富士山のマグマ溜まりと熊本地震の影響16 6月30日 7月3日追記

 7月10日の参議院選挙まで残すところ10日あまりとなりました。地震の解説に関連して311地震の連鎖メカニズムが理解出来ていなかったことを知りました。前回の記事を参照下さい。もう少し明白な意図が現れる事を待っています。

稲生雅之
イオン・アルゲイン

6月30日追記
 24日以降で以下の流れで進んできています。
24日 台湾東方沖M6.1地震で蔡総統の外遊出発日にクーデターの警告。この日イギリスがEUより離脱する事が国民投票で決まった。偽善との争いが激化する始まり。
25日 樽前山の起こした3つの地震で、苫小牧東部の断層地震の被害への警告、苫小牧でのCO2貯留実験の停止を求める。
26日 タジキスタンと中国の国境付近のM6.4地震で、こちらの情報の立ち上がりへの邪魔をする地震。(4月14日のミャンマー地震M6.9と同じ意図です。マグマ溜まりの噴火と地震のメカニズムを科学として情報公開しようとしていた所に、プレート型地震を起こされました。)
27日 福島沖M5.8と新潟沖M4.4地震で上記地震のプレート運動の影響を受け流し、同時に長岡のCO2貯留実験を批判し回収を求める。原子力発電所のリスクも同様に警告している。(4月16日以降の熊本地震の発生に相当し、当時はこの地震を利用して台湾地震への準備を始めています。)
28日 台湾東方沖M4.7地震でクーデターの実行日への警告。

 29日は何もありませんでしたが、2点ほどこちらの間違いを修正する作業に30日昼過ぎの先ほどまで追われていました。1つは27日の地震には原子力発電所への批判が入れられていた事、もう一つは311地震の連鎖メカニズムが南海トラフの連鎖のメカニズムと同じであるという事です。311地震についてはもう考えることはないと思っていましたが、まだまだでした。重要な部分が抜け落ちており、南海トラフの地震を予知する上での重要事項でした。
 本日の状況ですが、3時13分に三陸沖でM5.2深さ10km震度2の地震がありました。北海道駒ヶ岳のマグマ溜まりの地震です。予想してきた分になりますが、今回も大きな物になることはありませんでした。こちらとしては上記の2点が未完成でしたので、この分には対処出来たと思います。
 4時17分には千葉県北西部でM3.1深さ80km震度1の地震があり、伊豆東部火山群の分です。関東の地震も時間の経過と共に落ち着いてくると思います。
 全体として見るとこれまでの流れを繰り返す感じです。薩摩半島南側の深い地震に続いて西方沖に地震が起き、熊本エリアに地震を促すところです。
 こちらとしては昨日の見直しにより公表すべき情報は一通りだと思います。情勢に大きな変化はなく後は結果を待つのみです。

 夕方になって霧島山新燃岳の噴煙が強まっているのに気づきました。ここしばらく群発地震の起きる位置へ中くらいの地震があったので、その影響が現れてきた物です。イラスト参照下さい。
 小規模な噴火につながる可能性は科学としては低いと思いますが、この時期の活動ですので、注意が必要でしょう。
 霧島神宮は先史文明の時代まで霧島山御鉢の火山の火口付近に立てられていました。噴火で焼かれても焼かれてもその位置に再現されていました。有史以降に今の位置に移されていますが、火山と神社が同じ場所にあり重要な意味を持つ場所です。被害につながらない小規模な噴火が起きるとありがたいところです。他の場所が活動する為かも知れませんので、現状のレベルをあえて紹介しておきます。

 22時54分に東京都23区でM3.4深さ30km震度3の地震がありました。富士山のマグマ溜まりの分だと思います。少しずれていますが、深さの点から富士山の影響を受けていると思います。フィリピン海プレートの北上の影響です。半月の影響も今日までと思いますので、関東への影響はそろそろ一段落して良いと思います。埼玉県から群馬県の断層地震の方が現実のリスクに見えるのですが、今回はこちらの地震でした。
 新燃岳は火口縁300mの高さまで噴煙を上げた5月の状況と似ているところまで進展しました。ここまでは予想の範囲です。今後小規模の噴火に至るのか注目しています。調べたところ、GPS変動には暫定ながらマグマ溜まりの潰れを示唆するデーターが見られています。今後の状況次第ですが、小規模の噴火にも可能性のある状況を確認出来ています。
 新燃岳はおとりで他で結果を出そうとしているのか、現状では区別が出来ません。日本列島の深い部分の地震は収まり、富士山も三宅島も大きな活動は起こしていない状況です。結果を予想することは難しいようです。今日は大きな変化はなく新燃岳の今後次第という所でした。

