と言える動きです。
 正直なところマグマ溜まりのメカニズムとしては新月を見送った理由には乏しいと今も考えています。一方では、この様な調整を続けている部分はまだ理解出来ていませんでした。仕組みの理解はかなり出来ていると思っていましたが、一部を動かせば他にも影響が及ぶのであり、今回の熊本発の動きは大きな物でした。富士山と三宅島の状況を見ながらこれを収める調整も簡単ではないのでしょう。台湾地震が終わってもすぐには次といかず、準備が必要だったのでしょう。
 ここまで結果を出せずに来るとは思いませんでした。彼らの納得する調整がすむまで大きな地震にならないと思います。次の半月の前後で動きが出るのかを待つことになります。

 今日は中国の軍艦が尖閣列島の接続水域に一時入ったとニュースが流れています。軍艦の投入は初めてと言う事で日本政府も抗議しています。同時に近くをロシアの軍艦も航行していたとされています。
 サミットで中国に対抗する手段を講じたのだから、お返しとしてこの程度は当然だったのかも知れません。彼らに対応をエスカレートさせる言い訳を与えたような物だったのでしょう。日本はこれから選挙なので政権を有利にするだけの愚かな対処ですが、追い込まれている中国としては軍と政権内部の突き上げをこの様な形で処理するより他にないのでしょう。かなり苦しい状況にあると思われます。
 ロシアもおつきあい程度には、日本へ牽制をした物と思います。北方領土の交渉をするつもりがあると考えられ、その為の準備であると思います。
 中国の状況は経済の悪化に比例しておかしくなってゆくと思います。戦争を避ける外交が重要になるのですが、現状では難しいところです。選挙で安倍政権が負けないと戦争に向けて軍艦との衝突が演出されて行く流れであり、今のままなら人々は流されてゆくだけでしょう。
 選挙まであと1ヶ月です。残されている時間は少なくなっていますが、まだ何とか出来る所にいると思います。良い方向に結果が出るのを待っています。

 口永良部島と富士山のマグマ溜まりの交点にこのタイミングで群発地震が必要になる理由を考えていました。単純には奄美大島の負担が大きすぎて分散させる必要が生じた時がそのタイミングですが、現状奄美大島の関連の地震が増えているわけでもなく理由が分からずにいました。
 現在日向灘の地震を予想していましたが、こちらが地震にこだわりすぎていたことが原因で状況を理解していなかった可能性に気づきました。阿蘇山のエネルギーを日向灘に放出する方法は大きな地震だけではなく、ゆっくりとした地殻変動でも可能です。
 イラストに説明を載せました。阿蘇山には東西二つのマグマ溜まりがあるのですが、ここ1週間ほど日向灘のその間の領域での地震が増えていました。ここにマグマ溜まりの圧力が存在していることになるはずです。 
 この状況に口永良部島の東側を富士山から南西に押し下げることで、日向灘に南向きに押し下げる力を働かせることが可能です。台湾地震を起こすほどの力ですから、日向灘の地殻、岩盤を南に伸ばすことで、マグマ溜まりの圧力を上に逃がすことが出来たのではないかと思います。結果としてこの辺りがマグマ溜まりの活動に合わせて岩盤が隆起出来るようになるのです。
 隆起は普通地震で起きる物ですが、この様な形でも起こし続けることが出来るでしょう。結果はGPS変動になって現れてきますので、1ヶ月前後の時間で答えが出て来ます。このエリアの隆起の可能性を神事をする人が予想していましたので、その状況が生まれている可能性を感じています。
 隆起の話は記憶していたこともあり、大きな地震がきっかけになるかと考えていました。どうやらその必要はなかった様子であり、地震を伴わずに各地で時々起きる海岸の隆起のような物でもありませんでした。ゆっくり地震同様に分かりにくい調整だった様子です。
 阿蘇山のマグマ溜まりの活動なので、ごく小規模でも噴火が起きていれば分かりやすかったと思います。現在は噴煙を強めに上げている程度でした。
 今後の変化ですが、豊後水道の九州側にM3程度の地震が起きており、この続きで紀伊半島の東側の調整につながりやすいと思います。紀伊半島の南側ではなく北側の調整になりやすいと思われ志摩半島から愛知にかけての歪みを調整する形になると思われます。
 八丈島の東側のプレート境界付近でもM4クラスの地震が起きており、再びフィリピン海プレートを北上させる力になります。大きな物ではありませんが、三宅島から富士山、御嶽山までを少し刺激するには十分だと思われ、これから関東の南側より順番に影響が出てくると思います。

