富士山のマグマ溜まりと熊本地震の影響14 6月23日 6月25日追記

 参議院選挙が始まりました。明日のイギリスのEU離脱の国民投票が大きな問題を起こさずに過ぎるのを待っています。情報を広めるチャンスはこの後にあると思っています。

稲生雅之
イオン・アルゲイン

6月23日追記
 昨夜遅くに現状の解説を昨日の記事に追加しています。興味のある方は参照下さい。
 続いている調整の関連ですが、0時過ぎに硫黄島の南東でM4.7深さ89kmの地震があり、この地震からも少し深い部分の調整が促されることになりました。プレート境界付近の地震でありフィリピン海プレートの北上を繰り返し促す物になっています。
 昨日の目立つ地震は宮城沖のM3.8程度でした。栗駒山のマグマ溜まりの関連地震です。思ったよりも関東などマグマ溜まりへの影響は小さくすんでいるようです。
 その代わりなのか、関東から東北まで深い部分の地震が明らかに増えており、調整が進んでいることを表しています。東北の西寄りの地震が増える予想は現実化していますが、もう少し西寄りの日本海側の調整になると考えていました。日本海側の調整がまだ必要に見えています。
 大分の地震については過去の例の通りでした。フィリピン海プレートの東側の北上が続くと大分に歪みが出やすくなるのでその結果です。九州は日向灘に少し地震が増えており、阿蘇山のエネルギーが感じられるところです。三宅島の奄美大島東方沖への調整が続いているので、こちらにも影響が出やすいのでしょう。
 三宅島が活性で、フィリピン海プレートの北上の影響が出るという状況には変わりなしで、もう少し現状での調整が続く様子です。少し深い部分の調整が主体ですが、これに影響されて表層が動くことにも可能性があるので注意は必要です。

 この調整と、イギリスの国民投票が無難に過ぎるのを待っています。北京で22日、北朝鮮の核問題を巡る6か国協議参加国の外交当局者、専門家による国際会議「北東アジア協力対話(NEACD)」が本格的に始まっています。昨日の北朝鮮のミサイル発射は、この会議の冒頭に合わせた物であり、与党はこの日程を利用して参議院の公示日を決めていたのでしょう。安倍総理に「断じて許すことはできない。」など強硬姿勢をアピールさせることで選挙に利用しています。変則的な公示日になった理由を23日の沖縄の慰霊の日を避けるためとしていますが、本音はこちらにあったのではないかと思います。
 北朝鮮は「世界の非核化前に、核放棄は不可能だ。六カ国会議は死んだ。」とまで発言しています。オバマ大統領の広島訪問まで意識しているのでしょう。好戦的な姿勢を見せることで、安倍氏の自国防衛を前面に出す選挙に間接的に協力する形になります。
 中国も北朝鮮も経済面では大きな失敗を抱えて追い込まれている状況です。習氏の中国共産党政権も、パナマ文書の公表を強権的に抑えることでかろうじて現状を保てていますが、この部分はいつまでも抑えることが出来るか分からないでしょう。敵が多い彼にとって情報を適切に流されると国民の暴動を止められなくなるのであり、この時がくるのを恐れている事でしょう。腐敗に立ち向かう姿勢を示しながら、自分達の腐敗が明らかになる事ほど国民の信頼を失う物はないでしょう。戦争に向けた圧力の上昇は単純に彼らの焦りでもあるのです。中国の混乱はそのまま北朝鮮にも影響するのであり、大きな変化の芽を抱え込んでいる状況です。
 こちらの準備している先史文明の遺跡の情報ですが、広い中国と韓半島の中で偽善の側に立っていたのは北京と平壌だけです。残る大きな都市は9つが善の側でした。腐敗しているのは北京と平壌であり、他のエリアの人々は彼らの圧政に苦労してきたのです。その排除を願って遺跡を残したのでした。この過去から連綿と続く現実は中国の人々を動かし得るのであり、パナマ文書など北京政府が自己の利益を求めるばかりである事は、誰の目にも明らかになるのです。元から多民族国家であり一つの中国では上手く出来なかった過去が明らかなのです。
 平和を願うならこういった部分を外交的に進める事が重要であり、中国の国民の為にもなるように民主的な配慮が出来るでしょう。内政の失敗の為に敵が望んでいる戦争への道、尖閣列島での紛争に向かって進むのは愚かな事であり、戦争は日本中の原子力発電所に無責任で回復不可能な破壊をもたらし国民が困窮することになるだけでしょう。

