富士山のマグマ溜まりと熊本地震の影響13 6月19日 6月22日追記

 熊本地震の影響を抑えるための変化が進展しています。太平洋プレートの沈み込みの深い部分を調整しており、もうすぐこの部分に結果が出ると思います。参議院選挙まで残すところ3週間となり出来る事が限られてくることになりますが、情報を広めることにはまだチャンスがあると思っています。

稲生雅之
イオン・アルゲイン

6月19日追記
 昨日予想した大分の地震はM1.9と大きな物にならずにすんでいます。調整はまだ続いていますので、九州の余震域には注意をお願いします。
 イラストからは北海道とフィリピン海プレート側の深い部分の調整の進みが明らかです。本日6時頃に八丈島の南側でもM4.1深さ440kmの地震が起きており、一部進展しているこの深さの調整もこれからさらに進むことになると思います。
 富士山の起こす地震は目立たなくなっています。諏訪之瀬島の東側に小さな地震が起きていますが、諏訪之瀬島の活動を考えると小さな物であり南西に押し下げる力は弱いでしょう。三宅島は奄美大島東方沖の地震を起こし続けているので、揺れは小さいながらもまだ活動的だと思います。
 注目した関東と大阪北部には地震は起きずに過ぎています。大阪北部は起きずにすむと思いますが、関東はそのうち揺れるのではないかと思います。大きくならずにすむように願っています。日本海の物は発生を待つだけです。
 全体として見ると深さ100km前後の地震が群馬栃木から東北地方でも増えていました。このレベルの調整も進んでおり、この調整に近い関東に揺れの心配があったのかと思います。進展は見守るしかありませんが、栗駒山と御嶽山の付近に小さな地震が集まっていますので、その活動には注意しています。
 九州の状況ですが、昨日のM4.5の熊本の地震がイラストの防災研の震源分布図では阿蘇山の東側にされています。気象庁の直後の公表分では熊本になっていますが、データー上はなにか特別な部分があり震源を阿蘇山東方にしている様子です。
 阿蘇山の状況はエネルギーをため込んでいると指摘しているところです。九州全体の調整をしている様な状況が続きましたので、阿蘇山の小規模な噴火には可能性があると今も思っています。この地震でマグマ溜まりの歪みのエネルギーが一部解放されたのは間違いなさそうです。
 太平洋プレートの深い部分の大がかりな調整であり、日本の火山に影響が出やすい状況です。調整が一段落するまでマグマ溜まりの活動には注意が必要です。明日の満月の前後はマグマ溜まりによる上下の揺れが大きくなりやすいので注意しています。

 7月10日の参議院選挙まで残すところ3週間となり、選挙の宣伝車も走り始めておりマニフエストも出てきています。今日のニュースには南海トラフの地震を東海地震の様に扱うという東海地震向けの大規模地震対策特別措置法の拡大が流されています。政府の地震に向けた姿勢をアピールする物でしょう。
 一方ではこの様なニュースもありました。民進党の枝野幹事長は17日、国会内で記者会見し、東京電力の第三者検証委員会が公表した東電福島第一原子力発電所事故に関する報告書について、「民進党の信用を毀損きそんする。参院選前に不誠実な調査結果を公表するのは選挙妨害の疑いも免れない」と述べ、法的措置を含めて対応を検討する意向を明らかにした。枝野氏は報告書が清水正孝社長(当時)が「官邸からの指示」として、「炉心溶融」という言葉を使わないように副社長に指示したと認定したことについて、「菅首相(当時)や官房長官だった私から、『炉心溶融』という言葉を使わないよう指示、要請した事実はない」と反論した。
 選挙なのでこの種の情報操作をあからさまに進めるのは問題ですが、彼らにとっては勝てば官軍でありこのレベルの問題は選挙後に政治的に抑えるのでしょう。地震では上記のように積極姿勢をアピールをしていますが、原子力関連は今も再稼働と寿命の延伸に邁進しており、本来の地震による原発事故のリスクには全く対応していません。
 この点は熊本地震以降のこれまでの地震の状況から明らかです。伊方原発に予定されている7月26日の再稼働など中央構造線上の地震のリスクが熊本地震により明確になったことを完全に無視する物でしかありません。南海トラフを特別に扱うことは安全上必要ですが、場所によってリスクを選り好みする姿勢では今後も事故のリスクは大きなままです。結局地震対策についても原子力村などの自分達の利益、利権の追求だけが中心であり事故のリスクは国民に押しつけられる状況に全くの変化はないのです。この様な状況なのに政権により準備される情報に人々は動かされています。
 この先どの様な変化が起きて、どの様に動けるようになるのか、まだ先の見える状況まで進めていません。5月末からあと少しと思ってきましたが、ここまで伸ばされるとは予想出来ませんでした。なる様になるだけの状況に近いのですが、変化は進展しており希望はまだつながっています。