 5月末の台湾地震が起きなければ、以降の地震の予想は止めていたと思います。見込みが伸びたのでここまで無理して引き延ばして続けてきました。
 あと少しで結果が出ると思いますが、こちらの資金繰りもぎりぎりです。ここに寄付のお願いを書いてもあまり効果がないことは分かっているのですが、神頼みは人の側に立つ立場として嫌なので読者の皆さんにお願いです。資金面でのご協力をお願い致します。
 5月末の台湾の地震は富士山だけでなく、三宅島も関わっていた物ですが、こういった事には理解が求めにくいと思います。今回また富士山と三宅島が阿蘇山の動きを助けています。元々この様な動きでこれまでも自然が働いてきているはずなのです。熊本地震も大きくは桜島の影響が強く出ている地震ですし、雲仙岳も阿蘇山も熊本地震の影響を小さくするために動いている状況でした。
 こういったレベルがマグマ溜まりの科学として感じ取れる所まで私達は進歩してきているのであり、このメカニズムを通してみる自然の仕組みには、科学であるにもかかわらず偶然ではなく意図という物を自然の中に感じざるをえないのです。この種の意図に相当する物がこちらの情報発信を助けてくれることにつながる手前にいるのですが、目先の資金に苦労しています。彼らとしても人が努力すべき部分だと言いたいのでしょう。個人の努力としては十二分に解析をしてきており彼らに文句を言われる筋合いではないのですが、人としての私達が自分の利益に拘泥するばかりで社会や自然のことを考えないと言いたいのでしょう。ここに準備出来ている情報を広める前に、今一度社会のことを考える人であって欲しいと願っているのでしょう。
 関連して神頼みの無責任も暗示していると思っています。人は神という物を知らないので、神を名乗られると皆ひれ伏してしまい、批判が働かなくなるのです。過去偽善の神と善の神が人々を通して争い、この世界を二回も破壊してきています。善の側の神を名乗る存在達にも一定の責任があったはずであり、自然はその迷惑を受けてきたとも言えるでしょう。
 彼らも私達に人としての自立を願うのであり、神への隷属など望んでいないでしょう。宗教を理由に争いこの地を破壊することを止めたいはずであり、その為にこそ今回の彼らの協力が得られるのだと思います。宗教が如何に偽善の神であるゼウスや生け贄の宗教を利用して人々を支配してきたのか、二つに分かれて争ってきた世界の現実を遺跡とそこに刻まれた歴史が教えてくれるでしょう。

寄付は以下の口座へお願い致します。
ゆうちょ銀行
記号10560 番号39920511 イノウ マサユキ
三井住友銀行
船橋支店 普通預金 7055954 イノウ マサユキ

 21時過ぎに地震分布図を確認したところ、紀伊半島の西側に小さく地震が起きていました。これだけでなく薩摩半島西方沖にも群発地震が起きており、ここから九州を通じてユーラシアプレートの動きが促される形になっていました。イラスト参照下さい。あと、本日の追記の上記の八丈島の東方沖の地震はIRISではM4.9になっており、影響は小さくないかも知れません。
 これまでにも何度も見てきたパターンであり、4回目くらいだと思います。紀伊半島の東側から愛知にかけてのエリアを大きく調整することなくもう一度群馬や栃木に地震を起こすのか、それともこれまでの歪みを調整するのか、この結果は出てくるはずです。御嶽山の小規模な噴火につながるのかについても重要な所です。14日に半月の影響が終わるまでにもう一度繰り返されることにも可能性がある状況です。
 今回のこの部分の調整に富士山が関与するのか、この点も明確ではありません。動ける状況にあることと、渥美半島沖から富士山のマグマ溜まりの通り道までは至近距離なので、こちらからきっかけが作り出される可能性もあると思います。
 予想している流れの中に富士山の関与が少ない状況なので、少し疑問に感じているところです。現状では富士山のマグマ溜まりが大きな問題を抱えていることが明確にならないので、こちらの予想を超えた動きがあるかも知れないと思います。三宅島は小規模に噴火することで関与を明確に出来るのですが、富士山には近傍での地震くらいしか分かりやすい物がありません。南海から東南海のエリアの地震を回避する可能性が高いので、三陸沖を同時に動かすなどによりその意図が演出されるかも知れないと思います。
 明日は記事の更新が遅れるかも知れません。21時現在の解説を載せておきます。