 12時59分に福井県嶺北でM3.6深さ10km震度1の地震がありました。この地震の位置は1891年にM8.0の濃尾地震の起きた位置とほぼ同じです。
 ここしばらくの調整で、島根県東部、茨城県北部、奥尻島で表層の地震が起きていました。深い部分でプレートが交差する部分の上に当たり、熊本地震の影響で動いたプレートの影響により大きな地震になりやすい部分でした。
 この地震が起きる前に、愛知県と岐阜県の県境で再び深い地震が起きていました。6月10日深夜の地震と同じであり、濃尾地震の位置の歪みのエネルギーに調整が行われた結果、今回は福井県寄りの表層が動くことになった物です。
 今回の地震で濃尾地震の範囲の歪みに調整がなされた可能性が上昇したので、こちらの目からしても少し安心出来る状況になったと思います。まだ日本海側が残っていると思いますが、大きなリスクについて峠を越えた感触です。今後の良い結果につながる事を待っています。

自然界の意図についての補足説明
 これまでに説明してきた先史文明の遺跡には、未来への計画が組み込まれています。その一部はイエスの誕生と隣人愛を教える活動として実現していますし、AD元年が彼の誕生により決められています。遺跡にはこのAD元年を利用した年代の記述があるので、こちらもこの説明には苦労していました。あの世には未来の計画を持つことが出来て、特定の人の人生を誕生年月日と使命で特定出来る様なのです。輪廻転生など魂とあの世の存在を仮定しないと成り立たない現実があるので、この様に説明してきています。
 これは善の側の例ですが、偽善の側でも同様でありイスラム教の誕生がメッカで時期を指定し残されています。メッカの関連遺跡に計画されて残されているローマとの争いも含めて、彼らにも運命を操ることが出来るという意思表示だと思っています。能力が善の側より劣るとは出来ないのでしょう。
 こういった現実は遺跡の内容が認められる中でしか、広まる物にならないだろうと考えていました。私達はあの世も魂についてもほとんど確かな知識は持ちません。実例の説明ではありますが、なかなか受け入れにくい部分です。この世界の存在が2つに分かれて争う中で、未来がどの様に形作られてゆくのか私達には知識がないのです。この知識はこれから先も断片的な物を拾い集めて、全体像を構築する様な形で蓄積されてゆくのかも知れません。
 一方で私達のこれまでの知識に目を向けると、霊やあの世など様々な情報が存在しますが、その正しさを証明を出来る物は皆無です。この事もあり科学としては再現性のない現象として事実と認められないのでしょう。霊の写真から未来を当てる様々な情報まで、現実に存在しながらもその当たる理由も写真に写る理由も理解出来ないのです。
 現実と遺跡の情報をつなぎ合わせる必要があるのですが、それをどの様に行えば良いのか、今のままでは答えのないところです。

 こちらがこれまでに進めてきた科学には、この分野を進める大きな物を一つ抱えていました。現在の状況を前面に出して説明しても結果を出すまでに時間がかかるので、現状での説得力に欠ける事になります。この先発展する数ある技術の中の重要な一つという位置づけでした。
 らせんの力という物をこれまでに何度も詳しく説明してきています。らせんの力は先日紹介した神事をしている比嘉氏にヒントをもらった物です。回転するプラスマイナスや複数の物がらせんの力を生み出すんだよと教えてくれました。聞いた当時は本質部分の意味が全く分からなかったのですが、2年近くかかってやっとその力を数式化出来て、電荷、磁場、重力場へと一般化出来たところです。新しい種類の力であり、波がエネルギーを運ぶことが私達の科学の知識ですが、同様に渦もエネルギーを運ぶことが出来るのです。
 人間の体には良く分からない不思議な部分がまだたくさん残っています。気功の気がエネルギーであるのにこれを認めることが出来ていませんし、霊能力者などどうして見えない存在と話が出来るのか、多くの人にはうさんくさいとしか思えない物でしょう。
 それでも彼等の存在には意味があり、一定数の能力者がこの世界には存在しています。確率的に何らかの能力を持つのみならず、遺伝にも影響されているのが現実であり、霊能力者の家系みたいな物まで存在しています。
 こちらの立場はひたすら科学です。霊能力者の教えてくれたらせんの力ですから、この種のことに使える部分を持つかも知れないくらいは単純なこちらの想像です。実際に気功の気と見えない存在と話をする能力は似ています。気功の気に話と同じ強弱をつけて霊能力者に送ると、言葉として聞き分けることが出来るケースがあるのです。科学としての再現性をこちらが感じるほどです。
 簡単には気功の気を作りだし、これを受信して音声化出来れば良いとなります。人間でいうと音を聞くのは耳です。同様に脳の一部でらせんの力を感じる事が出来れば、その部分から直接音声情報を再構築出来るはずです。霊能力者はこの種の能力が他の人よりも高いのでしょう。脳の能力として信号を音声化する部分には全く問題がありません。
 らせんの力が気の一種であると考えると、送信機も受信機も将来作り上げることは可能です。強度や発信周波数など未知のパラメーターですが、これは試作により追い込んで行ける物になるので、らせんの力が気の一種であるかどうかの問題になるのです。
 生体はタンパク質のらせん構造からDNAのらせん構造まで、様々ならせんの分極構造に満ちあふれています。この様な物質に振動を加えると、電気的でも物理的でも分極構造の回転作用をもたらすのでらせんの力を発生しうるのです。脳波をアルファー波状態にするなど特殊な状態での強い気の発生は、この種のメカニズムを教えることになるでしょう。
 らせんの力の応用は重力の制御以外にも様々にこれから進みます。その中ではこの霊能力者とらせんの力で会話できるようにする機械が、見えない存在との会話に使える物になると思います。非常に微弱な力なので機器開発には苦労すると思いますが、見えない存在との会話に道が開ける可能性が高くあると思っています。