 16時28分に千葉県北西部でM3.4深さ80km震度1の地震がありました。伊豆東部火山群のマグマ溜まりの分です。フィリピン海プレートの北上の影響がまだ続いていることを表しており、関東は注意が必要です。
 16時59分にはM2.4ですが、阿蘇山の東側で地震が起きています。直接の関係は不明瞭ですが、大分県南部にも少し深い地震が続いています。調整の進みでもありますが、由布岳と別府のエリアのリスクを高めていますので注意をお願いします。薩摩半島西方沖にまた地震が起きていますので、これまでのパターン通りで熊本に影響し大分まで余波が流れてくると思います。繰り返し注意をお願いする形です。今回は阿蘇エリアも揺れやすくなっていると思います。
 日本海の深部の地震ですが、志摩半島南東沖でM3クラス、若狭湾でM4クラス、北海道西方沖でM4強が起きています。それぞれ400km程度だと思われ、調整は進んでいる様子です。詳細は明日のイラストになりますが、ウラジオストックや日本海の中央部などにも少し大きめの物に可能性があると思います。

6月20日追記
 大きな変化はありません。島根県東部にM4.3深さ10km震度3の地震が起きています。九州全体の動きの先にある地震です。日向灘を北北東に押し上げる動きで、このエリアに地震が起きると考えています。大山エリアにマグマ溜まりがあるのでこの影響も関係していますが、今回の物は一連の九州の調整の結果がこちらに影響している様子です。
 伊豆東部火山群のマグマ溜まりが地震を起こしており、本日は茨城県沖にM3.3深さ40km震度1を昨日から連続しています。少し東側には三宅島と思われる地震も起きており、関東のマグマ溜まりの活動が活発な状況を表しています。
 日本海の深い部分の調整は昨日書いた物がイラストで確認出来る程度でした。まだ続きがあると思いますが、広域でもあり結果が出るまで待つことになります。ここに調整を行う北海道駒ヶ岳と富士山、三宅島の活動は活発でした。三宅島は奄美大島東方沖に地震を連続しています。富士山も小さめですが、屋久島の東側に地震を起こしていました。内浦湾の地震も続いています。満月による地殻の上下の大きな動きを利用して調整を進めている様子です。
 今後の予想に変化はありません。九州の余震と日本の火山のマグマ溜まりの活動に注意をお願いします。今日は満月で、明日が夏至、明後日が参議院選挙の公示日です。この3日間のどこかで結果が出るとありがたいです。結果が出るのを待つのみです。

 今日は以下のニュースが流れています。
 原子力規制委員会は20日、稼働から40年を超えた関西電力高浜原子力発電所1、2号機(福井県)の運転延長を正式に認可する。東京電力福島第1原発事故後、原発の運転期間は原則40年に制限されたが、認可により最長20年間延長できる。老朽原発の運転延長が認められるのは初めて。
 実際に老朽化した原発が再稼働するのは数年先の様子ですが、寿命40年で設計した強度が劣化することは当然ですし、稼働により配管などは水流で削られて薄くなります。この全てを補強工事出来るとは思えません。内輪の評価で耐震性を評価している部分が大きいと思われ、40年前には想定していなかった大きな地震が岩手・宮城内陸地震などで発生しているにもかかわらず、都合の悪い情報は無視して甘い予想でOKを出していると思われます。
 東京電力福島第一原子力発電所の臨界事故は、津波が来なくても地震による配管の損傷でも起きていたと考えています。津波のせいにして現実の配管の強度の問題に蓋をしており、寿命の延伸はその先にある物です。配管は稼働により劣化が進んでおり、大きな地震で簡単に損傷する状況になっています。
 現状の御用学者達が福井県の原発エリアに想定地震を出していると思いますが、彼らの予想が如何に偏った物であるかを私達は知ることになるでしょう。今回明らかに出来るマグマ溜まりの地震のメカニズムは、一度動いた断層が古いからと言って動かないと決めることは出来ない状況を表しますし、白山と神鍋山に挟まれた領域で火山の影響も受けやすいでしょう。中央構造線の動きは淡路島で2つに分かれており、その一方の動きは兵庫から京都を経て、滋賀県、福井県と流れてゆきます。この動きに近いエリアでもある以上、未発見の断層型の地震も起きる可能性が大きくあるのです。
 越前岬沖地震が1963年にM6.9深さ7km震度5でこのエリアを揺らしています。これよりも大きな地震は起きにくい想定になっていると思いますが、この下には太平洋プレートの沈み込みが存在するのであり、今日のイラストに深度地震を起こしているくらいです。動くときにはM8の濃尾地震と同じ強度レベルで動けるのです。現在の私達は地震の起きるメカニズムを知らずにいるので、御用学者のいい加減な想定が政治的にも通ってしまう状況です。伊方の中央構造線の地震を軽視していることも大きな問題ですが、彼らは地震の発生メカニズムを知らずに将来の地震強度を予想しているのです。この部分はメカニズムが明らかになってから予想をやり直すと、厳しい方向に大きく変わることになるでしょう。

