先史文明の教える失われた惑星と2つの争いへの償いと和解2 8月4日 8月6日追記

 ティアマトと彗星の構図の説明をしたいと思います。ギザとテオティワカン、カルナック神殿の部分までは既に説明しており、詳細な数値はイラストかこの文章の最後に載せたいと思います。

アブシンベル神殿
 この神殿では太陽の伴星と思われる湖へ注ぐ池が3個並んで準備されています。この中では冥王星の近日点距離が29.57AU、小惑星ケレスの遠日点距離が29.78AUと似ていることに加えて、ティアマトの重力の3倍が29406Nと少し離れている部分を利用しています。この構図は他でも利用されていました。
 池の中央はティアマトで、彗星と重ねることで、ティアマトが二つに割られる様子を表現するだけでなく、小惑星ケレスと冥王星に分離したことも表しています。
 彗星の尾の途中には堤防があり、ここには4604のティアマトの公転周期年と、29952があ重ねられていました。この時期が伴星の接近時である事を表しています。

バビロン
 バビロンでは二つの池の組み合わせで数値を表現していました。この分は8月3日の地の声に教えられなければ、位置の特定も数値の解析も難しかったと思います。
 イラストに載せた彗星を表す池の集団とばらばらになったことを表す池の集団以外に、ユーフラテス川沿いに池が作られていました。この池には中央に島があり、解析を促してはいましたが少し離れた場所の彗星とのつながりは分かりにくい物でした。
 この表現は(166.2度+150.08度)x15=4744.2となって、ティアマトの会合周期です。これら以外はイラストに載せた池の位置の和で得られています。
 彗星の先端位置には和ではなく、ティアマトの質量と、冥王星の質量が倍数を伴って指し示されています。この構図における彗星表現が意図された物であることを明確にしていました。

ナグプール
 ここはアブシンベル神殿によく似た構図ですが、周辺にも大きな人工池が多く、それぞれに惑星を表していました。
 今回のイラスト以外にもまだ表現が残されているかも知れません。池がティアマトを表し、その周辺の北側にサークルや塀に囲まれた敷地が残されており、それぞれ小惑星ケレスと冥王星を表していました。

ジャムナガール
 解析を始めた頃から不思議な構図の池であり、何かを伝えようとしていることまでしか理解できていなかった場所でした。
 ここでは中央の楕円の池がティアマトであり、池の直径で公転周期が表現されていました。ここから道でつながった東側の行き止まりが冥王星であり当時の月、さらに今の小惑星ケレスの組み込みです。
 北側の道の途中にも冥王星があり、これは現在の冥王星であると思われます。
 ここでの不思議はティアマトを二つに割っている部分です。角度が少しあるので、割れてゆく様子までを表現した物なのか、今後の同種類の情報に解析が必要になっています。

新疆ウイグルのウルムチ
 ここにも解析を始めた頃から気づいていた不思議な池の構図がありました。さすがに状況を知ってからこの構図を見ると、すぐに状況が理解できる工夫のある物でした。
 イラストには赤い山脈が彗星を表すと書いていますが、この彗星の尾を追いかけると、グーグルアース状では曲がりくねって長い軌跡を残しています。人間が人工的に動かした物である事を表現したかったのかも知れません。
 池は複数存在しますが、イラスト中央にある月とティアマトを表現した大小二つの池については、その堤防の隣にサークルが残されており修飾もされていました。ここには小惑星ケレス、ティアマト、冥王星の情報が組み込まれています。
 普通に見てもこの東側にある二つの池は、赤い山脈によって割られているので彗星の影響である事を表現した物である事は間違いないでしょう。
 そこから飛ばされた冥王星には彗星とのコースの差が表現されており、これは冥王星の公転面が太陽系と17度という大きく不自然で安定しない軌道にある事までを表している様です。
 工夫が多く、その分情報の多い遺跡でした。当時の人々の思いが伺われます。