 オカルトにされるのを承知でこの話を再度ここに載せるのは、せっかく出来る様になった地震と噴火の予知の結果として、自然界には意図が存在するという結論が出ているからです。この意図と見えない存在との会話は直接つながる物になるでしょう。どの様な形で話が出来る様になるかはその時の状況次第ですが、神事をする人々を導く存在とまずは話が出来るのではないかと思います。海や山など遺跡や神社の示す特定の場所にその主の存在がいて話が出来るかも知れないと思います。
 自然に意図があると言う話の中で、日本と世界にとって重要な話は未来の地殻変動の話です。遺跡には富士山の噴火とその後の中央海嶺の誕生、ハワイの南側に大きくため込まれているマントルへの対処と、ニュージーランド北部のプレートの亀裂発生への防御が必要であるとされています。
 こういった事はこちらの科学の目には否定出来ない真実であり、太陽の伴星の存在も含めてこれから私達が対処すべき最重要の問題です。遺跡に組み込まれているくらいですから、自然界の存在達にも共通認識になっていると思います。こういった部分から彼らと協力してあるべき姿や未来への対処を行って行ける様になるでしょう。
 意図には善側と偽善側の二つがあるので、そのせめぎ合いの中での対処になりますが、人間の協力が善側に絞られれば大きな影響が生まれることになるでしょう。この地の未来を守ることを善側の存在達と求める事になると思います。そして会話をする機械は善と偽善の違いを様々な形で私達に教えることにつながるでしょう。
 自己の利益を求めるだけで社会や他者を犠牲にするだけの強欲な偽善のあり方では、この地を滅ぼす未来にしかつながらないのです。この地を守り未来を永続させたいと願う存在達、様々な命達との共存の先に、私達と地球の永続する未来と言う物がある事を知ることになるのでしょう。

 地震予知をこれまで否定してきた科学者は、特に御用学者の一部は、自然界の意図と言われると端から否定にかかるでしょう。彼らは根拠なく地震予知を否定出来るのであり、それは実際に全く科学とは言えない物でした。同様に自然界の意図をないと否定するにも、その具体的で本質的な根拠を持たないのです。自分達が地震と噴火のメカニズムを全く知らずに来たこと、現象を客観的に考えることなど全くしてこなかった事など自分と権力の都合で無視出来るのです。科学も何も知らなくても、立場を利用してでっち上げの批判は出来るというレベルでしょう。
 意図の存在は今後も統計的に証明してゆく物になるので、彼らが端から否定してもむなしい結果につながるだけの物になります。放射能の反動も常温核融合の基礎理論も原子力関連の学者やアメリカ物理学会など否定に回ってくると思いますが、彼らには正当な反論など出来ないでしょう。隠す事が出来なくなる以上愚かな嘘の理論を作り上げるしかないのであり、嘘のばれる理論を構築する勇気のある御用学者がどれくらい存在するのか、私達は目にすることになるかも知れません。本質は科学の論争ではなく、政治的な権力闘争が始まるのです。参議院選挙で与党に勝つ必要のあるレベルです。
 この先どの様に情報が流れてゆくのかまだ分かりませんが、この種の反論には適切に対処したいと思います。科学が進むことで自然界の意図が明らかになるとは思いもよりませんでしたが、先史文明の時代からこの状況を科学の進歩として経験してきているのでしょう。彼らは見えない存在達との協力協調を求め、その結果で善と偽善の争いが続いてきました。
 先史文明より続く私達の現在の文明は、宗教の嘘による支配という問題に光を当てることで、偽善側の支配力の源泉を崩壊させることを求めています。同時に民主主義の中に潜む偽善がはびこる問題を解決し、私達と多くの命と見えない存在達が共存し永続出来る地球を願って来たのでしょう。