 客観性のない査読というシステムに支えられている科学者の権威を利用しているのが、現在の政治の仕組みです。自分達に都合の良い物を科学的な真実であると嘘がつけるのです。現象の全てを見る必要があるのに、都合の悪いところを見ないですむのが今の科学の仕組みであり、私達は中世の教会が聖書の通りの世界観を科学者の強制していた時代から大きな進歩はしていないのです。中世の教会の権威が、科学者の恣意的な権威に変わっているだけなのです。地震に関しては根拠なく現在の科学では地震の予知は出来ないと平気で言えるのであり、ばれない嘘ならかまわないという姿勢さえ見られる物なのです。
 科学者の大半は愚かではないので、自分達が政府の影響を受けて正しいことが言えずにいる部分を理解している人も実際には多いのです。査読システムにおける客観性の無さは今回明確に出来る物なので、この部分が変えられると過去の人々の創り出した古い理論が単なる権威になって科学の進展を遅らせている部分を手放せるでしょう。大きな進歩が実際に期待出来るのです。これまでに紹介してきている放射能も反動も常温核融合の基礎理論も、彼らに無視出来ない現実を教えることになります。そして先史文明の存在を無視してきた社会科学のあり方には、多くの人が驚きを覚えることになるでしょう。如何に科学が恣意的に扱われてきているのか、私達はほとんど何も知らないのです。
 政治の側は司法権を濫用することで、自分達の嘘が暴かれないようにしています。国策捜査で司法権を濫用している東京地検特捜部に、国民は公平性の確保など物を言えなくされているのです。国民審査は司法権行使としては全く機能しないように、法務省が利権として抑えてきているのです。ここには光を当てる必要があるのです。
 この部分は署名による司法権行使を実現すれば変えて行ける部分です。他にも司法権を国民の側に取り戻すやり方はあると思いますが、選挙で訴えるには簡単な法改正で現状を変えられる簡単な仕組みだと思います。
 与党が原子力村の利益と利権を求める人々と手を組んで、御用学者の嘘を通じて国民の利益を奪っている状況を変える事は今でも出来るのです。

 16時半で気になる変化に気づきました。九州の変化が大きくなっていると思います。島根県東部の地震に後続があり、九州の変化が進展していたことを表しています。同じ位置で11時19分にM3.3深さ10km震度2でした。
 阿蘇山の群発地震が日向灘に増えており、日向灘の地震の可能性が高くなっています。太平洋プレートの深い部分の調整が終わっているかはまだ分からないのですが、今大きく動かれると困る部分でしょう。この意味で阿蘇山の小規模な噴火でエネルギーが抜ける方が望ましいと思いますが、何らかの意味を持つ演出であるのかなどこちらでは分からないところです。日向灘が動けるかは、南海トラフへの影響を切り離して動けるかどうかです。
 18日のM4.5の熊本余震の影響を受けていると思われ、阿蘇山のマグマ溜まりが活性化しています。九州全体の調整が続いたこともあり揺れが起きやすくなっているのでしょう。火山性地震にも影響が出ていましたので注意を喚起です。富士山と三宅島、阿蘇山と北海道駒ヶ岳など日本の火山の安泰を願って頂ければ幸いです。
 太平洋プレートの調整ですが、静岡の南側にM4強の深度地震が起きており、調整は進んでいる様子です。日本海側にも続いてほしいところです。

6月21日追記
 大きな変化ではありませんが、内浦湾で0時過ぎにM4深さ10km震度4の地震がありました。調整がまだ不足していることになる様です。北海道の深い部分の調整が促されているようですが、日本海側にはまだ変化が少ないところです。
 三宅島は昨夜も奄美大島東方沖に地震を起こしているので、南側の調整も続いています。4時過ぎには千葉県南東沖にM3.6の地震を起こしており、活動は活発なままです。
 富士山は10時前に茨城県北部にM3.8深さ10km震度1の地震を起こしています。南側には目に見える物はない様子ですが、北側はこのエリアに地震が続いており活動的です。調整の余波なのかも知れませんが、福島県から茨城県にかけてフィリピン海プレートの北縁に地震が起きやすくなっているので注意をお願いします。
 九州では薩摩半島の南側に100km前後の深い地震が起きており、これから薩摩半島西方沖の地震を経て熊本エリアに影響が及ぶところです。何度も繰り返してきた変動であり注意が必要です。阿蘇山が活性化しているので影響が強く出やすくなっています。
 今日は夏至です。満月の影響はまだ残っており注意は昨日に同じです。変化はまだ起きない様子ですが、明日の参議院選挙の公示日に向けて準備しているのではないかと思います。内浦湾のM4の地震には少し驚いており、北海道駒ヶ岳の噴火にもつながり得る地震ですので、以前から書いてきた三陸沖、十勝沖の地震と津波にも注意が必要でしょう。