6月10日追記
 21時7分に三陸沖でM4.9深さ10km震度1の地震がありました。予想していた分ですが、思うほどには大きくありませんでした。後続があるかどうか分かりませんので注意の継続をお願いします。速報時はM6.4もあったのでこちら側の結果が出たかと思いましたが期待外れでした。この大きさを当てても訴える物にならないでしょう。
 位置としては富士山のマグマ溜まりと三宅島のマグマ溜まりの中間的な感じです。三宅島も富士山も別の場所にも地震を起こしておりそれぞれ活動的です。
 富士山のマグマ溜まりは福島県沖にM4.0を起こしています。三宅島はM3クラスを奄美大島東方沖に起こしています。
 注意する地震としては、母島の北方でM4.7が起きており、フィリピン海プレートの北上を促します。イラストの21時の震源分布図では、丹沢山系に小さな地震が群発しておりこの状況を明らかにしています。
 気になる部分としては大阪の北部にも丹沢山系同様に小さな地震が群発しています。歪みの存在を表しておりユーラシアプレートの東向きの動きが淡路島で分かれて北東に進むエネルギーを生み出している様子です。この場所から琵琶湖と岐阜の近辺にかけてM4くらいで揺れるかも知れませんので注意をお願いします(岐阜寄りになるともう少し大きくなりそうです)。発震した場合のその後の連鎖は御嶽山や長野県北部、群馬県、栃木県のフィリピン海プレートの北寄りになります。
 三河にもM3クラスが起きており調整の進みを表しています。このままで収まり群馬に流れて行くのか様子を見ています。
 志摩半島から三河の分は、他のエリアでは同様のメカニズムで予想が出来ており、熊本地震直後はM4.3が予想出来たにもかかわらず、なかなか起きない地震になっています。群馬の調整も必要だと思いますが、まだ理由が分からずにいるエリアです。今回大阪に影響が出ているので、この様な形で北側にエネルギーが抜けることが多いのかも知れません。
 記事をアップした直後に宮城県沖でM4.3深さ20km震度2の地震が起きました。この分は富士山の分だと思います。フィリピン海プレートへの影響が重なったこともあり、かなり活動的な様子ですので後続にも注意が必要でしょう。