7月1日追記
 本日は不思議な地震が起きており、富士山直下の深さ200km前後、M2クラスです。この地震がマグマ溜まりを刺激するのは間違いないのですが、どこに影響が出るのか難しいです。周辺から関東、遠方まで可能性は一通りです。昨日書いた様に311地震の時点で富士山のマグマ溜まりは活性でした。直後の3月15日の富士山近傍のM6.4地震は地殻変動の影響だけではありませんでした。今と同じようにマグマ溜まりが非常に活性化していたからこそ、大きく揺れた物になっていたと今頃になって教えられています。ここまでの地震にはなりにくいと思いますが、注意をお願いします。
 4月1日の東南海エリアのM6地震で気づいた富士山のマグマ溜まりの異変ですが、熊本地震と台湾地震を経て現在に至る状況です。富士山の異変を明確にする地震はなかなか起きない状況です。今回の深発地震でも何を引き起こそうとしているのか明確にはなりません。
 昨夜の東京23区の後に6時26分に茨城県南部でM3.5深さ50km震度2の地震が起きています。富士山のマグマ溜まりの引き起こす位置より少し北寄りですが、恐らく富士山の物だと思います。上記深発地震の影響かも知れませんが、この深発地震は発生時刻が分からないので今後の影響にも備える必要がある状況です。
 長野県北部にも地震が続いており、25日のM4.6に続いて本日は8時6分にM4.4深さ10km震度3でした。余震と言うよりは群発地震に近いと思われ、御嶽山なのか、浅間山なのか区別が難しいです。双方の活動に注意が必要であり、このエリアの地震ももうしばらく続きそうです。
 新燃岳の昨夜の写真を載せています。5月に大きくなったときと同じレベルに噴煙は一時的に高まった様子です。現在は雲でよく見えないのですが、火口の下からのカメラには噴煙が見えておらず多少弱まっていると思います。強くなったり弱くなったりを繰り返すと思いますので、しばらくの間注意しています。
 九州では阿蘇山も日向灘に地震を起こしています。桜島の噴火にも期待していますが、新燃岳が動くのであれば、桜島は噴火を先送りする様に思います。新燃岳の地下の圧力を高めるための働きになります。
 29日はこちらの間違い探しで、30日は三陸沖のM5.2で催促、加えて霧島山の噴煙を強めて見せています。この噴煙も目立たせるにはあと一歩という感じですが、今日になって富士山直下の地震が起きています。
 この地震が火山への注目を促す物か、それとも地震への注目を促す物か分からないのですが、変化は進展しており明確な意図の表出につながるかもしれない状況です。10日の投票日まで残り9日となり、結果を出してほしいところです。

 14時40分に伊予灘でM4.3深さ80km震度3の地震がありました。少し前から阿蘇山の周辺の地震が続いていたので、その延長で伊予灘にも調整が起きたのかも知れません。大分もこの地震の影響を受けて調整が進んだと思います。熊本地震の後にも起きており、調整にある程度比例する繰り返し性のある地震でしょう。
 この大きさと深さであれば、伊方原発付近で起きても問題ない様に感じるのですが、何かこちらのまだ知らない脆弱な部分があるのかも知れません。震源地を多少ずらしてもプレート運動の調整としての効果には大きな影響がない様に見えます。
 地層を調べてみると、変成岩と堆積岩が層状に重なっている可能性の高い場所だと分かりました。この地層を横ずれさせる中央構造線の動きが現れるときに、この層状の面が脆く崩壊して動くのでしょう。その結果として断層が生まれやすいのです。刺激したくない理由の大きな一つだと思います。実際の地震時には大きな被害になりやすい条件でしょう。
 自然の意図としての原発への警告は27日の地震に含まれているので、ここでリスクを取る必要はないと言う事だと思います。29日の時点で意図に気づかず、この地震を見ていたら後で恥ずかしくなる文句の一つ言いたくなるところでした。
 本日は11時頃にマリアナ諸島でM4.5深さ219kmの地震が起きています。普段は気にしない深さと大きさなのですが、本日は富士山直下の地震と同じレベルの深さなので、少し気になります。プレート境界付近の地震でもあり、フィリピン海プレートに影響するかも知れません。富士山の活動には注意が必要です。

伊方原発の立地リスクについて
 7月1日の伊予灘で起きた地震はM4.3と大きくはないのですが、このレベルの地震が伊方原発直下で起きてもリスクの生じる地形である事を教えられました。層状に重なった地層であるが故に、層の面がずれて断層を生み出す大きなリスクを抱えているのです。
 こちらの記憶では断層は8km程度離れた場所の物が確認されているという事だったと思います。この地層構造では、新しい断層を生み出す事など簡単な事であり、中央構造線がどの様に動くか次第でしょう。大きな地震が深い部分で起きる事が多いので、過去の例を引くだけでは不十分です。M4.3レベルの地震でも層状の面に損傷が生まれて残り、将来の大きな地震で断層に発展しうるのです。
 大きな地震時には中央構造線の面が断層面であり地層の面です。この面に従って地層が大きく動くはずです。上下の運動成分も持つことになり、激しく上下に揺れる直下型地震の可能性もある地形です。
 前例のないレベルだった熊本地震が起きたことで、中央構造線上の地震のリスクは見直されるべきです。大きなエネルギーを熊本から阿蘇を経て大分まで運んだのであり、伊予灘の80km前後の深部が大きく動くとき、誘発される表層の地震は大きな直下型の局所的な地震になり得るのです。
 今回の熊本地震でも由布岳の余震など震度5強の大きな物が起きており、この状況が中央構造線沿いでは実際に起きうることを明確にしています。同じ事が余震ではなく本震でもう少し大きな規模で起きた場合、津波ではなく配管の損傷から臨界事故につながり得るでしょう。
 今回の伊予灘の地震は繰り返し起きる物であり発生は偶然の様に感じますが、意図の表出を待っているタイミングでの発生です。地層について調べたところ自然の警告するリスクが透けて見えてきたことになります。
 一般の人向けに明確に分かる意図の表れを待つ中で、回り道にも見える意図の表出です。回り道をしてでもこれを伝えたいほどに、伊予灘と伊方原発のリスクは高いのだと思います。今月の再稼働に向けて準備が進んでおり自然も懸念していることから、この状況になっていると思います。熊本地震で大分までが大きく動いた以上、となりにある伊予灘のリスクは誰が考えても大きくなっているでしょう。
 九州の川内原発も中央構造線に近く、リスクの高い原発です。こちらは桜島のマグマ溜まりの群発地震の起きる位置に立地しており、大きな地震が起きやすい条件です。伊方原発同様に向き合うべき問題になります。玄海原発は阿蘇山のマグマ溜まりの群発地震の位置であり、こちらも再稼働に相応しくない立地になるでしょう。
 伊方原発を始めとした原発の再稼働は向き合うべき大きな問題であり、与党政府には熊本地震による中央構造線のリスクの見直しは考えられないようです。余震がこれまでになくたくさん続いて大きな被害を生み出したにもかかわらず、自分達の持つ利益や権益が重要なのです。自分達に都合の悪いことは無視したり御用学者に客観的でない科学を作文させるだけであり、中央構造線に添って拡大した被害からは何も学ばないのです。
 一方には私たちの地震に関連する地球科学が先史文明と比較して稚拙である事も原因なのですが、これを直すにも科学の客観性のあり方から見直す必要があります。科学論文の査読の問題でもあり、この部分も先史文明の存在を証明するところから向き合うことになると思っています。
 その為にも自然の分かりやすい意図の表れを待っています。