 今日はちょっと意外でしたが、与党が打撃を受けているというニュースが流れています。こちらの記憶では22日の安倍首相は熊本で遊説スタート、民進党の岡田代表は山梨で遊説スタートの予定でしたが、安倍首相の予定が自民党のHPで確認出来なくなっています。(10時現在。)
 調べてみると昨日の北海道の遊説スケジュールをキャンセルしており、何らかの変化が進展している様子です。良く分からないのですが、安倍氏に反対する側としてはたたきどころであり、19日に遊説先で市民に帰れコールを受けたことが影響していると流されています。嘘で固めたアベノミクスの実体を知るのは国民だけでなく本人も同様なので、体調に異変が出ている可能性まで揶揄されるようになる状況です。
 実際の所は分からないのですが、20日に公務の予定はないのに公務をしていたことにされています。見えないところで何かあったことにするのは簡単なのですが、選挙の立ち上がりの重要な時期に遊説をキャンセルするのは余程のことでしょう。安倍氏には帰れコールを適切にあしらえない、政治家としての弱さと情けなさがある事が再び明確になった様子です。2007年の政権投げ出し辞任を思い出させる物でした。
 あのときは国会の冒頭で所信表明演説をしてから、各党の代表質問を受ける当日に無責任にも辞任しています。今回の演説など特に言葉の力で押し切る必要があったのに、自分達の作ったシナリオ通りに動けなかった安倍首相でした。権力を振るう部分はスタッフのおかげで非常に強権的なのですが、リーダーとしては正当な批判に心が弱いままだという事でしょう。与党の選挙に政権の嘘がばれて負ける流れを自ら生み出しています。
 国民が愚かでないと感じられる嬉しい部分ですが、20日の丸一日を使って対策を考えて続きの演出がなされることになると思われます。何を仕掛けてくるのか分かりませんが、安倍首相を選挙の顔でなくす方向に進むでしょう。また中国を利用して軍事面での不安を煽る事になると思いますが、その結果、結局彼らこそ戦争を望む動きをしていることが明らかになる部分が出てくると思います。こういった部分に光を当てることも必要になるでしょう。あと、これまでの様に薬の力で体調を戻して再び強気になるという流れもあると思いますが、これにはより大きな帰れコールが答えることになると思います。国民のがんばりどころでしょう。
 背景には新聞の流す与党の支持率が当てにならないことが根底にあるのであり、現実的な支持のない安倍首相への帰れコールは他のエリアにも広がる可能性が大きくある物です。与党の恐れは創価学会などの動員だけでは払拭出来ないレベルになっていると思われます。

 11時22分に茨城県北部でM3.2深さ10km震度1の地震がありました。上記に続いての富士山のマグマ溜まりの地震です。
 マグマ溜まりの地震が同じエリアで連続している状況は、歪みの大きさとより大きな地震への可能性を表していると思います。位置と深さで有感にはならない分も含めて活動的に見えますので、現在の太平洋プレートの調整が一段落するまでM5以上にも注意が必要だと思います。M6にならないと言える根拠に乏しい状況です。

 13時46分に父島近海でM4.1深さ70km震度1の地震がありました。これからフィリピン海プレートの東側の動きを促す事になります。再び伊豆から関東エリアのマグマ溜まりを活性化することになりますが、何を調整する目的なのか予想が難しいです。深さ70kmは影響が速やかに及ぶ深さである事と、マグマ溜まりを潰すことも明らかです。富士山と三宅島のマグマ溜まりは影響を受けると思います。残りの近傍のマグマ溜まりにも地震が誘発されるでしょう。こちらからの変動もパターン化しており、関連する構造線とプレート境界には注意が必要になりました。
 能登半島の西方でM3クラスですが深度地震が起きています。昨日の静岡の南側の深度地震の影響を受けて調整が進んだ物と思われます。若狭湾に続いてこの場所でも起きたことで、濃尾地震のエリアへのリスクが低下したことが明確になったと思います。北海道駒ヶ岳側からの刺激があったので、もう少し調整は続くと思います。

 19時21分に茨城県南部でM3.5深さ40km震度2の地震がありました。予想通りと言うよりも、メカニズムの流れ通りフィリピン海プレートの北上の影響を受けた富士山のマグマ溜まりの分です。茨城県北部の心配を書こうとしたところ、同じくメカニズム通りに20時5分にM3.2深さ10km震度1での発生がありました。大きくならずにすんで良かったと思いますが、これで一段落かは分かりません。後続に注意は必要と思います。
 全体的に小さな地震が関東の南海上から紀伊半島東側にかけて見られます。調整の影響かも知れませんが、これまで心配してきた渥美半島の南側や志摩半島の南側にも小さな地震が起きています。このレベルの地震が起きることで大きな地震につながらないようにされているのだと思います。愛知から東南海エリアの地震は調整の終了と御嶽山と富士山次第だと思います。
 九州に見られていた阿蘇山の関連群発地震も収まりつつあり、日向灘も静かになる所です。影響はまだ残っていますのであと少しの間注意は継続です。
 富士山は北側に影響を及ぼしていますが、それほど大きな地震は起こしていません。茨城県北部から福島県にかけて心配は残していますが、東北の海側にも地震は少ない状況です。三宅島も昨日夜の奄美大島東方沖の地震以降、南側の状況は静かな様です。
 明日をどの様に迎えて変化が起きるのか結果を待つところです。明日は変化がない限り夕方以降の更新になる予定です。