6月11日追記
 昨日の続きですが、23時過ぎに岐阜と愛知の堺で320kmの深さの地震がありました。M3.6です。この影響で大阪から岐阜に予想した地震は起きる必要が低下しました。この地震はフィリピン海プレート側の動きですが、上にあるプレートの動きを促したと思います。同様に三河エリアも地震の可能性を下げたと思います。
 その結果なのか、志摩半島の南側にM2の地震が起きています。この位置だと御嶽山と富士山の交点付近になる位置なので、注意が必要と感じています。元々この様な地震が起きることを心配していたのですが、今回は上記の深発地震で北側が動いた事による表層の歪みの修正と思います。これまでに蓄積していた分が少し出ている物になると思います。
 富士山からそこそこのエネルギーをこの場所におくって被害の出ない程度に揺らし、その後御嶽山が大きめの噴煙を上げるというのが4月1日に起きた東南海エリアのM6地震のパターンです。現状でも同様の動きが可能と思いますが、様子を見るしかありません。ここよりも北側で動いても御嶽山への影響が出て、これまでに溜まったエネルギーを抜き出せると思います。
 火山の変化としては、九重山の噴煙が大きくなっていました。先月の100mより多少大きい程度ですが、気象条件もあって水蒸気が多量に見えています。九重山のマグマ溜まりは阿蘇山の東側のマグマ溜まりと共通なので、日向灘に隆起を促した時のマグマ溜まりの圧力上昇の影響が出ている可能性のある物と思います。小規模に噴火してくれるとここも分かりやすいのですが、阿蘇も含めて様子を見るのみです。
 薩摩硫黄島の下部にも深発地震が起きています。元々この火山も噴煙は活動的ですので、隣の口永良部島と合わせて小規模の噴火にも注意が必要でしょう。富士山がこのエリアに届けたエネルギーの余波と思われるので敢えて指摘しておきます。
 阿蘇山は上記以外にしばらく大きな変化を起こすことはないと思いますが、三宅島、御嶽山、富士山にはエネルギーが溜まったままになっています。三宅島は奄美大島の東沖に地震を起こし続けており活動的です。太陽風は10時半現在で時速約430kmで電気は1.5倍です。新しい高速風が始まっているので、これから影響が出てくるところです。
 フィリピン海プレートの北上が八丈島の東部と母島の北部の地震で促されており、昨日の三陸沖の地震なども富士山と三宅島のマグマ溜まりの活動が重なった物かも知れません。M4.9とあまり大きな物にはなりませんでしたが、地震を連続しています。このマグマ溜まりの反対側が志摩半島になるので、エネルギーは余っている状況だと思います。それなりに北側と分離されており大きな地震になりにくいと思いますが、簡単にM6クラスになるので注意は必要でしょう。

1498年の明応地震との関連について
 地震のメカニズムとして、マグマ溜まりの軸と構造線の交点に地震が起きやすくなることを指摘しています。1945年の三河地震が御嶽山と中央構造線の交点の地震になります。北側の中央構造線との交点です。
 現状の分析で中央構造線の南側の線に注意をしています。この線を大まかな推定でイラストに載せました。普段あまり注意されていませんが、ここに構造線があるのは四国との類似性と山脈の連なりからも明らかだと考えています。
 こうなると、ここにも富士山のマグマ溜まりの軸上の交点が生まれるはずです。大きな地震を過去にも起こしていると思います。調べてみると1498年の明応地震がこれに相当する可能性のあることに気づきました。
 この地震の特徴は津波が大きかったことと、それまで淡水湖だった浜名湖を海につなげてしまったほどの大きな影響を残したことです。東海、東南海エリアの地震はこれまでにも繰り返しているので、もっと古い時代にも同様に大きな影響が浜名湖にあっても良かったはずですが、この時に海につながっています。
 関連する状況で明らかに出来たのは、同時期に四国でも地震の記録があるらしく、連動地震になっていた可能性が指摘されています。また、それまでは富士山の噴煙はかすかな物でしたが、この地震以降は大きな物になり、和歌に残る富士山の噴煙の読まれ方が変化しています。

 マグマ溜まりの地震の立場からは、東海地震を富士山の南側のマグマ溜まりに選ぶと御前崎の南側に震源が来る事になります。北側のマグマ溜まりを選ぶと浜松から浜名湖の南側、東南海エリアから南海エリアまでがカバー出来ることになります。
 これまでは、3連動する時は御前崎の南側と残りのエリアが同時に動き、富士山の南北のマグマ溜まりが同時に潰れる可能性があると考えていました。これに対して明応地震時には南側も動いたかも知れませんが、北側も東南海地震の分が志摩半島や浜名湖寄りに震源のあるタイプであった可能性があると思います。南海エリアはマグマ溜まりの延長上で変わりありません。
 過去の記録から震源位置を特定することは難しいので、イラストの推定にも誤差はあると思います。こちらの注目はそれまでと異なる浜名湖の変化です。富士山のマグマ溜まりと御嶽山や白山のマグマ溜まりは、プレートの運動により同時に活性化することが多いので、南海トラフの地震が連動するケースが出てくるのだと思います。
 これに対して中央構造線との交点での地震は、プレート運動が今回の熊本地震の様に特別な動きをしたときにしか起こらない確率の低い物なのではないかと思います。その結果なのか浜名湖は淡水湖のまま過去には存在出来ていたのでしょう。
 マグマ溜まりの潰れの地震であることは、富士山の噴煙が大きくなったことから明らかです。地震後に火山活動が活性化しているのは、地震に伴うプレート運動の影響が現れた物でしょう。地震後に噴火が起きやすいというパターンの繰り返しです。この時は噴煙を強めたのでしょう。