ラオスのファザラング
 ここにある構図は、受精卵を表しているのかと思っていました。正直な所、1000万年前に遺伝子操作で人間を作り出しているので、この種の表現にも他に探すべき解析対象を感じています。実際にバビロンの粘土板には良く似たものが描かれており、オカルトにされてしまう部分ですが探せば他にも出てくる部分だと思います。
 この構図の精子に当たる部分のしっぽが彗星の尾に当たります。どう見ても精子の方が相応しいので続きの仕事を表現されているようでやれやれですが、ここではまず、彗星としての説明です。
 この構図も予備知識を得てからは、一目見ただけでそのおおよその意味を理解出来る物でした。半分に割れたティアマトと彗星の構図でした。
 ティアマトの月と小惑星ケレスは池の中央の島になります。ここから東にある半円が割れたティアマトです。南側には小さく冥王星の半円が残されていました。
 池全体は恐らくティアマトを表しており、飛び込んで来る楕円の陸地とそのしっぽで彗星を表しています。

大阪の大泉緑地の公園
 大阪にある古墳遺跡の計測中心の北側にある大きな公園です。1461や29834の組み込みまでは確認できていたのですが、池全体で何を表しているのかは、全く理解できなかった公園です。
 この公園もカルナック神殿の予備知識が入った後に見ると、一目で彗星によるティアマトの破壊と分かる物でした。
 構図は分かりやすく、工夫もさしたる物はありませんが、所々に小さな岩というか礎石を埋め込んで情報を正確に伝える工夫をしていました。池に作り込まれる散策道も、これらが位置を教える材料にされています。チベットのポタラ宮同様に、その位置が古の過去から守られていることを表していました。
 ここでは彗星がティアマトを破壊し冥王星と小惑星ケレスに分離したことと、その時期であり伴星の接近年である29834も組み込んでいます。
 二つに割れた部分を表す情報には乏しいのですが、中央の大きな池は彗星の尾に押されて潰れるような構図であり、このまま割られることになると言う状況に見えています。
 日本で一つ目の彗星によるティアマトの破壊の構図は、過去を一通り表現する物にされていました。

奈良の柏原神宮、神武天皇陵と綏靖天皇陵、畝傍山
 日本で二つ目の彗星によるティアマトの破壊の構図は、未来を教える為の情報を組みこまれていました。
 彗星は橿原神宮の南隣の池が中心で、そこから延びる尾は畝傍山全体であり、その中に神武天皇陵と綏靖天皇陵も含まれています。
 組みこまれている情報としては、柏原神宮がティアマトであり、神武天皇陵は小惑星ケレス、ティアマト、冥王星になります。綏靖天皇陵は冥王星であり、小惑星ケレスとの重なりを回避するように配慮されています。
 神武天皇陵における強調は小惑星ケレスであり、人の住む領域としてのティアマトの再生を願った組み込みではないかと思います。同様に見ると、橿原神宮はティアマトであり神の領域です。神社における神の領域には人は立ち入らない物なので、遠い将来になると思いますが、地球を神の領域として聖域化することを表現した物と言えるでしょう。
 神武天皇陵にはその隣に綏靖天皇陵が組み合わされています。この意味も遠い将来冥王星を利用して回復するティアマトの月を作り上げることを意味している物になるでしょう。人の領域である天皇陵での表現です。
 8月4日の西表島付近の地震に教えられたのですが、上記数値を伝える藤原京の計測中心である黒塚古墳は、畝傍山への組み込みに加えて伊勢神宮へも小惑星ケレスの数値を組みこんでいました。ティアマトの再生に関連して自然を再生する部分での協力をして頂けるという事の様です。協力協調出来るでしょう。
 日本の二つの構図は、過去と未来を表現しており、人々の進むべき道を表して伝えるように配慮され残された物でしょう。