6月22日追記
 目に見える変化を期待したいところですが、本日は難しいと思います。まだ三宅島の調整が続いており、全体の調整の状況も少し見えて来ています。本日は奥尻島の周辺に地震が起きており、M3.1ですが、深さ10km震度1で揺れています。
 島根県の東部の地震と、茨城県北部の地震、今回の奥尻島の地震は表層で起きており、プレートの深い部分の動きの影響を受けている場所になると思われます。島根県は九州のプレート全体であり、フィリピン海プレートがユーラシアプレートに交差しています。茨城県北部はフィリピン海プレートの北縁で太平洋プレートの動きと交差しています。奥尻島は太平洋プレートの沈み込みの北側と北米プレートの境界が交差する場所になります。調整が深い部分で進んだので、その上にある表層が動きの影響を受ける部分に地震が起きている様です。
 三宅島の噴煙は昨夜も強く活動的でした。噴火してエネルギーを抜くには丁度良いのですが、地震の活動はまだ活発です。奄美大島と沖縄の周辺にまで地震を起こしており、この位置からの調整がまだ続いていることを表している状況です。
 現状を教えてくれるのはありがたいですが、本日の公示日に特段の変化が起きてこないことは正直残念です。まだ時間はあるのですが、調整が終わる前に動けば動かしたくない部分に動きの出る可能性があります。意図を見せた後に思わしくない地震の動きに足を掬われるのは避ける必要がある事態なのでしょう。

 これ以上タイミングを待たされる理由はEUからの離脱を問うイギリスの国民投票くらいです。23日投票なのでこの大勢が決まればもう待つ理由はないでしょう。世界の経済に影響するイベントになっているので、離脱を留まるように動いている様です。国会議員の暗殺まで起きて状況が二転三転しており、予断を許さないことは確かです。
 地震の中に感じる意図から考えると、台湾のクーデターが原因で熊本地震が準備されて、台湾での5月12日と31日の地震が起こされたことになります。地震の起きる順番と関連する火山の噴火やマグマ溜まりの潰れの地震など、偶然では説明出来ない順序とエネルギーを送る方向性を見せています。政治的にも平和を求める動きなので、参議院選挙の公示日である本日には何かを見せてくれると期待していたところでした。
 台湾地震の後始末はまだ終わっておらず、演出かも知れませんが、まだ動ける状況にはなさそうです。動けるところで動いてほしいとも思いますが、中途半端に一部が動いても全体の意図、意志を見せる物にはなりにくいのでしょう。
 2014年の選挙では出来る限りの情報公開に努めてきましたが、今回は既に情報はここに書いてきていることもあるので、あまり無理して書き続けることはしないつもりです。前回は彼らの優位を覆せる状況にはなりませんでしたが、今回はそれが可能な状況になっていると思いますし、先史文明の遺跡を残してきた人々の思いと地球の過去を伝える良い機会です。
 この機会をどの様に生かすかは今後の変化次第です。リスクのあった韓国の地震は、経済の破綻から大恐慌にいたる可能性を持つ物でした。これまでの調整はこれを避ける動きをしています。今回のイギリスのEU離脱も一時的な混乱ですむかは分からない物です。こちらの負担になる話ばかりであり、政治的な駆け引きに利用されているだけかも知れませんが、情報が立ち上がるのが2~3日遅れても選挙での大勢を変えることにはならないと思います。あと少し変化を待ってみます。

 15時過ぎに硫黄島の南側でM4.7深さ209kmの地震がありました。プレート境界付近での地震であり、昨日に続いてフィリピン海プレートの北上をここからも促す事になります。少し深さがありますので、太平洋プレート側の深い部分の地震発生にも影響するでしょう。
 関東も再び活性化すると思いますが、深さ200kmだと北米プレートの西側の下部に存在する太平洋プレートの沈み込みの深さです。利尻島の南側で東北地方の西側であり、この辺りへの連鎖としての調整がこれから必要なのかも知れません。
 あと、昨日のGPS変動データーですが、富士山は周辺とは異なる動きを続けていました。マグマ溜まりは活性なままだと思われます。