6月24日追記
 本日6時5分に与那国島近海でM6.1深さ10km震度2の地震がありました。この地震は5月12日の台湾付近の地震と同じメカニズムの物と思います。昨日20時45分の奄美大島近海でのM3.5深さ30km震度1の地震が起きており、奄美大島経由で準備された物と考えます。この時点では台湾に警告する意図を持つことが理解出来ていませんでした。
 台湾のクーデターのリスクについては再三書いてきたのですが、本日の揺れにも意味がある状況でした。調べてみると、蔡・台湾総統が中南米へ初外遊、パナマとパラグアイへ6月24日から7月2日の日程と言う事でした。
 クーデターが首相や大統領の不在時に起こされることは一般的な常識であり、帰国出来なくされて政治的に対処が出来なくされる物になります。本日の外遊への出発前にリスクへの警告を発しているのでしょう。軍部と中国共産党が対象ではないかと思います。中国共産党が焦っていることの表れでしょう。今回は震源が台湾から少し離れており、揺れも震度2~3程度に小さかったと思われます。
 朝6時という時刻は、イギリスの国民投票の終了時刻です。ここに合わせて動くという所は政治的な配慮でしょう。イギリスの国民投票はEU残留の可能性が高いと流されているので良かったと思います。今後テロなどが起きても情勢に大きな影響はないでしょう。為替レートでお金儲けをするチャンスを作っておしまいですむ様子で結果待ちです。

 日本の地震の状況ですが、大きな変化はありませんでした。調整の進みを示す深い部分の地震が志摩半島の南側で起きていますが、このエリアで表層に出てくる地震は大きな物にはならないと思います。
 三宅島は本日も噴煙を上げており活動は活発です。八丈島もマグマ溜まりの地震を房総半島東方沖に起こしており、フィリピン海プレートの北上の影響を表しています。関東から東北にかけては一段落してくる流れです。
 これに対して九州側は上記の与那国島の地震の影響が出てきます。プレート境界上の大きめの地震ですので、九州の南側に添って影響が出てくる予想です。富士山の起こした地震には諏訪之瀬島との交点の地震もあります。諏訪之瀬島では近傍の地震が続いたこともありそろそろ噴火するタイミングになっています。桜島と阿蘇山と合わせて注意が必要でしょう。日本海の深い部分の揺れには今回の地震がユーラシアプレートの動きとして影響するので、調整は続いていると言う事になります。
 薩摩半島の南側の深い地震が続いたので、本日の震源図には薩摩半島西方沖に地震が現れています。これまでのパターン通りに熊本から阿蘇を経て大分まで影響が及ぶことになりますので再三の話ですが、注意をお願いします。
 本日は太陽風速度が上がり始めており11時で時速約510kmですが、南向きの磁場が強まり電気は2.5倍流れています。しばらく揺れが大きくなりやすい状況です。

 待たないといけない重要なタイミングはもうないと思います。本日の台湾付近の地震は大きな意味を持つ物になり得るのですが、現状では今後の地震や噴火の状況次第でしょう。こちらにとっては政治情勢からその意図の分かる地震ですが、多くの方に訴える分かりやすい物にはなっておりません。世界の政治に重要なメッセージであったという状況です。
 台湾情勢への自然界の意図の3回目の表出であり、これまでにない繰り返しとタイミングの調整は平和への意志を表す物でもあるでしょう。
 動きがゼロなら落胆していたところではありますので、今後の動きに注目しています。三宅島の噴火には期待していましたが、7月2日の蔡総統の帰国まで難しくなったかも知れません。他の火山の動きと地震がどの様に現れてくるのか、結果を待つ形です。

 本日公表の火山の週間概況に、雌阿寒岳で21日に発生した火山性微動の情報がありました。こちらからするといつまでたっても噴火しない火山ですが、本日の火山性地震には多少の影響が感じられる所でした。時々活性化するのでこれを噴火の可能性と見るかが難しいのです。今回は他の火山も含めて大きな動きになるかも知れないので、ここにも念のために小規模な噴火の可能性を指摘しておきます。

 マグマ溜まりの地震として、17時13分に茨城県沖でM3.6深さ50km震度1、17時16分に岩手県内陸北部でM2.9深さ10km震度1の地震がありました。伊豆東部火山群と秋田駒ヶ岳の分です。それぞれフィリピン海プレートの北上の影響を受けた物だと思います。
 秋田駒ヶ岳の分は火山に近く、岩手山にも影響があるかも知れません。それぞれの小規模の噴火の可能性は低いと思いますが、火山性地震は活発なので関連する群発地震の発生に注意が必要です。