 今後の地震の予想をする為に様々な資料を見直しました。明応地震が富士山のマグマ溜まりの地震であることは間違いないと思われます。震源地も東南海地震分を志摩半島から浜名湖の南側で良いですし、御前崎の南側にももう一つあって良いと思います。四国との連動にも矛盾しない物になります。
 現状の予想で、このエリアにも地震が起きる可能性を指摘する必要が生まれました。夜になって志摩半島の南の付け根にM3クラスの深発地震が起きており、この上部のプレート運動を促す結果になるはずです。志摩半島の付近の地震が起きやすくなりますし、構造線の続きである浜名湖の南側や浜松でも地震が起きておかしくありません。
 気がつくのが遅れましたが、構造線の存在は九州でも海の中の分は見落とされています。ここ紀伊半島の東側でも同様でしょう。静岡の赤石山脈など古い時代のフィリピン海プレートの東側の火山の衝突部分が残した構造線にも注意が必要なはずです。イラストに白線で書いた諏訪湖に向かう部分です。
 今回は地震が起きるまで位置がどうなるかは分かりません。今回起きなくても将来この位置関連で地震が起きる事になると思います。この種の構造線の地震への影響は改めて見直されることになるでしょう。特に九州の川内原発前にある中央構造線の延長部分には注意が必要であり、今回の地震の関連がそこに光を当てる事になるかも知れません。

6月12日追記
 今日は関東エリアにフィリピン海プレートの北上の結果が出ています。5時48分に千葉県東方沖にM3.3深さ60km震度1が新島、神津島の分、7時28分に千葉県北西部にM3.4深さ70km震度1が伊豆東部火山群の分、7時54分に茨城県南部にM5.0深さ40km震度4が富士山の分でした。3つで連鎖している部分もあると思います。
 一昨日の三陸沖のM4.9も含めて一通りを予想出来ていますが、このレベルの予想が出来ても多くの人に訴える物にはならないので、この先の展開を待つことになります。
 こちらから見ると三陸沖のM4.9は大きく揺らすことも出来たはずの物であり、どうして大きくしなかったのか、理解に苦しむところです。前震なら仕方のないところでもありますが、こちらの予想にまだ足りない物があるかと考えて見直しをした結果が昨日夜に公表した明応地震への評価です。浜松から浜名湖の近辺でも揺れが起きうることが明らかに出来たと思っています。
 5月31日にもM6.2の台湾北部の地震を当てられていますが、この地震の起きる仕組みの説明には、自然の意図という物を抜きにしては語れないと思っています。この理由があるので、この地震を当てていても人々の理解には訴える物が足りないのです。
 地震の全てに意図があるのかどうかなどは、こちらでは分からないところであり、大きな地震ほどこの種の意図を感じる部分を持つと言う事になります。熊本地震が大きく3回に別れた地震になり、揺れの強度の分散が図られていたことなど、偶然で説明するには理解に苦しむ部分が見られています。それでも私達にとって、自然の中に意図を見いだすとオカルトにされるだけでしょう。