 続いて、アブシンベル神殿を通り地球を半周する直線に教えられた年表を説明します。これまで曖昧であった部分が明確になっています。
 グリーンランド海極時代の遺跡であるサクサイワマンとバールベックは、今に残る構造物を残しています。この2カ所を利用する事で、他の遺跡の配置を工夫することにより、様々な情報を遺跡に組み込んだのでした。これまでに見てきた多くの惑星と、過去の問題の情報がなければ全体像が分からない物でした。
 サクサイワマンとバールベック以外の多くの遺跡は、現代の私たち向けに位置を調整し準備された遺跡でしょう。元からあった遺跡もあるかも知れませんが、広大なインドには文明の痕跡も数が多いでしょうし、当時の陸であり今は温暖化で海になっている側にも多くの都市が存在していたでしょう。
 アブシンベル神殿を通る82.22度の直線と、この直線との間に角度を調整されて情報を伝える遺跡は、新しく大きな主要な遺跡群でした。
 始まりは約1000万年前の遺伝子操作による人類の誕生です。その後の火星への入植から、その理由を推定することが出来るように数値の組み込みがありました。

1)79050年
 火星に入植。トバ湖の破局噴火とニュージーランドの北の裂け目の候補地(以下NZN)の地殻変動に備えると言う名目だと思われる。
2)78360年の戦い
 NZNの対策、トバ湖の破局噴火、ティアマトと地球の重力制御による巨獣の排除を巡って、テオティワカンは止める側、エジプトは推進する側で戦い、エジプト側が勝利した。
 トバ湖の破局噴火で核兵器の放射能を処理することが出来るので、双方またはエジプト側は、問答無用で核兵器を使用したと思われる。その後隕石爆弾でトバ湖の破局噴火を誘発し、自分達はしばらく火星に作った植民地に退避した。
 数~十年後に地球の状況が落ち着いてから、戻ってきたと思われる。
3)59668年前の戦い
 テオティワカンの存在もある程度回復しているが、地球とティアマトの重力操作には協力する事にされていたと思われる。自然はこれに従うしかなかったと思われる。
 そのために彗星を利用したが、一部の者の操作によりティアマトは破壊され、地球は周期変動だけでなく極移動まで起こされている。
 この時に再び核兵器で争い、サクサイワマン周辺、アスクム周辺、バーミヤン周辺、ポタラ宮周辺にある2km以上の高地へ退避を余儀なくされている。
4)29834年前の戦い
 残された人々の再度起こした文明は、過去の歴史と技術を引き継いでいるが、一般市民は新しい宗教支配がもたらされただけで過去を何も知らされていなかった。
 文明はティアマト破壊を是とした人々の末裔と、反対した人々の末裔に別れて争った。結果再び核兵器を利用して滅ぼし合い、隕石爆弾の津波でそれぞれが滅びたと思われる。
5)29834年前の直後
 先史文明時代の自然との合意がこの頃にあったと思われる。伴星の影響のある時期に合意があったと見られ、伴星電流を利用して極移動と自転周期の修正を今の暦と位置に合わせている。ある程度の噴火も伴っており、放射能の掃除をしてもいるはず。
 以後、偽善の側の存在を地球に引き込み争いを12660年前より再開し、現在に至る。NZNの地殻変動の問題と、トバ湖の破局噴火の次はイエローストーンの破局噴火の問題が明確に組み込まれて残されている。

 今回の組み込みでは、これまでに明らかになった惑星の関連の組み込みに加えて、12660年前の彗星の墜落と、NZN、トバ湖、イエローストーンの組み込みを調べています。これらを組み合わせることで、この時期に何が起きて現在に至るのかを教えるようにされていました。
 これまでの概要はここに書いたレベルです。この詳細は旧約聖書の暗号を解いてゆくしかないでしょう。多少遺跡にも教えられると思いますが、暗号で明らかに出来た部分を遺跡で確認するような状況になると思われます。
 どうして火星に入植する必要があったかを調べたのですが、この時期に組み合わされていた物が、12660の彗星墜落、NZN、トバ湖、そして9802と9806の重力でした。当時の人々は進んだ科学力でトバ湖の破局噴火とNZNでの亀裂の発生による地殻変動が起きることを予想していたのでしょう。
 恐らくですがトバ湖の破局噴火が近いので、同時にNZNの地殻変動を起こして環境リスクを重ねて一度でやり過ごすことを考えたのかも知れません。同時に地球とティアマトの重力の操作をする事で、巨獣・恐竜への対処を準備していたのでしょう。
 破局噴火が起きると、地球環境は大きく変動します。以下イエローストーン噴火に対するwikiからの抜粋です。