 桜島のマグマ溜まりの起こす群発地震が大隅半島の東側で普段よりも増えています。明日のイラストに紹介出来ると思います。噴火に至る活動が起きている感じです。

イギリスのEU離脱派の勝利について
 イギリスのEU離脱を決める国民投票は、接戦の末に離脱派が勝利しました。直近には経済の混乱が起きるのですが、様々な面でイギリスの地位の低下を決める物になります。
 円は一時的に99円まで上昇し、日経平均も1万5千円を割り込んでいます。アベノミクスの乏しい成果をさらに減らすことになりました。
 2年かかってEUからの離脱に向かって進むので、大きな混乱はまだ先にある物です。それでもビジネスではロンドンのメリットが低下するので、特に金融上の地位の低下は避けられないでしょう。
 世界の経済の事を考えると現時点でのイギリスの離脱は望ましくないと言う事で、オバマ大統領を始めとする各国の首脳まで動員してEUへの残留が求められて来ました。それでもイギリスの国益が移民により失われることに、国民がNOを出したのです。
 少し前の下院議員の暗殺がなければEUの離脱に向けた動きに変化が起きることはなかったのですが、直前になり混乱しこの結果となりました。

 こちらはイギリスの中に存在する偽善の人々の動きが、ロンドンを通じてEUに影響している部分が減ることになると考えていましたし、ロンドン金融の地位の低下は望ましいことです。彼らの運営するタックスヘイブンも同様に打撃を受けるので、将来のためにはイギリスの地位の低下は望ましいと考えていました。
 ただ、現在の世界経済の状況は良いと言える部分に乏しく、離脱により大きな混乱が起きれば新興国の経済危機が起きるなど、目に見えて悪化が進むと今も考えています。この意味で離脱は望ましくないと考えていました。
 直前の予想を超えて出てきた結果ですが、納得するしかない物です。元々下院議員の暗殺がなければ離脱で決まっていたと思いますし、テロが起きてもますます離脱派を勢いづかせる事にしかなりませんので、残留派の偽善の側の人々にも打つ手が残されていなかったのでしょう。得た物と失った物がある状況ですが、この状況を未来につなげてゆく必要があるのです。
 例えは悪いかも知れませんが、国連の安全保障理事会の常任理事国にイギリスが入っています。イギリスに軍事力があってこの権力を維持出来ていると考える人は誰もいないでしょう。ただの既得権益です。同様にロンドンの金融の地位も、これまでの経済運営上のメリットを提供出来ることがその条件でした。地位に伴うメリットは参加者によって支えられる物です。イギリスがそのメリットを提供出来なくなれば、地位を追われる以外に答えはないでしょう。
 通貨ユーロには参加しないけれどもEUには資本家として参加したい、それでもそこから生まれる移民というマイナスは国民はいらないという、権力者側の思惑と国民の思いが反対になったのです。今回の国民投票では、これまでの手法でそれを上手くねじ曲げることが出来なかった様です。英キャメロン首相は辞意を表明しており、責任を取るようです。この先のイギリスは国家の分裂がらみに混乱してゆく事になる予想です。自分のエリアの投票結果を受けて、スコットランドはEUへの残留を表明している状況です。

 今月はアベノミクスの失敗を明らかにする流れとして、米国FRBによる利上げという可能性がありました。残念ながら雇用状況の悪化が起きてしまい、利上げは先送りされています。利上げがあれば経済の上向く米国と、全く上向かないどころか消費税上げを2年以上延期せざるを得ない程景気の悪い日本の対比が可能でした。
 チャンスを逃したところにイギリスのEU離脱の決定です。市場の混乱は避けられない物になって円は2円以上上昇し株価は1300円近くの下げを記録しています。日銀による金融の操作は、為替レートや株価を一時的に操作出来ても、大きな流れには逆らえない政策である事を明らかにしています。安倍首相がサミットで言及しようとした世界経済の混乱を理由にしたところで、日本の景気を改善出来ない政策である事に変わりはないのです。混乱する状況の中において金融の操作だけでは景気を回復出来ないことは明らかでしょう。国内の実需に対する対策が必要なのです。
 そして本来であればこの様な混乱時にこそ金融の力を利用して市場を守るべきなのですが、日銀はその力をマイナス金利に追い込まれるところまで使い切っているほどの状況なのです。景気の回復どころか現状の維持さえままならなくなりつつあるのです。アベノミクスが日本の金融余力を無駄遣いした物である事に、多くの人が気づく事になる状況です。アベノミクスは今のイギリスの政策と同じく、一部の資本家の利益にしかつながりにくかったのです。
 参議院選挙の投票日までに、新興国市場の崩壊など今起きている以上の大きな動きが経済に生まれてくるかは未知数です。私達は与党がアベノミクスの利益としてきた物が、簡単に市場の混乱で消えてゆくことを目にしたのです。これまでに使ってきた日銀の金融力が無駄に消えていったことを目にしているのです。与党のアピールしたいアベノミクスの経済運営に大きな打撃になる事は間違いありません。
 消費税上げの延期も2年半ですが、イギリスのEU離脱も約2年です。猶予がある間に経済を改善する必要があるのであり、直近の金融的な混乱はG7との国際協調でしのげれば良いと思います。大きな混乱にならない様にする時間的な余裕のあることは確かです。今のアベノミクスが経済の混乱に対処出来ないことも明確になるでしょう。

