失われそうな日本の主権を懸念するプーチン大統領と戦争を望むタイタニック安倍号 3月16日

 2018年の9月12日にこちらにとって大きな驚きになるニュースが流れています。以下そのニュースです。本日はこのニュースの意味が一部明確になる続きのニュースを紹介します。

2018年9月12日のニュース
 ロシアのプーチン大統領は12日、安倍晋三首相に対し、両国が年内に平和条約を締結することを呼び掛ける予想外の提案を行った。

 同大統領はウラジオストクで開催された東方経済フォーラムで、安倍首相も登壇していたステージで聴衆に向けて、「われわれは70年にわたり交渉してきた。安倍首相は、アプローチを変えようではないかと提案してきた」とし、「私の考えはこうだ。平和条約を、今ではないが今年が終わる前に、前提条件を付けずに締結しよう」と語った。

 同条約が、ロシアと日本が対立を解消する方法を引き続き協議する土台になるだろうとプーチン大統領は述べた。安倍首相は直ちには応答しなかったが、聴衆は喝さいした。

 プーチン大統領の提案を日本政府は歓迎しない可能性がある。両国間には日本が北方領土と呼ぶ4島の主権を巡る対立があるためだ。これが解決しないことが、第2次世界大戦後の終了後も両国間の平和条約締結を妨げてきた。

 ここからこちらが不思議に感じた背景の説明です。2016年にも北方領土の話は出ているのですが、以下の情報が外務省から出されて交渉は進まなくなっていました。

2016年11月上旬
「返還された島に米軍基地を置かないという約束は出来ない」
元外務次官、谷内正太郎国家安全保障局長がロシア側に訪ロして伝えた内容。
2016年11月19日
「君の側近が「島に米軍基地が置かれる可能性はある」と言ったそうだが、それでは交渉は終わる」
プーチン大統領の日ロ首脳会談での対応
外務省の官僚向け極秘マニュアルの内容の推定されたもの
・アメリカは日本国内のどんな場所でも基地にしたいと要求する事が出来る。
・日本は合理的な理由なしにその要求を拒否する事は出来ず、現実にその要求が困難な場合以外、米国の要求に同意しないケースは想定されていない。

 この内容は2017年8月20日に発売された「知ってはいけない」矢部宏治著からの引用です。本当に馬鹿げていると感じる内容に加えて、米軍の前に日本の主権など存在しないに等しいでしょう。
 両国ともこの内容を理解したはずなのに、プーチン大統領は再び冒頭に書いた2018年9月12日の提案を行ったのです。この意味が分からずにここまで来ていました。
 日ロ首脳は11月14日にシンガポールで開いた会談で、1956年の日ソ共同宣言を基礎に、平和条約締結交渉を加速することで合意した。という経過が流れた後に出てきた本日のニュースが、タイタニック安倍号の情けなさを表す物でした。

日経のニュース
日ロ平和条約交渉「テンポ失われた」 プーチン大統領
【モスクワ=小川知世】ロシアのプーチン大統領は14日、日ロ平和条約締結交渉について「テンポが失われた」と述べ、北方領土を日本に引き渡した場合に日米安全保障条約に基づき、米軍が展開する可能性があることが交渉の障害になっているとの見方を改めて示した。15日付のロシア紙コメルサントが報じた。

同紙によると、モスクワで開かれた産業界との非公開の討議でのプーチン氏の発言を参加者が明らかにした。同氏は交渉の経緯を説明。安倍晋三首相が領土引き渡し後に米軍基地を置かせないと約束したとも明らかにしたが、米軍展開を阻む手段はないとの認識を示した。

プーチン氏は非公式に実施した調査で現地住民の99%が日本への引き渡しに反対したとして、地元の意見を無視できないとも語った。交渉を中断すべきではないが、「ひと息つく必要がある」と冷静な議論を求めた。

日ロ首脳は昨年11月に歯舞群島と色丹島の日本への引き渡しを明記した1956年の日ソ共同宣言を基礎に平和条約交渉を進めることで合意した。プーチン氏は「双方が受け入れ可能な条件を探る用意がある」と交渉推進に意欲をみせてきたが、安保問題で譲らない姿勢を改めて示した形だ。世論も引き合いに日本に譲歩を促すとみられる。