 イギリスの科学者によるシミュレーションでは、もしイエローストーン国立公園の破局噴火が起きた場合、3 - 4日内に大量の火山灰がヨーロッパ大陸に着き、米国の75%の土地の環境が変わり、火山から半径1,000km以内に住む90%の人が火山灰で窒息死し、地球の年平均気温は10度下がり(場所によっては12度)、その寒冷気候は6年から10年間続くとされている。

 トバ湖の破局噴火でも状況は似たものだったでしょう。この始まりの数年間を火星でやり過ごせば良いのであり、地球の1/3程度の低重力の影響を短い時間に限定することで再び地球に戻るときの影響を少なく出来るでしょう。
 こちらの考えるこの状況の利用ですが、この時に異なる意見の存在への核兵器による攻撃を行えるチャンスとみたのでしょう。放射能をトバ湖の吹き上げる大量の火山灰がある程度浄化してくれるの、核兵器の利用に対する心理的な抵抗を大きく低下させたのでしょう。敵を滅ぼすだけで自分達は避難する場所を確保しそれを実行するという状況です。
 実際にこの様にしたのかは改めて別の手段で確認する必要のある所ですが、遺跡に組みこまれて残されている情報からは、この可能性を高く感じます。攻撃を始めたのはエジプト側であり、テオティワカン側も抵抗して核を使用したのではないかと思います。

 遺跡にはこれに関係の浅かったサクサイワマンと、バールベックの構造物が残されています。双方ともグリーンランド海極に建造物を向けているだけでなく、当時の暦の数値を遺跡で表現しています。この可能性が高いでしょう。テオティワカンに加えてギザ、カルナックを始めとするエジプトでも構造物が残らないほどの被害を出したのではないかと思われます。
 自然は争う人々に協力する姿勢ではなく、トバ湖の破局噴火は隕石の墜落による誘発の噴火であった可能性を感じます。ここに12660年前の数値を組みこむ理由をここに感じざるを得ないのです。自然にとってはこの種の破局噴火をいつ起こすかは、ある程度柔軟に扱える物でしょう。大きければ大きいほど、万年単位の調整が可能であると思えます。これはイエローストーンの噴火が約60万年単位に繰り返していることからの想像です。
 エジプトの人々はここまでの準備をしてある程度の人が火星に避難し、テオティワカンの人々にも避難を勧める中で核戦争に突入していったのではないかと思います。その後争いの結果を見て、トバ湖の破局噴火で放射能を洗い流したのでしょう。
 ここまでが78360年前の戦いの流れです。その後地球に戻ったエジプトの権力者は自分達の望む支配を続ける事になったのでしょう。彼らはNZNの地殻変動までは望まなかった様子です。今に至る状況であり、AD4160年までに日本での中央海嶺の誕生により、穏やかに地殻変動を進めて他の惑星への退避が必要なく進められるようにしているようでした。

 続いて59668年前の戦いですが、ここで地球とティアマトの自転周期を調整し、重力を強めることで巨獣と恐竜の数を減らすことを目的にしていました。太陽の伴星の電流を利用する必要があるので、伴星の接近する時期を待っていたのでしょう。この時点ではテオティワカンの存在達も地球とティアマトの重力強化には、反対できなかったのでしょう。力の支配の問題です。
 一部の権力者達が火星に避難し、それぞれの惑星を彗星を利用して自転の操作をする段階で反乱が起きたと思われます。一部の権力者が自分達の力を誇示することと、敵の権力者を減らすチャンスと考えたのでしょう。ティアマトを破壊するのみならず、火星もティアマトの破片を用いて大きく破壊したのでした。火星に残る破片の衝突痕からは、人間の生き残れないレベルの地震と地殻変動が起きたことは想像に難くありません。
 彼らはテオティワカンの勢力を恐れる部分を残しており、自転周期の操作に加えて極移動も起こしたのでした。テオティワカンエリアを極寒の地に変えることで、その後の勢力の盛り返しを防いでいる物でしょう。