台湾情勢について
 7月1日午前に、台湾南部の高雄にある海軍基地の港で、軍の艦船からミサイル1発が誤って発射されました。ミサイルは、台湾西部の離島、澎湖島沖の台湾海峡に落下したとのことです。
 台湾では、中国と距離を置く民進党の蔡英文総統がことし5月に就任して以来、関係が冷え込んでいる中国との間を隔てる台湾海峡で起きた今回の誤発射の影響を懸念する声も出ていて、地元メディアは、外国を歴訪中の蔡総統が軍に対し、適切に処理するよう指示したと伝えています。
 以上が日本のNHKニュースからの一部の引用です。中国との間の緊張を高める為に海軍が中国共産党に協力している様子です。多くの人の目に、台湾の軍部にクーデターを起こしうる問題のあることが明確になったと思います。
 この事故の今後に警告を発する地震が17時23分に台湾付近で起こされています。M4.7深さ30km震度1でした。富士山のマグマ溜まりの活動だと思われます。上記のニュースはこの地震が起きてから調べた物になります。  
 蔡総統は明日7月2日の帰国予定です。ロスを経由して帰国されることになっています。米国でも帰国後の緊張の高まりについて話し合うことになるのでしょう。このタイミングに注意を向けているのかも知れません。今回は軍事行動を抑える警告ではなく、軍部の抱える問題を世界に明確に表してから、外交的な対処への警告を発している様子です。彼らも情報公開の重要さを加味して行動していることが明らかでした。
 富士山に深度地震の影響があって台湾付近に地震が起こされたのは、警告と牽制だけでなく、クーデターだけではない問題を私たちに教える為でもあるでしょう。意図の表れでもありますが、国際情勢を優先する必要がある状況です。日本からも台湾と平和に向けて協力出来る様にする必要が大きくあるのだと思います。
 日本の与党は中国との戦争を望んでおり、彼らには外交を通じて平和を求める意志がなく、ロスにいるのかも知れない米国の戦争を望む人々と共に利益を求めて行動したいのでしょう。戦争を原発の様な自分達の利権にする事を求めているのです。