 プーチン大統領は日本の政治が、国として約束を守れない部分を明確にしています。2016年の時点では話は立ち消えだったのでしょうが、今回は日ロ平和条約がどうして締結できないのかを明確にする為に動いてきたと明らかにしたも同然です。
 安倍氏の思惑がどこにあるのか、愚かとしか言えない結果になっていると思います。軍産議会複合体のエージェントとしての立場で言うと、上手い事ロシアが日本の責任で平和条約を結んでくれれば、米軍基地を北方領土に作る事に貢献した事になり、その後の紛争と戦争における自分の立場が覚えめでたくなるという物です。
 プーチン大統領は、2016年の状況から、実際にどの様に日本の主権が骨抜きにされているのかを明確にするステップを踏んだのでしょう。外交のステップでもあり、アメリカとの交渉も含まれるでしょう。もちろんアメリカは外交交渉として、プーチン大統領を騙す立場です。外交の世界の嘘駆け引きが展開した事でしょう。

 プーチン大統領は、日本の政府が条約レベルの約束をしても、北方領土への米軍基地の展開を止める手段はないと断じています。日米安保の法関係で日本は国土の利用に関する主権を失っていると明確にしたのであり、現在韓国の文大統領が日本に仕掛けている司法犯罪よろしく、タイタニック安倍号が出来ない約束をロシアに持ちかけて、国レベルを騙そうとしていたと告発するに等しい状況になってしまったのでした。日本国民としては、タイタニック安倍号の司法犯罪行為を法的に断罪する必要が生じたに等しいのです。
 日本の多くの人々は韓国の文大統領の過去の合意を踏みにじる司法犯罪を快く思っていないでしょう。同様にロシアの人々は、現在タイタニック安倍号がロシアとプーチン大統領に仕掛けている司法犯罪と呼べる平和条約に関連する嘘の行為を、認める事などあり得ないのでした。出来ない約束をする行為など、プーチン大統領とロシア国民を騙すのみならず馬鹿にしているに等しいのです。
 彼は中身がないので騙す工夫にも欠けるし、軍産議会複合体の愚かなエージェントであると正体を曝した事になるのでした。日ロ平和条約が結べない最大の理由は、北方領土の帰属に問題があるのではなく、ひとえに日米安保条約が、日本の国土利用という主権を奪っている事にあると日本国民に対して明確にしてくれたのでした。この部分は本当にありがたいプーチン大統領の日本国民を思う情報公開です。

 日本人としては約束できない事をロシア大統領に提案する不誠実な態度を批判すべきでしょう。米軍基地は来るかも知れないけれども、平和条約を結びたければどうぞなのか、それとも米軍の基地を置かせない理由をうそで明確にして釣り餌を垂れたのか、ここは重要な部分ですが、状況は不明瞭です。
 どちらにしても、米軍基地が北方領土に来る事は安倍氏にとっての想定通りであり、ここから生まれる緊張で、北朝鮮の代わりにミサイル防衛などの防衛関係を動かして、軍産議会複合体の望む利権を漁るのみならず、その後の紛争と戦争への道への選択肢を軍産議会複合体に供与する事が彼の望みであり利権になる物であったのでしょう。日本は戦争に巻き込まれるのであり、無駄な緊張の演出と取り込みでした。

 自然と人霊達にタイタニック安倍号と揶揄されている安倍政権ですが、このタイミングでさらにプーチン大統領にも批判をさせている様な物です。日本には領土に関する主権など存在せず、米軍の言いなりであると。主権のない国と平和条約など締結できるわけがないのであり、これを世界に向かって明確にされたのが現状です。
 安倍政権が平和条約を望んでも、米国政府ではなく米軍が勝手にこれを利用して戦争を起こせる状況です。しかも米ロの戦争になれば自動的に自衛隊は米軍の指揮下に入って戦争をさせられるのです。日米安保の条約の関連上安倍政権にこれを止める能力はゼロであり、戦争を始める理由を提供するだけの愚かな行為なのでした。
 彼は平和条約を結んだという名前と、ロシアを騙したという実績と付属する利権のみしか考えていないのでしょう。どうしてこのレベルの低い低い程度の交渉にしか出来ないのか疑問に思える程でした。タイタニック安倍号の名にはふさわしい所です。
 プーチン大統領は、実際に可能であれば、軍産議会複合体を押さえて日本との平和条約を推進したかったのでしょう。日本には軍産議会複合体を支持する者達だけではないはずと言う思いもあったのではないかと思われます。
 この部分は残念な結果ですが、この先の未来においては生きてくる情報公開になるでしょう。