現在の状況についての簡単な説明
 こちらの情報を広めてゆく事については少し補足をしておきます。先史文明の遺跡を70カ所から統計的に証明してきていますが、現在の科学ではキリスト教を始めとする既得権益が先史文明の存在を認められない状況にあります。有名なサイエンス社に投稿しても論文にならない現実があるのであり、一神教の教義の崩壊だけでなくキリスト教の中にローマ帝国が作り込んだ偽善的な部分の存在が明らかになる事を阻止しているのです。
 宗教の力には今も隠然たる物があるのであり、キリスト教とイスラム教の戦いを演出することが戦争を求める手段にされています。双方とも先史文明から続く善と偽善の争いから生み出されている物であり、偽善同士が争うことで世界を混乱させる目的を持っています。当時の遺跡にはローマとメッカの争いが既に組み込まれ残されており、今日に至る争いを当時から予定して実行していたのです。遺跡の中では偽善の側は未来の争いの種をまき、善の側は善と偽善の戦いに光を当てる事で、今の時代の私達に無意味な戦いをさせないですむように準備をしていました。
 科学に客観性のない事は何度も書いてきました。こちらが広めたいと思っている放射能が有害であると言う現実を示す放射能の反動の存在も、同様に有名なアメリカ物理学会の反対で公表論文になりません。放射性物質が放射能を出すときに放射性物質側が反動で動くのは、物理の基礎の中の基礎である作用反作用の法則であり、この指摘を無視しても情報が広まるときには止められなくなる種類の物です。銃を撃って反動を受けないことはあり得ないのと同じなのです。
 911テロは米国のあり方を大きく変える事件でした。人々はペンタゴンに飛び込んだ飛行機をミサイルではなく旅客機と思い込まされています。ペンタゴンには旅客機に見合う穴も空かなければ、翼の部分の損傷もありませんでした。こういった部分にクレームをつける人は政府筋の圧力を受けてクレームが世界に上手く伝わらなくされています。
 旅客機が2機飛び込んだWTCビルの崩壊も、爆破でないと説明出来ないとしていた正直な物理学者がいました。同様に学者の地位を追われて今は静かにさせられています。実際にアメリカ物理学会に論文を出して始めて、この種の力が本当に存在する事を知りました。

 劣化ウラン弾は米国では戦車から空母まで広く使われています。この劣化ウラン弾が発射時に放射性の蒸気を振りまくので、敵も味方も同様に放射能の被害を受けるのです。この被害を無視する必要があるので、放射能の反動が論文になる事はないという話です。
 ただしこれは米国国内だけの話であり、海外では利害が別になり政治も別になります。東京電力福島第一原子力発電所から漏れ出した放射性物質も、劣化ウラン弾同様に人々の健康を蝕んでいます。この現実を説明するのが放射能の反動の存在であり、この反動の存在は特定部位への損傷の集中と、これまで無視出来ていた放射能の残り半分のエネルギーの存在を証明します。福島の子供達の体に表れて甲状腺など人体を損傷してきた物が、これまでの2倍以上の量で、特定臓器への集中を伴う物であったことに気づかなければいけなくなるのです。
 福島では与党の政治的な圧力と、地元の産品が売れなくなる心配があるので、放射能の被害は大きく伝わることがない状況です。子供達の健康は蝕まれ、大人達にも放射能の蓄積による健康被害は出始めていますが、見て見ぬふりをまだ続けています。被害が大きくなり取り返しがつかなくなるまで、この実態は伝わらないかも知れません。様々な形で弱者に被害が押しつけられているのです。
 準備出来ている情報を広める上で、地震の予知が利用出来ることを考えました。先史文明の遺跡は重要な位置を教えることで、マグマ溜まりのメカニズムを通じた地震と噴火の予知に、大きな進歩を促す情報を教えてくれました。現在の地震学者達が出来ないと決めつけている地震の予知を適切に行えるようになれば、こちらの準備している情報が広められるようになると考えて予知を当てる為の作業を続けてきました。

 この先にはこちらの予想を超えている物が存在していました。311地震の分析などは、大きな地震の予知がメカニズムから可能なことを教えていましたので、この手法でそのまま予知が可能と考えていました。分析出来る事例の数が少なかったこともあり、その実体に接して始めて自然界に意図と呼べる物が存在する事に、正直驚くと言うよりも愕然とする状況でした。予知を当てたいのですが、意図の存在の前には彼らと協力しないと無理な話になるからです。彼らと話は出来ないし意図など一般的には簡単にオカルトにされるので、またしても越えるべき壁が出てきた感じでした。統計的にも証明して行けるのですが、これには長い時間が必要になるのです。
 実際今回は紀伊半島の東側から愛知、東南海エリアの地震が起きるように見えていましたが、意図があればこの時期をずらすことが出来るし規模も操作可能でしょう。自然界の中に見られる地震予知上の意図とは、様々な地震が目的に添って順序立てて起きる事と、マグマ溜まりの送り出すエネルギーの向かい先がある程度位置指定されていることです。
 この意図の存在は熊本地震と台湾地震で明らかになってきた物です。熊本地震の原因は桜島が作り出していましたし、3回に別れた地震など、起きる順番を調整して起こさないと偶然では起き得ないレベルでした。台湾地震も富士山と三宅島が適切に琉球列島部分のプレートを押す調整が出来るからこそ、発震位置を台湾付近に調整出来るのです。これらは偶然ではあり得ないレベルに巧妙に調整されており意図と言わざるを得ないのです。一度ならともかく2度に分けて行われており、目的の異なる地震になっていました。