 7月2日のニュースではミサイル誤射の続報が流れています。まずは台湾側です。
台湾の国防部(国防省に相当)などによると、南部・高雄の左営海軍基地で1日午前、ミサイル艇「金江」(500トン)が台湾が開発した対艦ミサイル「雄風3」1発を誤って発射した。
 ミサイルは台湾海峡上を中国大陸方向へ約75キロ飛び、台湾の離島、澎湖島沖合に落下。落下地点で航行中だった台湾漁船を直撃して貫通し、船長1人が死亡、3人がけがを負った。
 続いて中国側です。
 中国共産党の習近平総書記(国家主席)は1日、党創設95年大会の演説で、軍事力強化に言及し、「国際的地位にふさわしく、国家の安全・発展の利益に合致する強固な国防、強大な軍隊を建設する」と表明した。(一部省略)また、政治と経済の連絡・交流窓口を正式に閉じた台湾について「独立に断固反対し、いかなる形の国家分裂活動にも13億人以上の中国人民は黙っていない」と警告。(読売新聞から一部を引用しました。)
 台湾の軍部は、党創設95年大会に向けてこの誤射を演出したのでしょう。習氏が語気を強めて台湾を非難出来る状況です。関係を悪化させるには丁度良かったでしょう。
 対艦ミサイル「雄風3」についても調べてみました。台湾が開発している独自の兵器であり射程が400km近いのみならず、マッハ2~3で飛ぶのでミサイルの迎撃がほぼ不可能です。2011年に展示会に出されており空母キラーとされていました。今でもこの性能はあると思います。小型の漁船に命中するほどの精度の高さは、中国側には大きな脅威に映ったことでしょう。
 75km離れた台湾漁船を直撃したとのことですが、漁船の無線の電波で位置と国籍を想定し誤射と言う事にして発射した物でしょう。クーデターを起こせるほどに軍内部の掌握は出来ていなくとも、一部の武器をこの様に扱うレベルには問題がないのでしょう。緊張を演出するためのこの種の偽装失敗は他の国でも良く見られる物であり、国際的な紛争を起こす材料に使われています。
 蔡総統は本日の帰国であり緊張の高まる中で、中国との外交に臨む事になる状況ですが、12日には南シナ海での紛争に対して裁判結果が公表されます。
 南シナ海のほぼ全域に主権が及ぶとする中国の主張に法的根拠がないとしてフィリピンが提訴した仲裁裁判で、オランダ・ハーグの仲裁裁判所は29日、判決を7月12日に出すと発表した。同海域で軍事化を進める中国の主張について初めて国際司法の判断が下る。中国は自国に不利な判決が出ても従わないと主張するが、国際社会の風当たりが強まるのは確実だ。(日経新聞より一部を引用しました。)
 この結果で何が起きてくるかも心配なところですが、ここまでの時間を台湾も模様眺めで応じると思います。大きな紛争などはまだこれからですし、この時点で日本の与党が選挙に負けていると、紛争への展開の状況も大きく変わりその流れは遠のくでしょう。良い方向への変化が訪れる様に願っています。

7月2日追記
 上記台湾情勢についても本日の追記がありますので、参照頂ければと思います。
 昨日からの続きの地震は、20時2分に茨城県南部でM3.1深さ70km深度1、8時49分に茨城沖でM4.2深さ40km深度2、10時48分に北海道東方沖でM4.9深さ60km深度2が起きています。
 茨城県沖の物は伊豆東部火山群の地震ですが、残りは富士山の分だと思われます。北海道東方沖は判断が難しいのですが、可能性はあると思います。時期が時期なので、ロシアに関連する何らかの動きがあるのか、少し注意しています。
 昨日公表された火山週報には、29日の桜島におけるごく小規模の噴火が載せられていました。本日も雲の中ですが、4時過ぎに爆発的噴火を起こした様子で5合目まで噴石が届いたそうです。
 新燃岳の状況にも注意していますが、雲が多くて状況は不明のままです。状況が確認出来るのを待つしかない状況です。
 桜島の噴火にどの様な意味があるのか、今後の他の火山の状況も含めて様子を見る事になります。昨日は2つの意図が確認出来ましたが、本日は噴火に動きが出ています。
 7月4日が次の新月で、本日からその影響が出てくると思います。樽前山など噴火湾関連の火山の地震、九州の地震と噴火、三宅島の状況など注意しています。浅間山や御嶽山の関連地震もまだ続くと思います。あと、太平洋プレートの深い部分に関連する地震にも可能性は残しています。

台湾地震の仕組みと伊予灘、日向灘の隆起について
 5月12日から始まった台湾付近への地震発生は、富士山と三宅島のマグマ溜まりが引き起こした地震です。このメカニズムの簡単な説明と、その二次的な効果としての日向灘と伊予灘付近の隆起の状況について説明したいと思います。イラストを参照下さい。
 台湾に地震を起こす仕組みは富士山と三宅島のマグマ溜まりが潰れて、群発地震を遠方に引き起こす仕組みの組み合わせです。富士山は奄美大島を地震が起きない程度にゆっくり押しています。書くのは簡単ですが火山としては長時間力を調整する難しい動きです。三宅島は奄美大島の東方沖や宮古島の東方沖に地震を起こして、フィリピン海プレート側に歪みを作り出す役割を果たしています。この歪みとは、イラストの緑色の点線の方向の力が残る様に地震を起こしたと考えることの出来る物です。
 三宅島の残した力に、富士山の奄美大島を経由した押しが加わって、台湾付近の地震になるのです。ここでは富士山からの青色の力が三宅島の緑色の力の影響を受けて、イラストの台湾付近の方向に向けられたと考えて下さい。三宅島の起こす地震の位置を変えることで、台湾付近の地震の位置も調整されているのです。
 高校数学のベクトルの足し算と基本は同じです。力学上の力の足し算も同様であり、三宅島により歪みとしてセットされた力が、ユーラシアプレートの動きに加わって地震になっているのです。地震の位置を変えると地震の起きる場所が変わるのも基本がベクトルだからです。