 こちらにとっては旧約聖書の中の暗号も、先史文明の科学技術の遺産です。先史文明の存在も現状ではオカルトにされるだけなので、地震を当てる部分に自然の意図というオカルトにしか見えない物がある以上、この重なりでこちらをオカルトに分類するようにされるだけなのです。
 分かりやすい当たりを取らない限りこちらが準備した情報を広めることにはつながらないと思っています。当てられている現状を週刊誌に話しても、地震の科学がオカルトにされるだけとしか思えない現状です。
 こちらにとっては科学が遅れているからこそ、自然の中にある意図の存在を知らずに来ているだけなのですが、この現実を認めるためには相応の分かりやすい現象が起きないと人々には理解出来ないでしょう。ここで地震を当て続けることは今後も出来るのですが、参議院選挙の前である今でなければ、もう意味がないでしょう。
 台湾地震は台湾の軍部と中国共産党のクーデター対策でした。これが事実であるならば、今度の選挙における自公の勝利は、戦争をもたらす物でしかなく対処が必要なはずです。尖閣列島での紛争に軍艦の衝突から国境紛争を経て、戦争への流れを求めるだけの物になります。多くの人の目には尖閣列島に来ている中国の軍艦が、サミットでの安倍総理の動きにより呼び寄せられて来た現実は映らないでしょう。
 今日は半月の12日です。残された時間の中で分かる範囲をここに書けるようにしたいと思います。予想の流れとしては紀伊半島の東部から浜松までの地震と、フィリピン海プレートの北縁の地震が増えると思います。
 富士山は静岡県西部と紀伊半島南部に続いて、屋久島の東側にも地震を起こしています。エネルギーは今もこのエリアに存在していることを表しています。実際にどのエリアに揺れを起こすかは彼ら次第です。駿河湾にも小さな地震が起きており、東海エリアの地震にも可能性を見せています。明応地震を参考にすると同時に動かせるエリアになっています。

 12時49分に岐阜県美濃中西部にてM2.8深さ20km震度1の地震がありました。同じ位置でM3.6深さ320kmの地震が一昨日起きており、この影響が出た様子です。大阪から琵琶湖と岐阜の近辺への歪みの解消地震を予想していました。起きる確率は深度地震の発生で低下したと考えましたが、その上での発震により歪みが解消されています。深度地震は表層の揺れを促す為の地震だった様子です。まだ上側の地震の必要性を区別するのは難しいと教えられました。
 この続きで御嶽山から長野県北部を経て群馬、栃木県に影響が及びやすくなりました。志摩半島から浜松までのエリアにも北向きの動きが少し促されるので、このエリアのリスクは変わらず存在すると考えています。

 22時8分に熊本地方でM4.3深さ20km震度5弱の地震がありました。局地的に強く揺れた状況です。本日は薩摩半島西方沖にM3とM2クラスの群発地震が起きており、その影響を受けた物でした。半月の影響と合わせて大きめの余震になった様子です。
 地震その物はこれまでのパターン通りの地震であり、予想を流すべきだったと反省しています。中部の大きめの地震に目が行っており、余震の回数も減っていることから、こちらの状況をパターン通りと軽視していました。
 これまでに準備して来た先史文明の人々の情報など、その思いも含めて多くの人に知ってほしいと焦っていました。彼らの助けを当たり前のように考えていた部分もあり、何も起きないことで頭を冷やすようにされているのかも知れません。予想にあたっては状況の変化を追いかける必要があるのですが、資金繰りの苦労もあって周りが見えなくなっていたのでしょう。彼らが私達に託している思い、私達のなすべき事が良い方向に進むように願っています。あと少しだけこの情報発信も続けられます。
 マグマ溜まりの引き起こす地震を当てる事については、仕組みが明確に出来た4月から2ヶ月程度では大きな地震の件数も少ないので、こちらの都合の良い分かりやすい地震を当てるのは確率としても難しいのでしょう。時間をかけて統計評価することで、大きな地震の中に存在する意図を統計的に明確にすべきだったのでしょう。やれば出来る事なのですが、残念ながら残された時間が足りません。資金も続かず潮時でもあり、この意味でも多くの人と彼らの協力をお願いしたいところです。
 三河と志摩半島の南側には再び小さな地震が起きており、歪みの存在を示しています。群馬から栃木には調整の地震が起きて良いはずですが、深い場所の地震しか起きておらず、ユーラシアプレートの調整としては未発生です。まだ続きがある事になりますが、天候の悪化もあるので先送りかも知れません。