 意図があるとなると、311地震にはどの様な目的があったのかという話にもなります。こちらの現在の視点では、311地震をあれだけの大きさにした理由は意図も影響しているとなります。加えて311地震を3つくらいに分割することも、発震位置を他の位置にずらすことで小さくすることも出来たはずです。
 自然は私達が原発の問題に向き合い、原子力事業が抱える問題を解決することを願っていたのだと思います。原発事故でもれ出した放射能の問題がなければ、ここに書いてきた地震予知も、放射能の反動も常温核融合の基礎理論も考え出すことにはならなかったのは厳然たる事実です。問題が起きたからこそ、日本の問題として向き合いたいと思ったのです。その結果でここに解決策を準備しているのです。ある意味自然の願った物を準備させられていたのでしょう。
 311地震は、その原因が人間の愚かで無責任な経済活動の影響を受けているのも事実です。長岡で行われたCO2貯留実験が、この地の地殻を400km程度の深さまで広く深く劣化させており、東北エリアの北米プレートが東へ動く事を助けています。さらに岩手と宮城でも同種の実験が行われており、地殻の破壊が岩手・宮城内陸地震につながったことも現実です。この二つの破壊はそれぞれの地に大きな地震被害をもたらしただけでなく、栗駒山のマグマ溜まりの活動を刺激する結果をもたらし、311地震がここから引き起こされたのでした。自然はこの部分の自業自得を伝えることも促しているのです。自然を守ることを真剣に考えないと、利益を求めて影響を考えなければ、自分達にその結果が帰ってくるのです。因果関係をうやむやにして責任を取らないのは行政です。
 自然は未来に向けて、現在の原子力事業を手放し、常温核融合へと転換することを求めています。これまでの科学者が熱核融合にこだわり研究費を独占するために、常温核融合をオカルトにしてきたことが大きな原因で科学の進歩が阻害されていました。これまでの科学の客観性の無さが認められる中で、大きく改善する部分になるでしょう。基礎理論はコロンブスの卵的に簡単な話であり、科学者が如何に常識に囚われて現実を見ていないかが明確に分かると思います。彼らは水素原子の回りに1ナノメートルの近さで電子を10個置いたら何が起きるか、強電場の影響を想像することが出来ないのです。私たちの科学はナノメートルの世界をまだよく知らないのです。

 私達が善と偽善に別れているように、存在達も自然も善と偽善に分かれていると思います。自然の意図はこの二つのせめぎ合いの結果で現れてくる物になります。この意味でも良いこともあれば悪いこともあると言う話になるのですが、お互いに手の内を見せずに様々な場所を動かし合うので、ある程度優位な方の願うことが起きやすい状況にあると思います。台湾の地震などはクーデターを起こす側には不要な物ですが、平和を求める側には必要でした。準備をしてその地震を起こすことで、相手の行動を牽制していたのです。
 熊本地震など、起きた当初はこちらの情報発信を止める目的で起こされたのかも知れないと考えました。分析上は桜島が大きな役割を果たしているので、こちらが望んで準備した部分が大きいこともすぐに分かりました。台湾地震を経て大きな地震が当面不要になったと思われ、今はその後始末の調整が進んでいるところです。これが終わってやっと自然が意図を見せてくれるかも知れないと思っています。
 未来をどの様に作り出しているのか、自然はともかく存在達はある種の計画を持ち、その流れに乗って様々に物事を動かしていると思います。この流れの中で6月23日がイギリスのEUからの分離を決める国民投票になり、6月22日が日本の参議院選挙の公示日に選ばれています。
 私達からすればこの2つの日程は偶然が決める物であり、誰かが調整する物ではないはずです。台湾のクーデターも偶然起きる物ではなく、計画して起こす物でしょう。
 偽善の側の存在達の立場に立って考えてみて下さい。先史文明の存在が証明されてしまうと、民主主義のこの世界において彼らの立場は非常に悪くなってゆく事がほぼ決まります。国民が偽善のはびこる問題を解決出来ると気づくとき、後戻りが出来なくなるのです。この情報公開の阻止には彼らの大きな力が働くでしょう。
 その結果が総統の交代に合わせて台湾のクーデターが計画されたことであり、経済の混乱を起こしうる国民投票がイギリスで行われることになったのだと思います。偶然の中で調整された物がこの時期に重なっているのでしょう。日本では都知事選挙も衆議院選挙も参議院選挙に重なるところでしたが、今の状況に何とか落ち着いているという状況です。