 この様にして自然は台湾付近にある程度位置と深さを選んで地震を起こしてきました。高校数学のベクトルの制限がある事になり、どこにでも自由に地震が起こせるわけではないことが想像出来ると思います。台湾から遠く離れた位置に地震を起こすのは富士山と三宅島の組み合わせでは難しいと言う事になります。台湾のクーデターを阻止するためには富士山と三宅島を選んで使うしかなかったと言う事になります。
 この為に選ばれた富士山です。富士山がマグマ溜まりを大きく動かすときには連動地震になりやすく、この仕組みは別記事で説明したところです。熊本地震を利用して中央構造線を動かす事により、南海トラフの大型地震、連鎖地震が起きない様に配慮がされていました。
 もう一点の配慮についても、証拠が明らかになりつつあることが分かりましたので、ここで説明したいと思います。熊本地震で中央構造線を大きく動かしたのは仕方がなかったのですが、そのまま放っておくと中央構造線上の歪みが大きな地震を起こす事になります。動かしすぎた中央構造線をしばらくの間止める必要があるのです。
 この動きを止めるために伊予灘から日向灘にかけての隆起を起こせば良いと神事をする人が公表していました。実際に隆起が起きているかは分からない状況でしたが、阿蘇山と由布岳、鶴見岳、伽藍岳の地震が増えており、この分の群発地震が起きる中で調整が行われていることを感じていました。富士山や三宅島を使ってプレートを南西に押しながら、群発地震を起こすことで隆起が起きやすくしている事は間違いないと見ていました。
 今回九州から北海道までの火山の噴火についてその可能性を調べていたのですが、その中でGPS変動データーが伊予灘から日向灘の隆起を表していることに気づきました。今後数ヶ月のデーターの変動を見てゆく必要のあることは確かですが、本来沈むべき状況のデーターが上昇している部分が明瞭です。イラストに載せました。

 まずはこの仕組みからです。富士山は奄美大島を通じてユーラシアプレートを動かしています。これに対して三宅島は、奄美大島東方沖と宮古島の東方沖に地震を起こして力を加えていました。この位置はフィリピン海プレート上になり、異なるプレートに異なるタイミングで力が加わっていたのです。
 ユーラシアプレートは本来東に向かって動いています。フィリピン海プレートは北向きでしょう。このそれぞれをほぼ南西に向けて動かすのですから、力が加わっている間だけ、その向きの動きになるでしょう。その力がなくなれば元の位置に戻ろうとします。この力はプレートを大きく動かすレベルです。それぞれの火山の動きは結果としてフィリピン海プレートを北へ動かし沈下させ、ユーラシアプレートを東へ動かし隆起を促す事になるのです。
 ここにもう一つマグマ溜まりの活性化による上記作用が加わります。阿蘇山と由布岳、鶴見岳、伽藍岳の群発地震と日向灘を南西に押し下げる力により、日向灘周辺の隆起がさらに促されていたのです。
 この部分はGPS変動より明らかでした。熊本地震の前からのデーターを載せています。地震前は九州や琉球は全体が同時に上昇したり下降したりしていました。それが熊本地震により九州中央部の下降に変わっています。これは地震によるプレートの動きが生み出した物であり、地震の発生原理が生み出した物になります。
 データーでは地震後1ヶ月が過ぎても九州の中央部に沈み込みが残り伊予灘から日向灘にかけての隆起が見られます。データーでは奄美大島が下降しているときにも伊予灘から日向灘の上昇が続いているのです。この状況を示す8枚目のデーターでは本来のプレート運動とは異なり、この部分だけの隆起がデーターに表れているのです。
 もう少し長期間様子を見て変動を確認してゆく事も重要ですが、現在の時点で隆起が現れていると言えるデーターです。関東の二つの火山だけでなく、九州の多くの火山もこの調整に加わっているのでした。

 伊予灘から日向灘の隆起はしばらく続くと思います。富士山も三宅島もまだ活動的であり、九州の火山のマグマ溜まりもまだ活動的です。余震が収まるまでまだしばらくの間、この状況が続くのではないかと思います。
 このエリアの隆起は中央構造線の動きを抑制する物になるでしょう。ユーラシアプレートの東向きの動きに抵抗が加わる形になるのです。熊本地震で大きく動いた分を、元に戻すレベルまで抑制が続くのかも知れません。
 富士山と三宅島だけでなく熊本地震に影響した桜島も霧島山も、その他の九州の火山もこの調整に加わっているのです。それぞれが意図を持って動いているのであり、未来の自然との協力、協調の重要さを教えてくれているようです。