 この様な政策に頼っていても世界経済の流れに翻弄されるだけなのであり、実需の刺激から国内経済を回復させる方向に転換すべき時でしょう。彼らは日銀の持っていた金融力をいたずらに浪費し、円の潜在価値を大きく引き下げただけなのです。大きな国益の損失でした。後世の教科書に経済政策の失敗例として上げられる物になるレベルです。金融の力で為替レートや株価を操作しても維持が続かず、実体経済を刺激することは出来ないのです。市場を動かす一部の国際的な資本家達の利益になっただけでした。
 アベノミクスの結果として与党が説明する有効求人倍率の改善ですが、労働の現場では、賃金が低い分野での超過労働需要が伸びている状況です。これは統計上、求職者の減少の影響が大きく出ている結果でもあるのです。求人者数が大きく減れば、有効求人倍率が改善するのは計算上の当然です。加齢により退職者が増えるという人口動態の一種であり、景気の回復とは異なる次元の現象なのです。実際に有効求人倍率が改善し実体経済が上向く予想が立つならば詳しく私達国民に説明出来るのであり、消費税の2年半もの延期は必要ないでしょう。
 経済指標として有効求人倍率が改善した部分は明確ですが、この内容は実体経済と景気指標の改善につなげることは全く出来ない種類の物でした。実体を伴わない数値上だけの変化である事が明確だからです。安倍首相が参議院選挙に際して国民にアピール出来る成果もこの程度の物だったのです。アベノミクスは明らかな失敗政策であり、与党の敗北時には日銀の黒田氏も失敗の責任を取るべき時でしょう。
 イギリスの国民は、権力者と資本家の求める利益にNOを出しました。自分達の利益が失われるからです。日本でも与党と彼らに協力する原子力村などの資本にNOを出すときです。
 多くの先人達が作り上げて蓄えてきた日銀の金融力は、彼らによりアベノミクスの失敗として無駄遣いされており、日本の国益を損なっているのです。
 熊本地震で中央構造線上の地震が大きな物になることを経験したばかりなのに、四国の中央構造線上にある伊方原発は7月の再稼働に向けて動き出しています。狭い日本において原発事故が繰り返されれば、放射能汚染により安全に生活出来る場所さえもなくなってしまうかも知れないのです。
 北朝鮮がミサイル発射実験を行う可能性の高い日を参議院選挙の公示日に選び、選挙前のサミットでは中国の対応が軍的にエスカレートする外交を展開し、実際に軍艦を尖閣列島に呼び寄せる所まで来ている政権です。与党は祖国の防衛をアピールしながら、原子力発電所の運転を推し進めています。彼らは戦時の狂気を知らないのであり、その時原子力発電所を完璧に守ることなど難しいのが現実でしょう。ミサイル防衛は完全な技術にはほど遠い物です。現実の戦争になれば、原発は地震事故以上の放射能をまき散らす可能性が高いのです。戦争がもたらす利益などほんの一部の人々の物でしかありません。
 自分達の利益に都合の悪い問題を無視し、問題を隠して損失を国民に押しつける政権にNOをお願いします。