 78360年の戦いではエジプトがテオティワカンに勝利していますが、この時には反乱を主導した一部の者が、この地の支配を奪い取ったことになるでしょう。自然も人々も彼らを恐れる事になる結果でした。恐らくメギドの丘での核戦争を始めとしてこの時にも核は使われており、その後の火山の噴火で放射能を回収しているのでしょう。自然も放射能には困るからだと思えます。
 地球では強まった重力に対応する為に、高地への避難が起きたと思われます。サクサイワマン周辺、アスクム周辺、バーミヤン周辺、ポタラ宮周辺には惑星の数値が向けられており、加えて今の文明においてはアスクムはキリスト教の隣人愛、バーミヤンとポタラ宮周辺には仏教の慈悲の心が残る様にされています。この部分は29834年前に考慮された物だと思いますが、過去の文明に足りなかった物を学んだことを表しているのでしょう。

 関連してこれまで批判してきた部分のあるヒンズー教の聖典バカバド・ギーターですが、やっと状況を理解する事が出来ました。結果を憂うことなく行為に没頭する必要があったのは、78360年前のエジプトの権力者の人々でしょう。当時の行為を正当化する部分が残されたのがこの聖典の物語でしょう。
 その後の想像を絶するティアマトの破壊を経て、慈悲の概念が宗教に生まれたことも私たちの歴史の現実に感じられるようになりました。これに対する支配の宗教には争いが組み込まれており、慈悲の必要性も低くされているのです。支配の思想も同様でしょう。
 支配を求めない宗教は、過去の人々の価値観を表しているというこれまでの予想に答えの出た部分でした。新しい価値観は現在私たちが作り上げているのであり、神という宗教に導かれて作り上げる物ではないのでしょう。私たちを支える存在達と、支配を求める存在達の違いもここに明確に現れていました。当時から支配を求める存在達とこれを利用する一部の人が、様々な問題をこの社会にもたらして来たのでしょう。
 その後人々は当時の身長が4m前後から2m前後へと小さくなる変化を高地で享受したと思われます。高地の低圧の利用はこの変化を助けたでしょう。

 年表の最後は29834年前の戦いです。ここではエジプトの文明が二つに分かれて争った部分を残しています。恐らくアジアのムーと呼ばれた文明とヨーロッパ・アメリカのアトランティスと呼ばれた文明の争いになっていたでしょう。
 この時代にも一般の人々は、科学一般を教えられていなかったでしょう。一部の権力者のみの道具であり、多くの人々は宗教により強く支配されていたと思われます。
 この当時には仏教が生み出されており、慈悲の心を重視する文明がアジアで広まっていたでしょう。他方には当時の内容で暗号を組み込む改竄をされる前の旧約聖書による神の支配の宗教が存在していたと思われます。
 ここで何を争ってお互いが滅ぶ必要があったのかはまだ明確ではありません。隕石爆弾の利用で大津波が太平洋側を一掃したと思われ、その後には核戦争も続いてお互いを亡ぼしたのでしょう。火山の噴火も続いて過去の繰り返しです。
 ここでもNZNの地殻変動と、イエローストーンの破局噴火は争いの原因になれたでしょう。伴星の電流を使える時期に争いが起きているので、この当時も地殻変動と破局噴火が問題であった可能性は高いでしょう。この地の自然が起こす地殻変動と破局噴火であり、これを支配に利用する部分は変わらなかったのでしょう。再び反対する者達を滅ぼすことで、支配の強化を目指した結果、双方が滅んだ物でしょう。