7月3日追記
 昨日の桜島の噴火後には、特に変化を感じる状況にありません。北海道東方沖の地震はロシアのニュースにつながるかと思いましたが、特になしです。
 口永良部島と富士山の交点付近にM4クラスの地震が起きています。奄美大島の東方沖にも三宅島の地震が起こされており、今後の状況に注意が必要です。蔡総統が帰国されたのでクーデターの可能性も低下し、地震は必要ない様に見えるのですが変化を見守ることになります。
 富士山が活性化しているせいか、影響を受けやすい伊豆東部火山群の地震も増えています。今後の富士山の状況次第でまだ地震につながると思われますので、ここには注意が必要でしょう。
 新月と満月はプレートの水平方向の動きが減るので、震源分布図にはリスクが現れにくくなります。自然が何を意図しているのか分かりませんが、現れてくる変化を待つだけです。
 こちらとしては期待の出来る状況だと思っていますが、参議院選挙の投票まで残り1週間です。ここにまとめてきた情報を伝えるにも、十分な時間があるとは言えないでしょう。この先変化が起きてもこちらの情報がニュースになる可能性は低く、自然の変化のみが伝わるでしょう。週刊誌にも時間切れで載りにくく、来週以降になると思えています。
 これだとも変化が起きてももう手遅れに見えるのですが、彼らは彼らなりの準備で臨んでいるはずです。イギリスの国民投票でEU離脱が選択され、大きな流れに変化が起きています。この流れの関連でもう一段経済が変化すると、円が100円を切って株も下がることになるでしょう。誰の目にもアベノミクスの失敗が明確になると思います。
 ダッカで悲しいテロがあり、日本人も巻き込まれて亡くなっています。亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りします。日本人を巻き込むことを意図していたのであれば、偽善の側も必死になっているという状況でしょう。死者20人中9人がイタリア人、7人が日本人というのは、外人狙いのテロで間違いないと思われます。与党の煽る戦争のリスクを大きく見せる物になります。
 こちらの情報公開に関連する自然の意図が明らかになる流れはまだ続いていますが、どうやら他の変化が本命であり、こちらは相変わらずでおとりの役割が大きい様子です。本命のイベントの後にこちらには続きの自然の動きが演出されて、ここに解析を書き続けることになる様に感じています。
 彼らは偽善の側の意図した地震には地震で答えていますが、今回のテロには何らかの別の手段を講じるのではないかと思います。台湾のミサイル誤射を止められなかった様に、ダッカのテロも止められる物ではなかったのでしょう。双方とも地震で止めるには一般人への被害が大きくなるだけだったと思います。
 1日の台湾の地震ですが、この震源の緯度は23.9度でありダッカにおけるテロの現場との緯度のずれは約11kmしかなく、0.1度で震源位置を公表している誤差約10kmと同レベルです。テロの始まりは1日の午後9時であり、地震はこの6時間半前に起こされています。台湾のミサイル誤射だけでなく、ダッカのテロも事前に認識しているという情報を伝えたかったのでしょう。すみませんが意図の解析が遅れました。
 緯度についても解析したところ、震源地とテロ現場の差は31.9度でした。32度丁度に対して約0.1度であり誤差は同レベルの10km程度です。32は遺跡に頻出する数値であり、例えばギザのピラミッドの距離936mx32=29952年の伴星周期に出てくる計数です。ここでは遺跡の示す情報との関連を表す物になると思います。
 明日の4日は新月で、米国の独立記念日でもあります。大きな市場の休祝日に経済を動かすのはよくある事です。経済以外にも自公に打撃になるニュースであれば何が起きても良いのですが、変化のない今のままでは選挙での逆転は難しいでしょう。可能な準備をして変化が起きるのを待っています。

ダッカのテロについて
 テロの死者の内訳が判明したことで、イスラム国と宣伝されている犯行声明に疑問を感じていました。イタリア人9人、日本人7人が20人の死者の中でも多かったのです。キリスト教としてのイタリアを狙うにしてもEU内部の力は強くありませんし、反イスラム国の連合を組む日本というにしては、日本の具体的な動きはまだほとんどないはずです。
 調べてみると、バングラディッシュの警察当局はイスラム国ともアルカイダ系テロ組織とも特定出来る情報を流していません。バングラディッシュは長期政権が続いて腐敗が進んでいるのか国民の反政府の感情の強い国でした。
 その原因になっているのが、劣悪な労働環境による国民からの搾取です。誰の目にもひどいと映るのは、以下のニュースです。
 2013年4月24日、バングラデシュ・ダッカ郊外にある縫製工場ビル「ラナ・プラザ」が倒壊。死者1,100人以上、負傷者2,500人以上もの犠牲者を出す大惨事となりました。
 政府が国民を貧困から救い出せないことにはたくさんの理由があると思います。この事件に関連してはイタリアの繊維資本、日本の繊維資本のバングラディッシュへの進出がそれなりに強く影響しており、労働環境の法制が未整備である事を利用した外国資本がバングラディッシュの国民を搾取していると言える物だったのでしょう。
 これに立ち上がった国民の武装勢力が外国人を主要な標的にしたテロを起こしたと言えるでしょう。コーランを暗唱出来ない者を殺したとニュースにも流れている通りであり、バングラディッシュに進出している国際資本がターゲットと言えるテロでした。
 バングラディッシュの警察当局が今後どの様に情報公開を進めるのか、疑問は残るところです。犯人はダッカの私立大学の学生だったとされており、海外でのテロの訓練を受けた者達とは異なります。それでも政府当局にとってはイスラム国やアルカイダ系の組織である方が都合が良いでしょう。自分達の国の腐敗に目が行かない事になるからです。
 国連も安保理がイスラム国の犯行声明を元にイスラム国に責任を求める声明を出しています。米国、フランスはイスラム国のテロに振り回されており、イギリスも恐れを抱いています。この状況では現実を確かめる前にこの状況になるのは仕方がないでしょう。彼らの中にいる戦争を望む人々は当然の様にこの情報を流すのです。バングラディッシュの当局と利害も一致しています。