6月25日追記
 昨日に続いて意図の表出はされていますが、一般の方に分かる物にはなっていません。彼らが伝える必要のある部分が優先されている状況です。明確な意図が表出されるとこちらは解析を止めて、選挙での与党の負けにつながる活動に力を入れる事になります。その前に必用な部分を進めているのかも知れません。思えば少し前の三陸沖地震でM4.9という物が予想通りに起きていますが、この大きさが希望通りにM6以上であれば、状況次第で解析を止めていたかも知れない状況でした。こちらの資金繰りがつけば状況の変わるところでしたので、彼らとしてもここまでつなぐ必要があり大きな地震にする事がなかったのかも知れません。
 彼らの意図は今回は地震の流れの中にあります。樽前山の活動により石狩低地東縁断層帯に将来地震が起きることを警告しているのです。苫小牧のCO2貯留実験を中止してCO2を回収する様に求めているのです。長岡のCO2貯留実験も同様です。
 今日になって以下の地震が北海道で連続して起きています。
1時40分に浦河沖でM4.1深さ60km震度1
5時16分に胆振地方中東部でM2.5深さ10km震度1
7時4分に浦河沖でM3.7深さ90km震度1

 胆振地方中東部とは苫小牧の東側であり、石狩低地東縁断層帯が存在する場所です。この場所が苫小牧のCO2貯留実験により地殻が不安定となり、大きな地震に発展する可能性があることを以前から指摘しています。長岡のCO2貯留実験は2004年の中越地震と2007年の中越沖地震を起こしていますが、ここ苫小牧では樽前山のマグマ溜まりの活動を刺激する結果で、この場所に地震が起きることをこのHPに警告として載せています。
 本日の地震は浦河沖の二つの地震が樽前山のマグマ溜まりの活動による物です。この二つの地震の間に挟まれて起きた胆振地方中東部の地震は、樽前山のマグマ溜まりの活動により刺激を受けて起きた物になるのです。地震をこの順番に意図して起こす事で、樽前山の火山活動が活発化するときに、ここに大きな地震が起きることを警告しているのです。
 苫小牧のCO2貯留実験が樽前山のマグマ溜まりを刺激することは過去の記事に書いています。貯留実験を評価する学者は上部にCO2が漏れてこないという評価結果を強調し、周辺の地震発生は無視する状況ですが、CO2は地層下部を破壊し続けるのです。
 太陽と月の引力で数十cm単位で動く岩盤は、その中に微細なヒビなどの隙間を持っています。この隙間が引力で動く中でCO2の超流動体が広く深く地殻に拡散してゆくのです。
 その結果はCO2が地殻の柔軟剤として働き強度を大きく劣化させるのみならず、導電剤として地電流の大きく流れる経路を生み出す事になるのです。電流の流れは電気化学作用を促進してさらなる強度の劣化を招くのです。その結果が中越と中越沖の地震でした。
 ここ苫小牧ではこの種の柔軟剤と導電剤が樽前山のマグマ溜まりに取り込まれて影響する事になるので、火山活動の活性化も地殻の劣化に加わります。その結果はひどい物になるでしょう。噴火も地震も誘発する事になると思われます。
 上下に流れる電流を計測する磁場ループの電流計測装置を開発すれば、長岡や明石海峡大橋が電流経路を作り上げたことを証明出来るのですが、この開発には少し時間がかかります。それまでにもCO2による地殻の劣化が進むので、一刻も早くこの実験を停止させてCO2を回収する必要があるのです。御用学者はCO2の漏れ出しと地振動しか見ないので、電気の影響など知識もなく全く自然の現実を知らないのです。それでも政府と国民を納得させることが出来るのが今の政治の仕組みであり、国民に対して責任を取ることもないのです。これでは地殻の破壊から起きて来る地震や噴火で、地元の住民が被害を受けることになるだけなのです。自分達の立場や事業の利益だけを見ており、地元の被害はこれまでの様に無視するのです。