 当時は自然も人間達の文明を滅ぼす部分では何らかの動きをしていた事でしょう。
 その結果と思われるのですが、この崩壊の後に今の善の側の権力者と自然との間に協議が行われて、次の地球の自然と文明をどの様にするかを話し合ったと思われます。
 当時の人々は今と比較すると慈悲や寛容に乏しく、他者を尊重する隣人愛にも乏しかったでしょう。これらは過去から続いてきた階級社会、宗教支配の社会の弊害だったでしょう。アスクムにはキリスト教の隣人愛、バーミヤンとポタラ宮周辺には仏教の慈悲の心が残る様にされている部分には、この問題を感じざるを得ないのです。
 遺跡には私たちが向きあうべき2つの問題がこの時から表現されています。現在の支配の宗教を生み出したカーバとローマには、過去の歴史からのつながりが少ないのです。イエスの隣人愛の教えを神の支配の宗教に変えたローマの権力者とペテロとパウロには、自分達が支配の宗教を広めている自覚があったでしょう。
 これに対してカーバ神殿では、あの世を通じた宗教が伝え残されています。当時の人々にとって宗教が戦争の勝利と利益を導くのですから、これに抵抗することは難しかったでしょう。支配の宗教にあの世が関与する部分を教えているのです。あの世には過去この地の支配に協力してきた存在も、平和を願う存在もいるのです。嘘で人々を支配する部分に向きあうことが必要であると伝えているでしょう。
 過去の3回にも及ぶ争いと破滅は、一部の権力者が起こした物である事を遺跡は物語ります。未熟な文明の人間として争いしかなかった部分は78360年前だと思われますが、その後はこの争いを繰り返す様になってしまっています。

 もしかしたら1000万年前に遺伝子操作をして現在の人間を育てた人々は、ティアマトと地球の二つの惑星を利用した部分に、文明進展による破壊のリスクを考慮していたのかも知れません。一つしかない物を破壊してしまうと何も残らないのですが、二つの内の一方が失われると、そこから人々が学ぶと期待したのではないかと思えるのです。ある種保険の概念です。
 これに答えられているのは、今の時点では、人間達ではなく自然の存在達でしょう。人々は今も変わらず核戦争への道を進んでおり、一部の権力者は自己の利益を求めるのみで文明の崩壊を起こしかねない状況です。
 自然の存在達はあの世からの制御が主体なので、あの世にある過去の歴史との継続性が明確です。私たちよりも過去から学んでいるのでしょう。
 これに対する私たちは、輪廻転生でこちらの世界に来る存在です。記憶の連続性は全くないので、過去の歴史を簡単に忘れて、自分の目先利益を求めるだけの状況に陥りやすいのでしょう。これを様々な存在達に利用されているのが今の私たちです。

 もちろんこの状況も予定された利用すべき物であり、人間の抱える民主主義の問題に解決を求める為の物でしょう。一部の権力者が自己の利益を求めて嘘で人々を支配するのです。他者を顧みず自己の利益のみに執着するので、結果として地球環境の崩壊を招きかねない所です。私たちが過去を忘れやすい部分をここで利用されており、この社会の問題が顕在化するようにされているのです。
 この状況から人々か地球の過去を知る事になれば、支配の宗教の問題にも、一部の権力者の嘘による支配の問題にも、向きあってゆく事が出来るでしょう。そうしなければ自分達の生を保つための地球環境が破壊されてしまうからです。
 自然の側にはNZNの地殻変動に加えて、イエローストーンの破局噴火の問題も残されています。人間達が自分の問題に向き合えるように、これらの問題を利用してくる可能性を今後に残しています。地殻変動は穏やかな物に変えられると思いますが、イエローストーンをどの様にしたいかは彼ら次第でしょう。人間の協力によりこちらもある程度穏やかな物に変えられると思います。
 この問題に向きあった後に、長い時間をかけてティアマトを再生し、人間と動植物の繁栄できる星の種を、この地球に聖域として残す事になるのでしょう。先史文明の人々と自然の存在達はここまでを計画して、今の私たちに未来を託したのでしょう。

稲生雅之
イオン・アルゲイン

年表のイラストはこれからです。こちらの完成を待って、続きの記事を書く予定です。