 台湾の地震からダッカのテロを予想させる部分にも一般の方には分かりにくい部分があると思います。こちらにとっては数値の指定や時刻の選択など意図は明確ですが、この種の統計的な積み上げを見ないと納得しにくい所でしょう。先史文明の遺跡における数値の組み込みが受け入れられにくい物である事と同じです。先史文明の遺跡は70カ所を超えて統計的に評価し証明しているので、この数字を見れば遺跡である事には反論がしにくいでしょう。
 数少ない数値で無理して複数の情報を伝えると、最重要な物には精度が保てるのですが、2番目、3番目になるにつれて何を強調しているのか判断が難しくなります。その為に既存の数値の組み合わせなど様々な工夫が見られています。
 日本とのつながりは富士山の引き起こした地震であるという点で十分でしょう。ユニクロを始めとする資本が進出しているダッカです。ブラック企業のリストに名を連ね批判の多い企業です。バングラディッシュでも人権の尊重など上手く出来ないない事が容易に想像出来るところです。これが理由でJICAの職員が犠牲になるのは日本人として本当に悲しいところです。
 イタリアをどの様に指し示すことが出来るのか、ここには工夫があるはずです。すぐには理解できず、数値の組み合わせに試行錯誤をしていました。
 まず台湾の地震の経度と緯度です。
東経122.3度北緯23.9度
 これを加えると146.2度となり、146.1に誤差が1です。1461は暦の数値でありソティス周期です。365x4+1=1461です。
 続いてイタリアですが、北部の都市が繊維産業都市でした。これらの都市の緯度と経度を検討しましたが上手く見つけることは出来ませんでした。
 発想を切り替えて、イタリアでの地震を探しました。すると6月23日にM4.2の地震がイタリア北部で起きています。
東経9.95度北緯44.09度
 これを加えると54.04度です。0.1の誤差を考えると54と見なすことが出来るでしょう。
 54は2倍して108であり、216、432、となり4320x7=30240と伴星周期につながる値になるのです。台湾地震とダッカの経度の差が32で伴星周期が使われていましたが、ここにもその数値が使われており、関連を表していたのでした。
 こじつけと言われることは承知しています。この種の統計的な一致をたくさん見ても、数が少ない間はまだ偶然の余地のあるレベルの一致だからです。それでも7月1日のテロの8日も前にこの地震を起こし、後からダッカのテロとの関係が分かる様にしているところは、台湾の地震と同じなのです。テロを監視が出来ていても止める事は出来ないと言う状況を表して伝えているのです。そして、イギリスのEU離脱の国民投票の日を選んでおり、その結果の影響として起こされるEU向けのテロでもあるとしているのでしょう。
 流されるニュースの意味を考えてほしいという自然の意図と判断し、ここまでの解析を載せることにしました。

 この事件に関連して個人としてのコメントも載せておきます。ニュースの意味の延長線上にある物です。
 バングラディッシュ当局の腐敗の問題も大きな物ですが、国際資本の労働者搾取も同様に大きな問題です。2013年に大きな問題を起こしながらも、労働環境に改善が見られず搾取が続いたことが、このテロの大きな原因にあると思います。
 2013年4月24日、バングラデシュ・ダッカ郊外にある縫製工場ビル「ラナ・プラザ」が倒壊。死者1,100人以上、負傷者2,500人以上もの犠牲者を出す大惨事となりました。
 この事故を経て工場の安全性に国際資本有志の査察が行われたのとのことですが、査察は工場全体の半数にも届きませんし、労働時間などの劣悪な部分にメスが入るわけでもありません。目立った問題の一部に対処したのみでしょう。そしてテロの原因になった国際資本による搾取を法的に助ける政府の側の問題には、手がつけられていないのでしょう。
 日本で昔現地生産と言えば、米国に日本の自動車工場が進出するときなど、現地の人々のことを考えて進出しており、労使の関係を日本の様に構築しているところまでありました。タイに日本の自動車関連の企業が進出していますが、ここでは昔から現地の人々のことを考えているので、大きな摩擦が生まれなかったのでしょう。
 これに対してバングラディッシュでは、国際資本が昔から進出しており大英帝国のインド支配の流れを汲む搾取が大きなビジネスになっていたのでしょう。現地の人々の恨みを買う状況が今でも法律に反映されているのでしょう。
 似た例になるのが中国の資本進出です。中国が石油の開発をする場合の例として本に書かれている物ですが、中国は衣食住の全てで現地の人々に全くお金を落とさずに、自分達だけで利益を独占する事業を展開するのです。現地の人々との間に争いが絶えず、多くの中国人が殺される状況が起きているそうです。ダッカのテロと変わらないと考えて下さい。
 現地の人々を鉱区から追い出して自分達の利益を追求しているのでしょう。廃液など本国同様に垂れ流しであり自然を破壊して現地の人々が生活出来なくなることなど意にも介さないのです。これでは大きな摩擦から殺人、紛争に至るまで大きな問題を起こすでしょう。実際に石油だけでなく、鉄道の輸出にも大きな支障を来し始めており、国際プロジェクトがことごとく失敗に追い込まれ始めています。

 国際資本とはこの同種のひどいことを昔から各国で展開しており、現地の人々との間にもめ事を起こしながら現在に至るのです。発展途上国の未整備の法律と、腐敗した役人に賄賂を使うことで成り立って来ているビジネスが実際にあるのです。ひどい物になると国連を通じて国際資本が資金を拠出して、失敗するプランを押しつけることまでするのです。プランを正しく理解出来ない途上国に大きな負債を負わせて、その後の事業支配を上下関係の成り立つ搾取可能な物に仕立てるのです。普通の方には信じられないかも知れませんが、国際連合を通じたビジネスには戦勝国の軍事力による支配という物が根底にあり、この軍事力によるビジネス支配に国際社会は苦労してきているのです。
 恐らくですが、ユニクロのビジネスは国際資本を参考にしてぎりぎりの利益を追求していると思われます。海外進出において現地の人々のことを考えて時間と資金を投入してきた他の産業とは異なるのでしょう。国際資本としての倫理なき利益至上主義であり、発展途上国の未整備の法律と、腐敗した役人に賄賂を使うことで成り立って来ているビジネスその物なのかも知れません。
 これでは現地の人々の反感を、中国の独占ビジネス同様に買うことになるでしょう。日本人が国際資本はこの様な物だと開き直っても、現実に現地の人々の反感を買いテロまで起こされるほどひどい労働環境を続けてきているのでしょう。背景にはインドに定着していたカースト制度と、イギリスの身分制度である差別が問題としてあるのです。劣悪な環境が無理強いさせられてきた歴史的背景を抜きにして、改善は語れないかも知れません。