 こちらにとっては公示日である本日22日に、自然の意図を明らかにする何かを起こしてほしかったのですが、偽善の敵がいる以上は思い通りには動けないのだと思います。今回のイギリスの選挙時にテロなどの混乱を起こされても、その後の経済が混乱する事につながります。こちらの情報が立ち上がるときには敵も全力で止めに来るでしょうから、実際にこの種のテロなど混乱が起きて、良くない流れに経済が載せられるリスクがあるのでしょう。実際に熊本地震のきっかけはミャンマーから来ているのであり、外部の影響である事も明らかです。この時はそのエネルギーを上手く利用出来る部分は上手く利用出来ていたと思います。被害の広がった部分には敵の思惑がうまくいった部分もあったでしょう。
 あと少し様子を見れば、この問題で経済を動かす事は難しくなります。こちらが情報公開に進んでも大きなマイナスを生み出される心配は減るでしょう。投票日までは2週間以上ありますので、こちらの情報発信が進めば今の状況を変えられる可能性は十分高いと思います。本日自然が動けないことは残念ですが、先史文明の時代からの善と偽善の闘争が続いていることを表す物であり、地震の教える自然の意図や遺跡に残された情報が、この世界の現実をこれから私達に教えてくれることになるのです。
 この世界には人がいるだけではなく、見えない存在もたくさんいて、しかも善と偽善に分かれて争いを続けてきているのです。この現実を知ることが私達の社会の進歩にとって非常に重要です。私達が作り上げてきた民主主義の中に潜む、偽善を求める人々に光を当て隠されて来た犯罪を明らかにすることが必要です。人々は偽善のない世界を求める事が可能であり、存在達の中に偽善を求める者達がいても、それらは無視出来るように進んで行けるでしょう。
 遺跡によれば過去2度争いが元で滅んだ私達の文明ですが、今回は滅びることなく未来に向かって進んで行けるでしょう。偽善を求める存在達は変われないかも知れませんが、人である私達は偽善を求める少数の人々を社会から法的に追放出来るのです。彼らには償いと改心が必要です。善悪の概念が消える事はないと思いますが、善と偽善の争いのない社会を作り上げることは出来るでしょう。

 弱肉強食の力の理論でこの世界が動いていると考えている人が多いことも理解しています。変化を拒否したいその方には以下の情報を提供したいと思います。
 日本の政治家の多くは米国の共和党が主体の戦争を望む人々と手を組むことが、自分が生き残る道であり、日本が生き残る道であると考えていると思います。民主党のクリントン候補も戦争を望む人々の流派です。
 911テロにおいて、米国政府の内部にいる犯罪者の協力があったことが明らかになる事と、放射能の反動の存在は、米国の軍産複合体を大きく揺さぶることになるのは避けられないでしょう。
 それぞれに誰がどの様に責任を取るのか分かりませんが、放射能の問題は米国の退役軍人達だけでなく世界中にばらまいてきた劣化ウランに責任を取る必要があります。健康被害への救済と劣化ウランの回収と汚染エリアの除染です。大きな資金が必要になることは簡単に理解出来ると思います。偽善の流れを汲む人々が民主主義の人々の声をどこまで無視出来るかの問題であり、軍事力では解決しない部分を持つ世界に広がる問題です。
 米国の軍事力その物が、軍産複合体の利益を求める体質によりあるべき姿から大きく狂わされています。各国が欲しがるF35戦闘機は想定ほどの性能が出ていませんし、米国の議会その物が生産中止をしたF22の復活を真剣に検討したほどです。
 空母に戦闘機を乗せて軍事力を誇示する時代にも終焉が近づいており、空母を守ることが難しくなっているのは戦術上の常識であり、空母を手放さないと多数の乗組員と高価な戦闘機毎海に沈められるリスクが実際に高まっています。米国の空母が中国の領海に近づきにくくなっていることは実際に明らかな現実です。もし空母が1隻でも沈めば、米国のメンツの問題で核戦争が起きても不思議ではないのですが、そのリスクは軍部が既存の戦力を適切に変えて行けないことから実際に高まってしまっているのです。彼らでさえ戦術上核に頼るしかない現実を表しています。

 それでも米軍が強いと考えるのは現実的ですが、彼らを支える核戦力にも変化の時は迫っています。常温核融合によるエネルギー開発は2段階に分かれて進みます。始めは連続運転の出来ない電極式になると思いますが、衝突型の核融合炉が完成すると、大量のエネルギーを自由に使える様になります。この時以降兵器はその質を大きく変える事になります。
 エネルギーが大量にあれば、水を材料に水蒸気爆発を起こさせることも可能です。適切に混ぜることが条件なので、大量に混ぜれば爆発力で原爆を簡単に越えられるでしょう。維持費と放射能の問題を持つ核兵器でなくても同等以上の威力を得られるようになるのです。進歩は段階的に進みますので、電極式の時代から開発は進み各国がその力を手にすることになるでしょう。国連常任理事国のみが核兵器を独占するような時代は過去の物になるのです。簡単に他国を滅ぼせるようになれば、戦いよりも外交が重視される世界になるでしょう。オバマ大統領の願う核兵器なき世界の実現が、実際に可能になるのです。
 この先の民主主義と科学の進歩の中で、一方的に相手を滅ぼしうる力を持って他国を威嚇する時代は終わりを告げざるを得ないと思います。時間の流れの中でどの様に彼らが行動し、私達がどの様に対応するか次第ですが、変化はもう避けられないでしょう。