 この記事を書くに際して、読みかけだった「知ってはいけない2」に目を通し、関連する事実関係を再確認しました。
 これまでに法務省が国民主権下にあるべき司法権を不当に奪っている話を書いてきています。ここにある物は司法に関連する公文書を公表させない利益誘導であり、権力者達の嘘がまかり通る仕組みの維持です。伊藤詩織氏のレイプ事件で明確に出来る内容です。
 日米安保の問題は日米合同委員会の記事で明確にしており、砂川裁判の無効化につなぐ必要のある話です。当時の最高裁長官の犯罪行為であり、この種の物が敗戦国日本に蔓延していたと過去を改める時になるでしょう。
 ここに上げた「知ってはいけない2」に書かれている内容も驚愕でした。アメリカの指導の元に岸元総理がCIAの巨額の資金で自民党を維持した事と、その後の政権に対しても同様に対処した事、そして外務省が密約をたくさん隠しているのみならず、米軍の奴隷と呼べるほどに制度を自分たちの利益に染めていた事でした。
 外務省では密約を知り外交をその間牛耳る事が利権という姿です。密約の全体像は日本側では管理されておらず、米側のみが知る状況です。官僚達が管理を放棄し進んで米軍の奴隷になる事で、これで政治家よりも強い立場になるのであり、2010年には当時の鳩山元首相を退陣に追い込んだのです。このレベルの利権を許して良いはずもなく、民主主義を冒涜する愚か者の所業です。ばれないうそと変わりなく自信が強すぎるのでした。この責任は密約奴隷の鎖を愛する外務省を大きく変えるでしょう。
 外務省の犯罪行為も公表が相当であり、砂川裁判の情報公開を進める過程で避けては通れないでしょう。民主主義を冒涜する密約は一通りを公表させないと、彼らの利権がそこに残るだけでしょう。

 相手のある話ですが、ここにある利権はほぼ全てが軍産議会複合体の物でありアメリカ政府としては、911の情報公開が進めばですが、維持など出来ないでしょう。世界からも批判されるアメリカとその道具でしかなかった国際連合の姿が明確になるからです。
 今のタイミングでこのレベルの情報が出て来る事にも驚きですが、自然も人霊達も本当に良く考えてある計画の元に動かされているのでしょう。偽善の側、軍産議会複合体、タイタニック安倍号が困る情報ばかりを集めていれば、当然の様にマークされて長続きはしなくて普通でしょう。福島の裁判には二人ほど工作員が張り付いている感じでしたが、ここもいずれはその様になると思っています。
 動くタイミングを誤ると、情報は消えて行く物も多いでしょう。この点をどの様に考えているのかは不明瞭です。

 こちらも既に記事に書いているように、韓国では文大統領が日本に司法犯罪を仕掛けているところであり、レーダー照射の問題と徴用工の問題などまだまだこれからもめ続けるでしょう。彼は弁護士として司法犯罪をどの様に動かせば良いのかを良く考えて、中国共産党と軍産議会複合体の了解も取り付けて準備していると思われます。
 タイタニック安倍号は、軍産議会複合体に言われるままに平和交渉でプーチン大統領を騙す姿勢に終始したのかも知れません。情けないですが、偽善の側の動きとして情報公開と共に文大統領と仲良く消えてゆく可能性を高めたでしょう。プーチン大統領には天安艦沈没事件における韓国の国防省の嘘を証明する部分で、当時の資料の公開など協力が得られるかも知れないと感じる程です。結果としてロシアと北朝鮮の利益にもなるはずです。
 日本ももちろん相応の協力をするのですが、文大統領の司法犯罪下では不可能に決まっています。加えて日本も同種の権力の犯罪であるJAL123便墜落事故の原因隠しを始めとして、過去の政権の犯罪行為の情報公開と清算を決意表明しなければ、韓国の文政権を批判できないでしょう。タイタニック安倍号にも不可能な事です。
 本来は二つの月の記事を書き上げるところなのですが、この情報も重要であり、タイタニック安倍号を沈没させるべく、ロシアのプーチン大統領が準備してくれたありがたいプレゼントでした。二つの月の記事では自然の力にも触れる事になり、続きで起きてくる予定の自然災害の意味を明確にするでしょう。
 世の中を変える事は簡単には出来ず、一筋縄でも行かないのですが、準備をすればするほど、変えられる部分から変えられるのだと教えている様な状況です。後は変化が起きるのを待つところです。

稲生雅之
イオン・アルゲイン