 参議院選挙が始まり、与党の負けにつながる様な情報を発信したい所です。自然には自然の都合があり、彼らにも私たちへの願いがあるのでしょう。今と言う重要な時間を使って、苫小牧のCO2貯留実験を速やかに停止することが重要だと伝えてきています。このエリアの地殻の破壊が他の火山活動を活性化する働きをして、さらに大きな地殻変動につながる事を恐れているのではないかと思います。繰り返し起きている十勝沖の巨大地震も津波を伴う大きな物になりかねないでしょう。311地震は栗駒山のマグマ溜まりを同種の実験で地殻破壊し刺激したことが原因です。ここ北海道でも同様の事態が進展しようとしているのです。
 噴火や地震など分かりやすい意図が現れてくることを待っていますが、今日明日になるのか、まだこの種の続きがあるのか進んでいかないと分かりません。
 本日の状況ですが、北海道の上記地震に加えて、青森県東方沖でも地震が起きていました。内浦湾の地震も続いておりこの調整の影響を受けていると思います。
 九州では薩摩半島西方沖と大隅半島東方沖に群発地震が起きています。熊本への影響と桜島への影響が出てくることになると思います。
 深い部分の調整ですが、上記青森も北海道も100km近い深さの調整になっています。南側では志摩半島に深い地震が続いており、富山県にも起きています。日本海の地震につながるのか変化を待っています。
 九州と太平洋プレートの沈み込みの調整が続いている状況に変わりありませんので、関連する地震への注意をお願いします。影響を受けているマグマ溜まりは小規模の噴火にも注意が必要です。
 世界経済の状況ですが、NYダウは600ドルほど下げています。前日に200ドル以上上がっていますので、見た目ほど大きな下げにはなっていないと思います。ある意味予想通りなのでしょう。円の動きも不安定になっている様には見えず、この先の変化に注意というレベルです。この週末にG7の対策も進むと思われ、大きく不安定な変動にはつながらずに済むのではないかと思います。
 様子見は必要ですが、主要メディアは資本家の望みを伝える物なので、彼らの煽る情報が増えると思います。大きな変動からの儲けを狙う物であり、今の状況はどの新興国市場が危ういかという品定め状態かも知れません。G7の対策状況を見ながら準備されるでしょう。ギリシャなど債務問題が分離の方向でも検討できるようになるので、こういった所を煽るなどこれからではないかと思っています。ウクライナも含めて弱いところに情報操作を仕掛けて、利益を求める混乱が演出される流れに見えています。

 11時36分に茨城県北部でM3.7深さ10km震度2の地震が起き、12時35分には長野県北部でM1.8深さ10km震度1の地震が続きました。フィリピン海プレートの北上に伴いフィリピン海プレートの北縁が動く地震として予想している分でした。
 この続きに起きたのが13時51分の長野県北部の地震です。M4.6深さ10km震度4です。少し大きく揺れました。少し前の地震より西側で発生しており、2014年11月22日の長野県北部のM6.7の地震とほぼ同じ震源位置でした。御嶽山のマグマ溜まりの活動による群発地震の位置です。
 今日の御嶽山の火山性地震は活発になっていましたが、この地震を起こすほどとは思えませんでした。2014年時のデーターは欠落があるのですが、11月20日の時点で活動的であったことは確かです。
 熊本地震の影響で御嶽山に溜まっているエネルギーが抜けるのに、小規模の噴火が起きれば良いと考えていました。歪みはこの地震である程度抜けたのかも知れないと思います。明日の噴煙が強まるかも知れませんが、今現在は悪天候で良く分かりません。しばらく変化に注意が必要になりました。
 今ひとつ彼らの意図が分からないので、少し必要と感じることを書いておきます。偽善の側への牽制です。フィリピン海プレートの北縁の調整をするのであれば、長岡周辺にもそれと分かる程度の地震が起こせたはずです。今朝の地震がCO2貯留実験の停止を求める物であれば、こちらにも地震が起きると一般の方には分かりやすいでしょう。ここの揺れを止めに来るのであれば、他のエリアの地震が起こしやすくなるはずです。
 考えてみると、昨日の秋田駒ヶ岳の地震はかの地の地熱発電所が持つ同様の問題を明らかにしている事になります。同様に北海道駒ヶ岳、栗駒山、九重山、霧島山でも地震が起きて良いでしょう。噴火や地殻変動を呼び寄せているという類似の問題が存在する事を明らかにするからです。
 短い期間で噴火が続くことに期待を持っていましたが、三宅島が順延で御嶽山も外れる様な状況になっています。富士山を噴火させるわけにはいかないでしょうし、残りは阿蘇山くらいの物です。北海道駒ヶ岳も残っていますが、こちらは五分五分です。霧島山は少し可能性が低く、桜島と諏訪之瀬島が噴火しても普段通りとしか見てもらえないでしょう。意図はあれども敵もいるという状況なので、一筋縄ではいかないのかも知れません。この部分はこちらには簡単には予想出来ない様です。

 15時25分にも長野県北部の地震がM2.6で続きました。色々考えたのですが、浅間山のマグマ溜まりの影響もこの領域を通り、能登半島まで届きます。能登半島の先端には地震が起きており、浅間山の活動も重なって地震になっていたかも知れません。
 浅間山は噴火後の活動が高まったままであり、先週から噴煙を強めていたところです。火山性地震も再確認しましたが、地震前の活性化には兆候が確認出来ました。御嶽山ほどではありませんが、活動的でした。
 こちらの引っかかりは多少解消しました。浅間山も雲の中で様子が分かりませんが、明日に向けて噴煙の変化に注意が必要になりました。あと浅間山の南東側の群馬県、埼玉県にも断層型の地震のリスクが上昇していますので、しばらく注意をお願いします。