6月13日追記
 本日は九州の注意から書いておきます。イラストには薩摩半島西方沖の群発地震が載らなかったのですが、昨日の地震に現れた影響が残っているはずです。ここ数日の間熊本エリアだけでなく阿蘇、大分、伊予灘までの注意が必要だと思います。
 阿蘇山が影響を受けていると思われ、玄海原発の少し南側に小さな地震を起こしており、マグマ溜まりの活動の分です。あまり注意されることのない地震ですが、熊本地震以後玄海原発近傍での地震は小さいながらも複数回起きています。群発地震の起きるこのエリアにも注意が必要なことと、阿蘇域の地震にも注意が必要でしょう。
 大きな地震は起きていませんが、中部エリアの調整は進んでいます。昨日に続いて7時23分に岐阜県飛騨地方でM2.7深さ10km震度1の地震が起きており、予想した御嶽山付近への調整を進めています。
 明応地震について一昨日説明しましたが、昨夜遅くにM3クラスが浜松付近で起きています。30km前後の深さがあった様子で有感地震にはなりませんでした。ここに存在する中央構造線の動きが現れた物だと思います。少し北側にも小さな地震が起きておりこのエリアの中央構造線が調整されたことを表しています。
 科学としてはここに地震が起きる可能性がある事を教えてくれているようです。浜名湖の南側などにも歪みはあると思いますが、小さな地震を繰り返している志摩半島寄りの部分に残っていると思われます。
 紀伊半島の南西部に小さな地震が集中しており、東側にも調整を促すように見えています。飛騨地方の地震で御嶽山のマグマ溜まりに圧力がかかるので、富士山との交点と南北の中央構造線の交点に地震が起きやすくなっていると思います。
 富士山は北海道東方沖にもM4.6の地震を起こしている可能性があります。このエリアになると区別が難しいのですが、可能性はあると思います。三陸沖は素通りでした。
 同種のエネルギーが紀伊半島の東側を通るので、これまでの中央構造線の動きによる分離が十分であるにしても御嶽山の一部のエネルギーは届く可能性があります。この意味で注意が必要だと考えています。
 これまでの状況から考えると、このエリアの地震は起きる確率は上がっていると思いますが、周辺の調整が多い分必ず起きるという程ではなく先送りも可能でしょう。天候の改善と結果が出るのを待つことになります。

 14時20分頃に奄美大島東方沖でM5.4とM5.2の地震が連続して起きました。防災研の震源分布図では深さ80km程度、気象庁では10kmになっています。15時47分にもM4.3とM4.2が続きました。
 この地震は三宅島の活動の分であり、未だにその活動が活発なままである事を示しています。東北地方にも地震を起こしてきており、エネルギーが余っている感じです。
 奄美大島から沖縄にかけての地殻変動は、今の状況が続くと大きな影響を受けて動きが加速します。当然プレート運動型の地震の時期を早めることにもつながります。
 少し前に日向灘の隆起の話を書いています。あの場所の隆起が続くことにより、中央構造線の南側の動きを抑えることにつながるはずです。熊本地震により大きな影響を受けた中央構造線ですが、余震が続くことによりユーラシアプレートの東向きの動きを助けているはずです。その結果何年分ものプレート運動をこれまでの短い時間に達成していると思います。その結果今心配している紀伊半島から中部のように、地震が起きやすくなっているのです。
 熊本地震の影響を抑える動きとして、日向灘の隆起は必要とされた物と思います。本来であれば、大分から伊予灘の辺りにも同様に対策が必要になるはずです。
 三宅島の刺激が止まらないのは、この対策を促す為かも知れないと思います。現状は琉球海溝付近の地震が連続されており、フィリピン海プレートのこちら側の移動を促す事になります。その先にある部分としては大分から伊予灘になるので、このエリアの地震が促されているのは間違いないと思います。
 先日から動いている屋久島の東側で口永良部島と富士山の交点に地震を起こすと、再び日向灘を押し下げることになるでしょう。今の位置でも多少の影響はあると思います。同じ手法で大分部分に隆起を生み出すのか注意が必要でしょう。過去には大分の津波を生み出した鶴見岳、伽藍岳のマグマ溜まりの動きですが、今回どうなるかは決まっておらず、ゆっくりとした動きでも隆起を促す事は可能と思います。こちらの隆起も神事の人の指摘していた対処です。
 この部分もGPS変動で変化が分かる種類の物になります。結果が明確になるまで時間はかかりますが、この様な所からも自然の中にある意図の存在が明確になると思います。