 JICAなど外務省も含めて、この様な状況など考えることもなく自分達の事業を展開しているのでしょう。JICAの事業にも関連する企業の利益が優先される仕組みがあるので、リスクに対する感覚が鈍いのだと思います。中国のビジネスの現状は有名な物だと思っていますので、この比較でバングラディッシュの政情不安を観察していれば、もう少し進出をためらう部分が生まれていたかも知れません。テロはバングラディッシュで増えていたと聞いています。
 テロと言えばすぐにイスラム国やアルカイダにされてしまうのですが、ダッカのこの事件の背景には、国際資本の搾取という物への抵抗が強く感じられます。日本が経済成長を始めた頃とは異なり、国際資本の倫理なき利益追求をむき出しで行う経営者も日本に誕生しているのでしょう。一部の欧米の搾取のビジネスが日本にも入ってくる様になった結果でもあるのです。和を尊い物と考えた古来の人々とは異なり、基本的な人権を越えて差別による利益を追求するのが当然と考える人々なのでしょう。
 古くはイギリスでさえその国民が資本に搾取されており、長い戦いの歴史を経て現在に至ります。人権を無視するビジネスの国内展開が無理になって、植民地でのそれを追求し、その残りかすとも言える物が現在でしょう。長い歴史のある物ですが、軍事力と経済力の力関係でこの様な状況を続けることはもう無理になるのです。
 ダッカのテロはイスラム国との争いではなく、国際資本の倫理なきビジネスが問題です。自分達だけの利益を求めるこの部分に光が足らない様にする為に、戦争でさえも利用されるのです。国際資本に都合の悪いニュースは流れないという現実に、日本人も目を覚ますときなのでしょう。

 これまでの意図をまとめます。6月24日以降で以下の流れで自然は意図を明確にしてきています。
24日 台湾東方沖M6.1地震で蔡総統の外遊出発日にクーデターの警告。この日イギリスがEUより離脱する事が国民投票で決まった。偽善との争いが激化する始まり。
25日 樽前山の起こした3つの地震で、苫小牧東部の断層地震の被害への警告、苫小牧でのCO2貯留実験の停止を求める。
26日 タジキスタンと中国の国境付近のM6.4地震で、こちらの情報の立ち上がりへの邪魔をする地震。(4月14日のミャンマー地震M6.9と同じ意図です。マグマ溜まりの噴火と地震のメカニズムを科学として情報公開しようとしていた所に、プレート型地震を起こされました。)
27日 福島沖M5.8と新潟沖M4.4地震で上記地震のプレート運動の影響を受け流し、同時に長岡のCO2貯留実験を批判し回収を求める。原子力発電所のリスクも同様に警告している。(4月16日以降の熊本地震の発生に相当し、当時はこの地震を利用して台湾地震への準備を始めています。)
28日 台湾東方沖M4.7地震でクーデターの実行日への警告。
29日 意図は特になしで、こちらが意図の解析と地震の連鎖メカニズムに間違いを見つけた日。桜島でごく小規模な噴火あり。事前の群発地震の規模に似合わず、新燃岳の噴火を促す意図?
30日 三陸沖のM5.2地震で、予想以下の地震でこちらの解析の問題点への対処を促す。新燃岳の噴煙の活性化が起きて、分かりやすい情報公開への期待を抱かせる。
7月1日 1)伊予灘のM4.3の地震により、中央構造線上にある伊方原発の立地の問題を提起する。
 2)この日の午前に台湾で起きたミサイル誤射の後に、台湾付近でM4.7地震の地震が起こされている。台湾軍部の抱えるクーデターの問題を世界に明確にして、外交に緊張が走ることを警告している。ミサイル発射を止めなかったことで、警告と情報の伝え方に配慮がある事が明確になった。
 3)ダッカでテロが起きる6時間半前にこの台湾地震は起きており、震源地の北緯とテロの現場の北緯は誤差範囲の10km程度のずれであった。(経度は32度に対して約10kmの誤差。)テロが起きることを警告出来る事を表していた。テロもクーデターも準備状況を監視出来ている事が明確になりました。震源地の数値が情報を持つのは、CO2貯留実験と原発への警告時に明確になっています。
 4)ダッカのテロに関連して台湾を指し示した日本だけでなく、イタリア北部も6月23日の同地の地震で指し示されていた。死者の多い国を指しており、国際資本の搾取ビジネスを警告している。国連の警告と国際資本の伝えるニュースとは異なり、イスラム国のテロとは考えていない事を示す。
2日 桜島の爆発的噴火。意図はまだ不明。