 紀伊半島から中部の現在の状況も再検討しました。熊本地震後はユーラシアプレートの動きの影響を大きく受けていた物と考えています。本来は淡路島と和歌山県北部でプレートの動きが北にそれて、愛知や静岡では中央構造線の東西の動きの地震が起きる確率は低いはずでした。今回動きが見られたのは、熊本地震によるユーラシアプレートの動きが増加したことが背景にあると思います。
 何度も西から動かしたので生まれた歪みの解消が起きる可能性はまだ残っていますが、これまでプレート運動の影響を少し過大評価していたと思います。地震の可能性は御嶽山の動きに大きな影響を受けていると思われ、東西から潰され続けたマグマ溜まりの状況次第でしょう。富士山は活性なのでその交点付近がやはりリスクの高い場所になると思います。再検討後も三河から東南海エリアの地震の確率が少し高まっているという結果でした。
 他の火山のマグマ溜まりの地震と異なり、御嶽山の群発地震は多くありません。それでも4月1日にM6を起こしているので、動くときの影響は大きいと思います。台湾地震に向けた富士山の交点との分離を図った中央構造線の動きが必要だったのであれば、中央構造線が安定する前に御嶽山か富士山の一方が静まる必要があるはずです。
 この動きがまだ見えてこないので、そのリスクの上昇がこれから現れてくることにならざるを得ない状況に見えています。フィリピン海プレートの動きの影響を直接受ける富士山と異なり、御嶽山はゆっくりと活動を低下させると思います。このタイミングと周囲の状況次第で地震が起きやすくなっているでしょう。三宅島と御嶽山の過剰なエネルギーをどの様に処理するのか、時間の流れの中でこれからその変化を目にすることになるのではないかと思います。

 三宅島の状況ですが、奄美大島東方沖に13時半頃から19時44分までに6回も地震を起こしており、上記に書いたM5クラスが2回で、残りはM4クラスです。携帯情報にはこれだけの回数が残されていました。
 この状況であるとすると、マグマ溜まりが潰れて奄美大島東方沖を一時的に押すと言うよりも、13時過ぎから押し続けているという状況に見えます。奄美大島の載った琉球のプレートを南西に押せるので、日向灘を南西に引っ張ることにもなっているでしょう。
 火山性地震には大きな変化は現れていませんが、13時前から揺れが大きくなるなど変化の出ている場所もあります。この状況であるとすると、この影響で小規模に噴火してもおかしくないと思います。噴火すると一時的に落ち着くので、押しの動きと合わせて過剰なエネルギーが対策されたことになると思います。噴火にはこちらの希望も入っていますが、押し続けるエネルギーは大きな消費だと思います。また、富士山も含めて周辺のマグマ溜まりへの影響が心配です。5月12日に富士山が台湾の東方沖に地震を起こしたときは、以後の三宅島の活動を活性化しています。今回は関東を始めとしてマグマ溜まり由来の地震に注意が必要です。19時半に茨城県南部にM3.3深さ40km震度1の地震を既に起こしており富士山の分になります。昨日とほぼ同じ位置であり余震でもあり得ますが、刺激を受けた結果であると思います。今後どの様に他へ連鎖するか注意しています。
 今後どれくらいの回数でこの場所を揺らすのか分かりませんが、影響の及びやすい九州の各地区と伊予灘、豊後水道では、余震が大きくなりやすいので2~3日注意をお願いします。念のため鶴見岳、伽藍岳の活性化にも注意を書いておきます。
 本日は諏訪之瀬島が2回噴火しています。朝とこの地震の後にも噴火しており影響を受けているかも知れません。少し前に近傍での地震があり噴火は準備されていた物だと思いますが、奄美大島が押されている影響も出ていると思われます。昨日はM3クラスが3回起こされていましたので、活動を続けていたかも知れません。